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最終更新日:2023年5月16日

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平成23年第2回みよし市議会定例会

写真:市長

みよし市長
久野知英

市長あいさつ 

おはようございます。
開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日ここに、平成23年第2回みよし市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとご多用の中、ご出席を賜り、開会できますことを厚くお礼申し上げます。


わが国の経済は、東日本大震災の影響が続いていることから、生産活動が低迷しており、景気は弱い動きとなっています。物価の動向を総合してみると、緩やかなデフレ状況にあります。先行きについては、電力不足による生産活動の停滞に加え、福島第1原子力発電所の事故の影響により、放射線による農産物への影響や、個人消費の鈍い動きから、先行き不透明な大変厳しい状況であります。当面、雇用情勢に厳しさが残るものの、企業生産の改善が続く中で、海外経済はアジア地域を中心とした、回復見込みを背景に、景気の持ち直し傾向が続くことが期待されています。


さて、3月11日の東日本大震災の発生から、ちょうど3カ月となります。あらためてこの地震で亡くなられた方々に深い哀悼の意を表しますとともに、いまだ厳しい避難生活をされてみえる方々に、心からお見舞を申し上げます。 この地震に対する支援につきまして、本市におきましては、見舞金を市民1人100円として、5,825,300円を、全国市長会を通じて送金しました。また、現在も市民の皆さんからの義援金の受付を行っております。さらに愛知県と連携して、非常食などの支援物資の受付や被災地への職員派遣を実施するなど、可能な限り被災地に対して、応援・支援を行ってまいりました。 今回の震災は未曾有の規模で、復興には非常に長い時間がかかるものと思われるため、長期に渡る継続的な支援が必要とされます。特に復興の初期段階の作業は大変多くの力が必要となります。

今後は被災地の復興支援に向けて、民家の軒下からの泥出しや家具の運び出し、炊き出し、救援物資の仕分け、引越しの手伝い、仮設住宅での生活物資の準備など、現地で直接支援する復興支援ボランティア活動の参加者募集を行ってまいります。6月15日号の広報と市ホームページに掲載しますので、市民の皆さまのご参加、ご協力をお願いいたします。 この震災の影響により、中部電力浜岡原子力発電所の原子炉全基運転停止の決定を受け、これから夏場を迎えるに当たっての電力不足対策として、本市におきましても、例年より半月早い「さわやかクールビズ」を5月16日より実施しています。また、節電対策として、毎週水曜日のノー残業デーに加え、今月から毎月1回「一斉定時退庁日」を設けるなど、一層の節電に努めてまいります。


一年の電力需要のピークを迎える夏、節電が大きなカギをにぎることになります。夏の電力不足に対応するため、自動車関連産業が7月から9月の3カ月間、土曜・日曜日に操業することを決定しました。これを受け、本市も期間中の休日保育の拡大に対応してまいります。現在、日曜・祝日保育を実施している天王保育園に加え、きたよし地区のみどり保育園と、なかよし地区のわかば保育園で、弁当持参による休日保育を行ってまいります。また、土曜保育は、明知保育園を除く市内の全保育園で期間中、平日と同じ時間まで延長してまいります。
さらに、小学校1年生から4年生を対象とした放課後児童クラブにつきましても、みどり保育園と、わかば保育園で土曜・日曜日の受け入れを行ってまいりますので、議員各位ならびに市民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

さて、東海地方の梅雨入りも、昨年と比較すると2週間早く梅雨入りしたようで、これからは集中豪雨や台風による災害の発生が危惧される時季を迎えます。 去る5月29日に、水害応急対策活動の迅速化と水防体制の確立、そして防災意識の高揚を目的とした「水防訓練」を、悪天候の中、議会や区長会、消防団を始め、防災関係機関の皆さまの参加とご協力をいただき実施いたしました。今年から消防団に新たに加わった東海学園大学の機能別消防団“ちいむ ともいき”の皆さんにもご参加いただきました。訓練を通じ水防工法の習得や防災意識の再確認をしていただけたものと思います。


