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最終更新日:2023年5月16日

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平成24年第4回みよし市議会定例会

写真:久野市長

みよし市長
久野知英

市長あいさつ 

おはようございます。

開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。


本日ここに、平成24年第4回みよし市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、師走を迎え、何かとご多用の中、ご出席を賜り、開会できますことを厚くお礼申し上げます。

改めて本年を振り返ってみますと、4月には、日本海で急速に発達した爆弾低気圧の影響で、全国的に大荒れの天候による「台風並みの強風を記録」、9月には大型で猛烈な強風を伴った台風17号が「愛知県豊橋市に上陸」、更に、今年は夏場の電力不足が懸念されたことからの「全国的な節電対策」、そして、12月に入って早々に山梨県の中央自動車道の笹子トンネル内の、コンクリート製の天井板の崩落事故で、9名が亡くなるという信じがたい事故が発生しました。全国で進む高速道路網のトンネルはもちろんのこと、他のトンネルも本当に大丈夫なのか、という「疑念を抱かせた事故が発生してしまったこと」など、今年も突発的な災害の発生や事故など、身近な生活を脅かす社会問題が多く発生いたしました。
 

一方で、5月には念願の庁舎が完成し、地震や台風といった自然災害にも充分に耐えうることができる強固な備えができました。今まで町政並びに市政を支えてくれた、旧庁舎に感謝の念を抱きながら、別れを告げた年でもありました。
 

また、うれしいニュースでは、7月下旬から8月中旬まで、夏季オリンピックとしては第30回の記念大会で、みよし市在住のハンマー投げの「室伏広治選手の銅メダル獲得」やサッカー日本代表の永井謙佑選手の大活躍など、「明るい話題」も大変多くあり、話題性のある出来事の多い1年であったと思います。
 

国政に目を向けてみますと、11月16日、野田佳彦首相による突然の解散宣言により、衆議院議員総選挙が12月4日に公示され、16日投開票が行われます。今回の師走選挙は、「第三極」の台頭や無所属を含めると、13という政党乱立により、波乱要素が潜んでいるのではと思います。二大政党制を目指してきてこのありさまであります。このままでは、日本はどこへ行ってしまうのか、ということですが、まだまだ変遷があるのではと思います。しっかりと見据えて行動したいものです。一票を投じることは、成人に与えられた貴重な権利ですから。
 

ここで、現在、編成作業を進めております、平成25年度予算の編成方針について、若干、述べさせていただきます。

昨年、未曾有の大災害をもたらした東日本大震災、加えて超円高などにより、日本経済に与えた影響は非常に大きいものがありました。ものづくり愛知といわれる中で、自動車という世界的な製品を扱う企業が集中する本市の税収が回復するまでには、まだまだ時間を要すると思われます。

11月5日に発表されたトヨタ自動車の2012年9月中間連結決算では、前年同期の赤字から大幅に改善されました。前年は、東日本大震災の影響による減産や歴史的な円高の影響がありましたが、今期はエコカー補助金の効果で国内の販売が伸び、営業利益が6,937億円の黒字となりました。

さらに、2013年3月期連結決算の業績予測では、営業利益を8月時点より500億円多い、1兆500億円に上方修正されました。エコカー補助金の影響が想定を上回ったほか、北米や東南アジアでの好調な販売に加え、計画以上にコスト削減の効果が出たようであります。トヨタ自動車単独の営業損益予測も、赤字幅を700億円から200億円までに圧縮しました。赤字からの脱却も射程圏内に入ったのではとの予感もいたします。

ただ、中国での日本車不買の動きが長期化すれば、収益への打撃は大きく、「中国リスク」といったマイナス要因を抱えており、先行きは予断を許さないため、来年度以降もまだまだ厳しい財政状況が続くことが見込まれます。

このような財政状況の中、来年度の予算の大綱として、「市民と行政の協働によるまちづくり」、「計画行政と行政改革の推進」、「健全財政の推進」の3点を掲げ、重点施策として「環境と人にやさしいまちの推進」、「文化・芸術に親しみ、育むまちの推進」、「安全で快適な住環境の整ったまちの推進」、「地域力を高めて安全で安心して暮らせるまちの推進」、「安心して子どもを産み、育てられるまちの推進」、「豊かな心と個性が輝くまちの推進」の6項目を施策の柱として、事業の必要性、緊急性を考慮し、精査してまいります。

また、厳しい中にも、安定した財政運営が維持できるように、計画的に積み立ててまいりました、財政調整基金と目的基金を有効に活用するとともに、新たな財源確保に努め、平成25年度の予算編成に取り組んでおります。
 

平成24年も残すところ、1カ月を切りました。明日からの向こう1年が、私の3期目の任期最終年を迎えます。あらためて議員各位を始め、市民の皆さまのご理解とご協力により、市政を推進することができましたことに、心から感謝を申し上げます。

「信頼と協働」をキーワードに “新たなる歴史への挑戦”として、柱となる6つの政策、65項目の取り組みを公約に掲げ、マニフェストとして発表し、今日まで実行してまいりました。平成25年は公約の仕上げの年を迎え、完全実施を目指すことを再度、お約束し、いつまでも住み続けたいまち、「住んで良かったと実感できるみよし」のまちづくりに向けて、誠心誠意、全力を傾注してまいりますので、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 

さて、今定例会に提出いたします議案は

○条例の制定及び一部改正 23件

○一般会計及び特別会計補正予算 5件

○専決処分の承認 1件

○市道路線の認定 1件

○報告 1件

の31案件です。

補正予算に計上させていただいた主な事業は、子ども医療費支給事業や後期高齢者福祉医療費給付金支給事業、妊婦健康診査委託事業など、健康で安心して暮らし続けられるまちとしての事業、市民情報サービスセンター機能のカリヨンハウスへの移設事業などを計上させていただきました。

各議案の詳細につきましては、副市長ほか、担当部長よりご説明を申し上げます。
 

最後になりましたが、提出いたします各議案につきまして、慎重審議のうえ原案どおり可決・決定いただきますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。

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