最終更新日:2012年3月29日

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会議結果 

次の附属機関等の会議を下記のとおり開催した。

附属機関等の名称

 平成21年度第2回三好町文化財保護委員会

開催日時

 平成21年12月24日(木曜日) 午後1時から午後2時まで

開催場所

 学習交流センター2階多目的研修室 

 

出席者

 

 (委員長)石川芳秋

 (委員)本多康夫、原田八三、鈴木昭、久野芳夫、山田清子、山内幸子

 廣瀨教育長

 (事務局)

 寺田教育部長、柳川教育部次長、野々山資料館長、水野資料館係長、

 塚本資料館主査

次回開催予定日

 未定

問い合わせ先

 教育行政課資料館係 担当者名 水野、塚本

 電話番号 0561-34-5000

 ファックス番号 0561-34-5150

 メールアドレス shiryoukan@city.aichi-miyoshi.lg.jp

下欄に掲載するもの

議事録全文

要約した理由

審議経過

【議事】

 1.文化財資料の購入について

 2.県内研修日程について

 3.その他

 

<典礼>
 ただいまから平成21年度第2回三好町文化財保護委員会を開催いたします。
 はじめに廣瀨教育長よりご挨拶申し上げます。
<教育長>
 失礼いたします。先日も初雪が降りましたけれど、その後大変寒い日が続いておりました。しかし今日は比較的暖かい日になったなと、喜んでおります。学校も今日から冬休み、実質的には昨日から冬休みに入っている訳ですけれども、ご承知のように、新型インフルエンザが町内小中学校でも大変流行しました。10月初めから学級閉鎖や学年閉鎖、または学校閉鎖ということで、町内12の小中学校、すべて何らかのそういった閉鎖の措置が取られた訳ですけれど、先週の金曜日になってはじめて学級閉鎖がゼロとなりました。今週も月曜日、火曜日と学級閉鎖無しで冬休みに入ることができましたが、まだまだ予断を許さない状況というとこで、また2月頃に揺り返しが来るのではないかということも言われております。当然十分準備をしていきたいと思いますが、委員の皆さまもこれからさらに寒さが厳しくなってまいります。十分体調の管理または健康維持にご留意いただきたいと思っております。年末を迎えて慌しくなってきておりますけれど、来年の1月4日には市制施行ということで、いよいよ三好町もその歴史の幕を閉じることになりまして、そして1月4日からはまた新しい歴史のスタートが切られるということであります。この29日からの年末年始6日間の休みの間に役場の色々な、情報システムなど、コンピューターの変更作業が行われるということで、担当する職員は年末年始の休みも返上というようなことになる訳ですけれど、この年末年始の間にこういった作業を全て済ませてしまうということで、1月4日に市制がスタートして、市民の皆さんに少しでも迷惑を掛けないように事務作業がスムーズにスタートできるということで、1月4日の市制施行が決められました。委員の皆さまに1月4日の記念式典のご案内が届いているかと思いますけれど、是非ご出席をいただいて、三好の市制施行を祝っていただけたらと思っております。本日は第2回の文化財保護委員会ということです。今日の文化財保護委員会では、文化財資料の購入と県内研修の日程についてご協議いただくことにいたしております。色々ご意見をいただきまして議事を進めていただけたらと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
<典礼>
 ありがとうございました。つづきまして石川委員長よりご挨拶いただきます。
<委員長>
 ご無礼いたします。委員の皆さま方、全員のご出席をいただき、ありがとうございます。私ども2年の任期の最後の会議になるのではないかと思っております。ご案内のように議題は今日2つありますけれど、もしお時間があれば、この2年間の反省ではありませんけれど、質問やご意見、それこそ叱咤激励でも結構ですので、お話しをいただけたらありがたいと思います。それでは早速会議を進めていただきたいと思います。
<典礼>
 これより議事の進行の取り回しは、石川委員長にお願いをいたします。
<委員長>
 先ほどのように、委員の皆さま方全員のご出席をいただきましたので、三好町文化財保護条例第11条第2項の規定に基づいて、本会は成立をいたします。なお公開に関する基準に従って、会議は公開となります。議事録署名ですが、例によって委員長がその任にあたってよろしいでしょうか。
<委員一同>
 異議なし。
<委員長>
 異議なしということですので、会議録の署名者にならせていただきます。
 それではご案内のように、協議事項に入ります。文化財資料の購入について、当委員会に諮問をいただきました。この購入の是非についてご検討をいただきたいと思います。それでは説明をお願いいたします。
<事務局>
 今回事前にお送りさせていただきました資料に載せていただきましたとおり、伊豆原麻谷の作品が3点出てまいりましたので、皆さまにご協議いただきたいと思います。実際にご覧になっていただきたいと思います。
 (各委員が資料を実見)
<委員長>
 実際に資料を見ていただきまして、それぞれのご感想がおありかと思います。何かご質問がありましたら、出してください。

