最終更新日:2023年5月16日

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平成25年第4回みよし市議会定例会

写真:小野田市長

     みよし市長
         小野田賢治

市長あいさつ(所信表明)  

   

おはようございます。

開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 

 

平成25年第4回みよし市議会定例会の開会にあたり、市民の代表であります議員各位を前に市政運営にかかる所信の一端を述べる機会をいただきますことは、誠に光栄であります。

 

このたびの市長選挙におきまして、私は、議会並びに市民の皆さまを始め、各方面からの力強いご支援と温かいご厚情を賜り、市制施行後のみよし市の二代目市長として、向こう4年間、市政の舵取り役を任せていただくこととなりました。この場をお借りして、心より厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

 

社会経済情勢の厳しさが残る中にあって、市政を預かるその責任の重さに改めて身の引き締まる思いであります。特に、みよし市の初代市長として、まちづくりの先頭に立ってこられた久野前市長をはじめ、歴代の町長に対し、心から敬意を表するとともに、議員の皆さまやこれまでまちづくりにご尽力いただいた多くの皆さまに、深く感謝を申し上げる次第であります。

 

私にとりまして、市政運営は初めてであります。このため、議員の皆さまはもとより、行政区の区長さんをはじめ、経済界や産業界、文化・スポーツ団体、教育・福祉団体の各種団体など、数多くの皆さまとの対話を基本に、「誠実・挑戦・飛躍」をモットーに、みよし市のまちづくりを推し進めてまいりたいと考えております。どうか議員各位をはじめ市民の皆さまの絶大なるご支援とご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 

 

また、本日は市長として、初めて議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、年の瀬を控え、公私ともご多用の中、ご出席を賜り開会できますことを厚くお礼申しあげます。

 

就任後、初の議会でありますので、私が選挙を通じまして、市民の皆さんに申し上げてまいりました市政に対する考え方など、所信を述べさせていただき、ご理解とご協力をお願いするものであります。

私は、市政を推進するにあたって、まちづくりの基本を示したみよし市総合計画に掲げる、めざす将来像である「みんなで築く“ささえあい”と“活力”の都市(まち)」を基本とし、生活基盤や生活環境の充実に向けた施策を展開し、目指す都市像に「みんなで築きあげる成熟したまち みよし」の実現に向け、誠心誠意努力してまいりたいと存じます。

そして、この基本姿勢をもとに、市民の皆さまとともに安心して暮らせる「明るく住みよいまちづくり」を推進するために、8つの政策を掲げさせていただきました。

 

政策の1つ目は、豊かさを実感できる「まち」づくりです。

施策の1項目目は、産業の振興による雇用の創出でございます。

基幹産業である自動車関連産業を中心に、既存事業者の一層の高度化・高付加価値化の取り組みを支援するとともに、産業構造の多様化をめざし、ベンチャー等新産業の参入を支援し、雇用の創出に努めます。

2項目目は、農業・中小企業・地場産業の支援でございます。

農業生産法人や認定農業者への農地の集積に引き続き努めるとともに、大型機械の導入推進や営農環境の改善に努め、働きやすく、効率的で安定的な農業経営を支援します。

また、既存の中小企業や個人事業者の新たな事業展開を支援し、商工業の活性化に努めます。

 

政策の2つ目は、福祉・医療支援の充実した「まち」づくりです。

1項目目は、地域福祉推進の醸成と福祉施設や福祉サービスの充実でございます。

住み慣れた地域で安心して暮らせるために、市民一人一人の福祉に対する意識を高め、地域で助け合える仕組みを確立するとともに、福祉施設整備・福祉サービスの充実を図ります。

2項目目は、高齢者が参加しやすい社会環境の整備と充実でございます。

安心して暮らせる地域環境の実現のために、高齢者福祉施設の整備、自立を支援する福祉サービス、高齢者の介護予防対策などの充実を図ります。

3項目目は、障がい児(者)の療育、相談施設の充実と自立への支援でございます。

障がい者が気軽に相談できる相談体制と就労支援体制の充実を図り、障がい者の自立を支援します。

4項目目は、医療助成や医療体制の充実、迅速な救急体制の整備でございます。

市民の誰もが健康でいきいきと生涯安心して暮らせるために、医療助成や医療機関との連携による医療体制などの充実を図ります。

 

政策の3つ目は、ゆきとどいた子育て、充実した学習環境のある「まち」づくりです。

1項目目は、保育サービスの充実と子育て支援でございます。

住み慣れた場所で安心して子どもを産み・育てることができ、子育てと就労が両立できるように、保育サービス、保育園と幼稚園の連携・育児能力の向上など、子育て家庭の支援や地域で支え合う環境づくりを進めます。

2項目目は、快適な生活ができる学校教育環境の整備と充実、(仮称)新教育基本計画の策定でございます。

夏の暑さ対策をはじめ、少人数学級の拡大、いじめ・不登校対策の強化など、快適な生活と学びができる学校教育環境の整備と充実を図ります。また、教育行政推進の指針である新たな教育基本計画を策定します。

3項目目は、社会教育・生涯学習の一層の充実でございます。

社会教育・生涯学習の充実を図るとともに、市民の誰もが自ら学びを追究しやすい学習環境の整備を進めます。

 

政策の4つ目は、安全・安心な「まち」づくりです。

1項目目は、犯罪や交通事故のない安全な「まち」づくりでございます。

犯罪や交通事故のない安全なまちづくりのために、地域での助け合いの力を高めるとともに、防犯対策の強化、防犯パトロールの強化・防犯カメラの設置・交通安全教育の充実などをさらに進めます。

