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最終更新日:2023年5月16日

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平成29年第4回みよし市議会定例会(所信表明)

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みよし市長
小野田賢治

市長あいさつ

 

「平成29年第4回みよし市議会定例会」

開会あいさつ

 

 

 皆さま、おはようございます。

 本日ここに、平成29年、第4回みよし市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かとご多用の中、ご出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 開会にあたりまして、2期目の所信の一端を申し述べさせていただき、議員各位をはじめ、市民の皆さまのご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 さて、先般執行されましたみよし市長選挙におきまして、引き続き市政を担わせていただくこととなりました。非常に身の引き締まる思いであると同時に、2期目に向けての決意を新たにしているところでございます。

 私は、これまでの4年間、「誠実・挑戦・飛躍」をモットーに、目指す都市像に「みんなで築きあげる 成熟したまち みよし」を掲げ、「住んでよかったと実感していただける魅力あるまち」の実現に向け、誠心誠意、市政運営を進めてまいりました。こうして、ここまで4年間、務めることができましたのは、ひとえに議員の皆さまをはじめ、市民の皆さまのご支援とご協力のおかげであると、心より深く感謝を申し上げます。

 2期目に臨むにあたり、8つの政策と30の施策をまちづくり政策として掲げさせていただきました。今後4年間につきましても、これまでの4年間と同様に、全力で市政運営に取り組んでまいります。議員各位ならびに市民の皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

 この場をお借りいたしまして、まちづくり政策として掲げました8政策と30施策につきまして、その取組内容を説明させていただきます。

 

 はじめに、政策1「切れ目のない子育て環境の整ったまち」についてでございます。

 政策1につきましては、1期目には、母子支援事業(みよし市版ネウボラ)の導入、子育て総合支援センターの開設、障がい児医療的ケア支援事業の創設、満18歳までを第1子とした第3子以降の保育料、私立幼稚園授業料の無料化などを実施してまいりました。

 2期目につきましては、3つの施策「安心して産み育てる、切れ目のない子育て支援環境の整備」、「待機児童の解消、および放課後児童クラブの充実」、「地域で子育てを支え合う環境の整備」に取り組んでまいります。

 具体的には、「みよし市版ネウボラ」を推進するなど、住み慣れた場所で、安心して子どもを産み、育てることができる切れ目のない子育て支援環境をさらに整備してまいります。

 また、民間保育施設や私立幼稚園などへの支援により、保育園の待機児童を解消し、放課後児童クラブの充実を図ってまいります。

 さらに、家庭での教育力を向上するとともに、地域で子育てを支え合う環境づくり施策を推進し、関係機関との連携を強化してまいります。

 そのほか、幼稚園・保育園・小学校・中学校の連携を強化し、個に応じた就学・進学支援事業を推進いたします。

 

 次に、政策2「子どもを中心においた教育環境の充実したまち」についてでございます。

 政策2につきましては、1期目には、全小中学校の普通教室へのエアコンの設置、教育センター「学びの森」の開所、保育園・小中学校の大規模改修、少人数学級を本市独自に中学2年生・3年生まで拡充する事業などを実施してまいりました。

 2期目につきましては、3つの施策「全ての学年での少人数学級の実施」、「英語教育・外国語活動の強化、およびプログラミング教育の推進」、「生涯学習環境の整備による社会教育の充実」に取り組んでまいります。

 具体的には、小中学校の全ての学年で少人数学級を実施し、子どもたちが快適に生活でき、学ぶことができる学校教育環境の整備と充実を図り、子ども1人1人に目が行き届く教育活動を推進いたします。

 また、ALT(外国語指導助手)の増員や教員の研修等により、英語教育・外国語活動を強化するとともに、プログラミング教育を推進し、子どもたちが多様な文化に対応できる力を身に付けられるよう学校教育環境の整備と充実を図ってまいります。

 さらに、市民の誰もが楽しみ、学びを追究しやすい生涯学習環境を整備するため、サンライブの施設や設備の充実を図るとともに、図書館の蔵書数を増やし、社会教育の充実を図ってまいります。

 

 続いては、政策3「高齢者や障がい者への福祉・医療・介護支援が充実したまち」についてでございます。

 政策3につきましては、1期目には、みよし市福祉・医療・介護長期構想と拠点構想の策定、地域包括支援センターの市内3か所への拡充、福祉総合相談センター「ふくしの窓口」の設置、「くらし・はたらく相談センター」の開設、健康度評価事業(いきいき元気度測定)の実施、ICTを活用した医療と介護の連携システムの導入、地域密着型サービス事業所の開所、そして、市民病院院内保育所の建設などを実施してまいりました。