<本多委員>
 麻谷が三好の出であるということで、たくさん集めているが、今いくつぐらいあるのか。
<事務局>
 70点ほどです。
<本多委員>
 そういうのを集めるのは非常に良いと思うのだけれど、活用をもうちょっと何か、ただ集めているだけでは問題になるのではないかと思う。何らかの方法で公開するなりしないと、毎年何十万というお金を使って買うだけでは意味が無い気がする。その辺をこれから考えて欲しい。
<事務局>
 来年度麻谷展を考えております。来年は没後150周年なので、麻谷として展示会を1回開催したいと思います。麻谷展以外では、館蔵品展などの各企画展などで活用しております。
<本多委員>
 たくさんあるので、そのうちの一部だけを展示して終わりというだけでは、どうもあまり適切な方法ではないような気がしている。もう少し考えなくてはいけないのではないかと思う。今度庁舎が変わることがあるらしいが、それでは資料館はどうなるのかというと、資料館は相変わらず古ぼけたようなところで、きちっと所蔵するところも無いような感じで、今度の新しい企画を見ても、中には資料館がどこに入るともぜんぜん書いていないし、もう少し考えないといけないのではないかと思う。この辺は教育長にもお願いしたい。
<教育部長>
 新しい庁舎には無いのですが、複合施設が庁舎が済んでから建設されるのですが、その中には展示スペースを設けて、資料館のものも展示していきたいと考えております。
<本多委員>
 これからは資料館ではなくて、そちらで展示を行っていくのか。
<教育部長>
 そういう訳ではなく、まだどれほどのスペースであるかやどういった形になるかも見えていませんので、部分的に展示スペースがあるという段階ですが、こういった資料ならば展示ができるかと考えております。
<本多委員>
 計画内容を見ると、確かに複合で色々なものがあるらしいというのはわかる。図書館はちゃんと書いてある。資料館の関係は全然書いていないので、複合に資料館はまったく関係ないと思った。
<教育部長>
 当初は資料館機能を入れるお願いをしていたのですが、やはり色々な面、図書館機能が主ですので、その面積をたくさん取ったものですから、展示スペース、資料館だけとは限りませんが、色々な分野で使える展示のスペースを入れるということです。
 常設展示で麻谷作品を1、2点出すことはやっていないのか。
<事務局>
 絵画ですので、1か月程度しか展示できないので、現在は行っておりません。
<教育部長>
 70点程度あるのであれば、良い作品だけ選んで毎月替えるようにしたらどうか。
<事務局>
 展示するようにいたします。
<本多委員>
 あの場所でこういった貴重なものを保管しておくのは適当ではない気がする。
<委員長>
 本多委員のご意見は大きく分けると2点であると思う。
 その一つは、この麻谷作品の収集について見直すべきではないかということ、もう一つは例の複合施設の件である。たまたま今月の広報にその特集が載っておりましたので、私も見てびっくりしたのですが、その2つだと思います。
<本多委員>
 麻谷の収集について云々ではなく、収集したものをどう活用していくかということを言っている。麻谷を集めていくことは良いのだけれど、それをどういう風に活用できるかというところを考えてもらいたいということである。
<委員長>
 収集の目的の一端は、研究の材料として、購入しているということである。麻谷の生涯なり、あるいは業績なり、そういう足跡を、この作品を通して研究するということが、一番大きい。例えば、現在所蔵している中で、80歳のものが何点あり、どういう傾向があるかというように、年代別に分けた場合、あるいは描かれているものや作風、技法なども多少は変化があると思う。そういうものによって、担当者には研究の成果がたくさんあると思う。
 今の複合施設については、この後の第2号議案の後にもう一度取り上げてみたいと思います。
 他に何かございますか。