2項目目は、自然災害(大地震・豪雨)に対する防災対策の強化でございます。

東海・東南海地震などの大地震や集中豪雨などによる自然災害に強く、安全なまちづくりのために、地域の防災力を高めるとともに、総合的な防災対策の推進、消防体制の充実などをさらに進めます。

3項目目は、安全性の高い市街地の整備でございます。

民間住宅の耐震化支援や道路のバリヤフリー化促進などを図り、いつまでも住み続けることができる安全で快適な住環境を目指します。

 

政策の5つ目は、魅力と活力のある「まち」づくりです。

1項目目は、中心市街地・駅前の「にぎわい」の創出と複合施設・カリヨンハウスなどによる「つどい」の創出でございます。

中心市街地は、複合施設の整備や商業施設の拡充など、都市基盤の整備により、「にぎわい」の創出とまちの顔づくりを進めます。鉄道駅周辺は、本市の玄関口として、人々が交流する魅力的な拠点づくりを進めます。

2項目目は、各行政区活動への支援とコミュニティを中心とした協働の「まち」づくりの推進でございます。

各行政区の自治への一層の支援、「安心・安全なまち」「子供たちの社会性の育ち」「行政区の地域間格差の是正のため、小学校区単位を基本としたコミュニティ推進協議会による体制づくりの整備と活動を支援します。

3項目目は、友好都市などとの交流活動の促進と周辺市町との交流事業の推進でございます。

友好都市などとの交流活動の活発化、文化・スポーツ・教育を通じた都市間交流の促進、周辺市町との交流事業を進めます。

 

政策の6つ目は、健康で生きがいのある暮らしができる「まち」づくりです。

1項目目は、みんなで助け合い、支え合う交流活動の推進でございます。

地域住民が地域で安心して生活できるよう、地域において支え合い、生きがいづくり・健康づくりの交流活動を推進します。

2項目目は、各種文化・芸術活動への支援、文化・芸術にふれあう機会の創出でございます。

複合施設・サンアート・歴史民俗資料館などを文化・芸術活動の拠点と位置づけ、市民への支援やふれあう機会を提供し、地域の郷土芸能や文化財の保存を進めます。

3項目目は、生涯スポーツの振興による健康の増進と地域交流の促進でございます。

あらゆる世代が、健康で元気に暮らせるために、いつでも気軽にスポーツが楽しめる場所や機会を提供し、スポーツによる地域交流を促進します。

 

政策の7つ目は、人と自然が共生する心地よい「まち」づくりです。

1項目目は、公園・緑地の整備と循環型社会の構築でございます。

水辺や緑の保全及び緑化を推進するとともに、三好公園や保田ヶ池公園をはじめとする公園の整備・境川緑地などの緑地の整備など、市民のやすらぎ・憩い・レクリエーション・交流の場として、人と自然が共生できる環境づくりを進めます。

2項目目は、省資源・省エネルギー対策や新エネルギーの活用の促進でございます。

限りある資源の有効活用を図るため、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進によるごみの減量化と適正処理を推進し、また、環境にやさしいクリーンエネルギーの活用を図り、同時に大気や水質などの自然環境の保全などを進めます。

 

政策の8つ目は、行財政改革のさらなる推進です。

1項目目は、市民から信頼される行政サービスの提供でございます。

職員の人材育成、行政組織の効率化、市民情報サービスセンターの充実などを進めます。

2項目目は、効果的・効率的な財政運営でございます。

総合計画における基本計画と行政改革大綱の見直しを進めるとともに、行政評価結果を予算へ反映し、より効果的な行財政運営を効率的に進めます。また、市民と行政の協働によるまちづくりを推進していくために、PDCAサイクルによる経営システムを積極的に推し進めてまいります。

3項目目は、行政の透明性の向上と的確な情報提供でございます。

市が保有する情報の提供や公開を推し進め、広報紙・広聴機能及びホームページを充実させ、より開かれた市政を推進します。

 

以上8つの政策、23項目を、目指すまちづくり政策として、市政を推進してまいる所存であります。まずは今後4年間の市政運営につきまして、私の所信を述べさせていただきました。

まちづくりは、市民の限りない英知と力の集結した市民参加によって創り上げられます。着実な市政運営に全力を尽くす覚悟です。そのため、私は、政策に掲げたとおり、みよし市総合計画を基本に、社会の動向や財政状況、政策の進捗状況などを踏まえ、事業の再評価を行うとともに、議会をはじめ市民の皆さまのご意見やご提言に真摯に耳を傾け、柔軟かつスピード感と実行力で、目指す都市像である「みんなで築きあげる成熟したまち みよし」の実現に努めてまいります。

また、みよし市総合計画の目指す将来像である「みんなで築く“ささえあい”と“活力”の都市(まち)」に向け、市民の皆さまとの信頼関係を深め、総合的・計画的にまちづくりを推進してまいります。どうか、議員各位におかれましては、今後の市政運営におきまして、絶大なるご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。 

 

さて、今定例会に提出いたします議案は、

○条例の一部改正          2件

○一般会計及び特別会計補正予算   6件

○施設の指定管理者の指定      7件

○専決処分の承認          2件

の議案17案件であります。

補正予算に計上させていただいた主な事業は、一般被保険者療養給付事業や障がい者等の給付事業、地球温暖化防止対策として、環境にやさしい低公害車普及促進事業、聴覚障がい特別支援教室設置事業など、市民の皆さまの生活環境や安全確保に配慮した事業であります。

各議案の詳細につきましては、後ほど、副市長ほか、担当部長よりご説明を申し上げます。

 

 

最後になりましたが、今定例会に提出いたします各議案につきまして、慎重審議のうえ、原案どおり可決、決定をいただきますようお願い申し上げまして、開会のあいさつとさせていただきます。

 

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部署名:経営企画部秘書広報課(秘書担当)  

電話:0561-32-8032

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