本市におきましては、幸いにして、ここ数年、集中豪雨や台風による大きな風水害、そして危惧されている地震災害は発生しておりませんが、政府の地震調査委員会の公表した「全国地震動予測地図」によりますと、愛知県で東海地震により、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確立が、87パーセントとの予測がされております。3月11日に発生した東日本大震災では、本市でも震度4が観測されております。自然の猛威を避けることは出来ませんが、備えることにより被害を最小限にくい止めることは可能であります。


本市では、地震に関する情報や弾道ミサイル情報の有事に関する情報など、皆さんの安全に関わる情報をいち早くお知らせするため、全国瞬時警報システム(J-アラート)を整備しました。これは、緊急地震速報や東海地震関連情報、弾道ミサイル情報などの、対処に時間的余裕のない事態に関する情報が発表された場合、通信衛星を利用して国から送信され、市の防災行政無線を自動起動することにより、国から市民の皆さんに緊急情報を直接かつ瞬時に伝達するシステムです。

今後も緊急時における災害に関する情報の発信に努めるとともに、地域の防災組織と連携を図りながら、防災体制の強化・充実に取り組んでまいりますが、被害を最小限にくい止めるためには、皆さまお一人お一人が防災意識を再認識いただき、日頃から緊急時に備えていただく「自助」が大切です。非常用備品の点検や避難場所の確認など、自らできる「備え」をしていただき、緊急時におきましては、災害に関する情報に注意を払っていただくとともに、地域あるいはお隣との連携・共助による身の安全確保をお願いいたします。

なお、大規模な地震の発生に備え、市民の皆さんの大切な個人情報を守り、行政推進の機能を維持し、防災・災害の復興拠点としての役割を果たしうる、新庁舎の建設工事を現在行っております。来庁される皆さまには大変ご迷惑をお掛けしておりますが、議員各位ならびに市民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。防犯については、身近なところで凶悪犯罪が発生するなど、全国各地でも心を痛める悲惨な事件が発生しており、極めて憂慮すべき状況にあります。

本市におきましては、児童生徒に対する安全な登下校のための指導の徹底や教職員による校区巡回の強化、近隣市町との共有による不審者情報の配信など、児童生徒が犯罪に巻き込まれないよう防犯体制の見直しや強化などの安全対策に努めております。 また、市民の安全で安心な生活および犯罪を抑止するため、緊急雇用創出事業を活用した民間委託による、深夜の防犯巡回パトロールを5月16日からスタートし、地域の安全対策を図っております。各地域におきましては「地域の安全は自分たちで守ろう」といった機運の中、自主防犯パトロール隊の皆さまによるパトロールなど、地域ぐるみの防犯活動を展開していただき、心より感謝を申し上げます。

防災そして防犯には「地域の力」が大きな役割を担います。本市では、地域ふれあい事業や交流事業を積極的に展開いただいており、こうした事業を通じて、地域の連帯感や住民相互の結びつきが一層高まり、災害時における共助体制や防犯体制強化の大きな力、すなわち「地域力」がさらに育まれるものと確信しております。
今後とも、豊田警察署や地区防災組織、尾三消防署や消防団、そして地域の皆さまと一体となって「安全で快適なまち」づくりを推し進めてまいりますので、議員各位ならびに市民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

さて、今定例会に提出いたします議案は、
○条例の一部改正4件
○一般会計補正予算2件
○市道路線の認定および変更1件
○人事案件1件
○経営状況および繰越明許費の報告3件
の議案7件、同意1件、報告3件であります。

上程いたしました各議案の詳細につきましては、後程、副市長以下担当部長よりご説明を申し上げます。

最後になりましたが、今定例会に提出いたします各議案につきまして、慎重審議のうえ、原案どおり可決、承認をいただきますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。

お問い合わせ

部署名:経営企画部秘書広報課(秘書担当)  

電話:0561-32-8032

ファクス:0561-34-6008

メールアドレス:hisho@city.aichi-miyoshi.lg.jp

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