 2期目につきましては、4つの施策「「福祉・医療・介護長期構想」に基づく「拠点構想」の具現化」、「「健康長寿日本一」を目指す施策展開」、「医療助成や医療体制の充実と迅速な救急体制の整備」、「企業と行政の連携による健康づくりの推進」に取り組んでまいります。

 具体的には、住み慣れた地域で安心して暮らすことができるように、市民1人1人の福祉に対する意識を高め、地域で助け合える仕組みを確立するとともに「福祉・医療・介護長期構想」に基づく「拠点施設」の建設を進めてまいります。

 また、市民と行政が一体となって、さらなる健康づくりの取組を推進し、「健康長寿日本一」を目指してまいります。

 さらに、中学生までの子ども医療費、障がい者医療費等の助成を継続いたします。そして、市民の誰もが、生涯にわたり健康でいきいきと暮らすことができるよう、食生活を改善するための事業および健診受診率を向上させるための事業を進めるとともに、健康度評価事業の実施など健康増進を図るための環境整備を進めてまいります。

 そのほか、健康寿命の延伸を図るため、企業と行政が連携した健康づくりの取組を推進いたします。

 

 次に、政策4「産業の振興による財政基盤の安定したまち」についてでございます。

 政策4につきましては、1期目には、企業再投資促進補助金の創設、小規模事業者経営改善資金利子補給、中小企業退職金共済事業補助の創設、第六次産業化推進講座の開催、みよし市就労支援センタージョブサポートみよしの開設、軽トラック市の開催、香港におけるみよし産富有柿の海外輸出プロモーションなどを実施してまいりました。

 2期目につきましては、4つの施策「工業立地等による安定した財源の確保」、「産業の振興による雇用の創出」、「集客力を高める商業振興施策の展開」、「農業、中小企業、小規模事業所、地場産業への支援」に取り組んでまいります。

 具体的には、新たな企業立地を推進することで財源の確保に努め、健全で安定した財政運営を推進いたします。

 また、産業の振興による地域の活性化を図るとともに、企業誘致により雇用を創出いたします。

 さらに、集客力を高めるための商業振興施策を展開し、本市の魅力を向上させてまいります。

 そのほか、やりがいと魅力にあふれた良好な農業経営ができるよう支援いたします。そして、地産地消を推進するため、生産者・関係団体・行政等の連携を一層進め、生産技術力の向上と販売網の確立により、地域農業の活性化を図ってまいります。また、中小企業・小規模事業所の事業展開を支援するとともに、地場産業力を高めてまいります。

 

 次に、政策5「自然災害に強く安全・安心なまち」についてでございます。

 政策5につきましては、1期目には、「ゾーン30」の新設、防災ラジオ有償配布事業の創設、市内4か所への雨量計の設置などを実施してまいりました。

 2期目につきましては、4つの施策「自然災害に対する防災・減災対策の強化」、「防災情報のわかりやすい提供」、「交通事故や犯罪のない安全なまち」、「安全性の高い市街地整備、および民間住宅などの耐震化支援」に取り組んでまいります。

 具体的には、大地震や集中豪雨など自然災害に強いまちづくりを進めるため、公助としての総合的な防災・減災対策の強化を図ってまいります。三好池の堤体の耐震補強をはじめ、ため池の耐震対策につきましては、引き続き国や県に対しまして、要望してまいりたいと考えております。

 また、市民にわかりやすく危険情報を提供するとともに、自助・共助への支援を高めてまいります。

 さらに、交通事故や犯罪のない安全なまちづくりを実現するため、防犯対策、防犯パトロールを強化するとともに、防犯カメラの設置拡大、子どもや高齢者を対象にした交通安全教育等を推進いたします。

 そのほか、市街地の安全性を高めるとともに、民間住宅の耐震化等を支援し、いつまでも住み続けることができる安全で安心な居住環境を整備いたします。

 

 続いては、政策6「温かさのあふれる協働のまち」についてでございます。

 政策6につきましては、1期目には、がんばる地域応援補助金制度の創設、一括交付金制度の創設、きたよし地区拠点施設の実施設計などを実施してまいりました。

 2期目につきましては、5つの施策「行政区自治・コミュニティ活動を高める支援」、「ボランティア団体、NPO団体が活動しやすい環境の整備」、「大学やパートナーシップ協定締結団体等との交流促進」、「友好都市との交流促進」、「地区拠点施設の整備」に取り組んでまいります。

 具体的には、行政区やコミュニティ推進協議会の活動への支援を一層拡充していくとともに、活動の活性化を図ってまいります。

 また、市民やボランティア団体、NPO団体がそれぞれの分野で活躍しやすい環境を整備するため、市民活動サポートセンターの充実を図ってまいります。そして、行政と関係団体、各種団体との連携を図るとともに、協働事業の実現に向けた職員の育成を行い、ともに支えあえる協働によるまちづくりを推進いたします。

 さらに、大学やパートナーシップ協定締結団体等との多様な分野における連携を推進するとともに、多くの市民が関心をもてるような文化・スポーツ活動を推進いたします。

 そのほか、友好都市との産業・文化・スポーツ・教育などを通じた交流活動や市民同士の交流を推進するとともに、本市および友好都市のよさを広く伝える取組を進めてまいります。

 また、(仮称)きたよし地区拠点施設の建設に着手し、地区拠点施設の整備を計画的に進めてまいります。

 

 

 次に、政策7「「住み続けたい」「暮らしたい」まち」についてでございます。

 

 政策7につきましては、1期目には、みよし市中心市街地基本構想の推進、スポーツ推進計画の策定、三好ともいきスポーツクラブの設立、名古屋グランパスエイトとのパートナーシップ協定の締結、トヨタ自動車サンホークスとのホームタウンパートナー協定の締結、空き家バンク制度の創設、多世帯同居・近居住宅支援補助制度の創設、各種証明書のコンビニ交付の開始などを実施してまいりました。

 2期目につきましては、4つの施策「公共交通の充実」、「中心市街地と三好ケ丘駅前の「にぎわい」の創出」、「文化・芸術活動の支援と歴史・文化・芸術にふれあう機会の創出」、「気軽にスポーツに親しむ場の整備と機会の充実」に取り組んでまいります。

 具体的には、誰もが便利に、安心して移動できるよう、さんさんバスをはじめとした公共交通の充実を図ってまいります。

 また、中心市街地において、住宅地に公共施設と商業施設を兼ね備えた都市基盤の整備を進めることによって、「にぎわい」の創出を図るとともに、みよしの顔づくりを進めてまいります。そして、本市の玄関口である三好ケ丘駅周辺を、人々が交流できる魅力的な、「にぎわい」のある拠点として整備いたします。

 さらに、サンライブ・サンアート・歴史民俗資料館などを文化の拠点と位置付け、相互に連携した事業を実施するとともに、市民の文化・芸術活動を支援いたします。また、市民が郷土の文化・芸能にふれ、伝承する機会を創出するとともに、石川家住宅や古窯など文化財の保存と活用を図ってまいります。

 そのほか、あらゆる世代が、健康で元気に暮らせるように、いつでも気軽にスポーツを楽しめる場と機会を整備、充実するとともに、カヌーやサッカー、野球など、スポーツによる地域交流を推進いたします。

 

 最後に、政策8「人と自然が共生する環境にやさしいまち」についてでございます。

 政策8につきましては、1期目には、国内で初めての日本版「首長誓約」への署名、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)、および電気自動車等充給電設備設置費補助の新設、道路照明灯のLED化の推進などを実施してまいりました。

 2期目につきましては、3つの施策「公園整備と循環型社会の構築」、「3Rの推進によるごみの減量」、「省資源・省エネルギー対策や新エネルギーの活用促進」に取り組んでまいります。

 具体的には、水辺や緑を保全し、緑化を推進するとともに、三好公園や保田ケ池公園の継続的な整備を行い、福谷公園、きたよし緑地など、公園、遊歩道の計画的な整備を推進いたします。そして、公園を市民のやすらぎ・憩い・レクリエーション・交流の場として、人と自然が共生できる環境づくりを進めてまいります。

 また、本市3番目のリサイクルステーションの設置を推進するなど、ごみの減量化と適正処理を推進いたします。

 さらに、省資源・省エネルギーを推進するため、エコエネルギー補助金を拡充するとともに、大気や水質など自然環境の保全に努めてまいります。

 

 以上が、私が2期目にあたり掲げました、8政策と30施策の取組内容でございます。今後につきましても、目指す都市像に「みんなで築きあげる 成熟したまち みよし」を掲げ、政策、施策の実現、実行に向け、しっかりと推し進めてまいります。

 議員各位ならびに市民の皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

 

 さて、今定例会に提出いたしますのは、専決処分の承認が1件、条例の一部改正が5件、平成29年度の補正予算が5件、工事請負契約の紛争仲裁が1件、尾三消防組合規約の変更が1件の計13議案と諮問が3件、専決処分の報告が2件、あわせまして18案件であります。

 補正予算に計上させていただきました主な事業につきましては、カーブミラー設置工事や過誤納還付金など、いずれも緊急性を要する必要最小限の予算を計上いたしました。

 詳細につきましては、後ほど、副市長ほか担当部長よりご説明申し上げます。慎重なるご審議をいただき、原案どおり承認、可決、同意いただきますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。

お問い合わせ

部署名:経営企画部秘書広報課(秘書担当)  

電話:0561-32-8032

ファクス:0561-34-6008

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