 では、採決いたします。購入はよろしいでしょうか。
<各委員>
 異議なし。
<委員長>
 特別なご異議も無いようですので、本委員会としては、購入は適当であると答申をいたします。
 では、次の議案県内研修日程について説明をお願いします。
<事務局>
 資料の9ページをご覧いただきたいと思います。第1回目の会議のときに豊川市と知多市へ研修にうかがうとご決定いただきましたので、今回は知多市にお邪魔したいと思います。視察先は大まかに4点挙げさせていただきました。時期的に知多市の博物館でひな人形展を開催しております。当館と相互貸借を行っておりますので、是非ご覧いただきたいと思います。
<委員長>
 知多市の博物館については、ひな人形展が主流ですが、それ以外の展示の際も、お互いに所蔵している資料の交換なり、いわゆる交流が、他の博物館よりも強いと前々から聞いております。特にひな人形展については、知多市も同じ時期にやっており、お互いの所蔵品を交換しあって、さらにチラシの配布も窓口で行っているなど、深い交流を行っております。今回私どもがひな祭り展の期間に訪問することになれば、かなり歓迎をしていただけるのではないかと思っております。そういうことになると、ひな祭り展の開催期間を参考にして日にちを決める必要があろうかと思います。
<事務局>
 ひな祭り展開催期間中の2月10日の水曜日でいかがでしょう。
<全委員>
 異議なし。
<委員長>
 では2月10日の水曜日に行うこととします。
 以上で議題は終了です。議題以外で、2か年の最後の会議ということで、色々ご質問なりご意見なりを出していただきたいと思いますが、先ほど話題になりました複合施設について、教育部長から説明がありましたけれど、現在どの程度進んでいますか。
<教育部長>
 基本構想は出来上がって、答申を受けております。まだ構想ですので、設計の段階で細かい事柄が出てきます。今の構想の中では、展示スペースが設けられているというところまでです。
<教育長>
 中央公民館の関係もあるものですから。私も当初、町長2期目のマニフェストで複合施設があり、資料館もと、大きな期待を持っていたのですが、色々、中央公民館がもう使えなくなるということなどがあり、図書館が中心となる施設でありますから、中々今の資料館をそっくり持って行くということも非常に難しい。
<本多委員>
 本当は資料館とか図書館はなるべく近い所にあって、行き来できる所にあるのが一番良い。複合施設にしてしまうのは残念だなとずっと思っていた。それはそれで良いとして、この前基本構想を見たら、複合施設の中には資料館のことが一言も書いていない。何一つも書いていない。図書館のことはたくさん書いてある。だからまるっきり資料館は忘れられているなという印象が強い。これは前から言っていることだが。他の所へ行くと、小さな所でも、資料館というときちっと整備されている。三好の場合は昔から施設も悪いし、何回声を大にして言ってもとても直らない。どうにも残念だ。
<委員長>
 委員会でもずっと前から、なんとか資料館も複合施設の中に入れていただきたいと、口を酸っぱくして言っていた。県外にしろ県内にしろ、私ども研修で各所の資料館・博物館を見させていただく訳だけれど、どこも立派な建物で、所蔵品や点数に劣りはないと思うのだが、建物自身あるいは位置はどうしても他の方が優れているので、複合施設の中に入るのを期待していたのであるが、広報で基本構想を見て残念に思った。そういうことであれば、なんとか展示スペースを広くとっていただきたいと思う。
<鈴木委員>
 ちょっとよろしいでしょうか。先般福谷城跡の土地を持って見える方が、役所の方にも見えたということだが、私の所にも尋ねて見えて、発掘にえらい協力していただき悪かったねという話から、現在のお堂を撤去してくれるなら、掘ってもらっても良いですよという話を聞いて、色々な話を聞いているうちに、福谷の土地を売りたいような話を言った。あそこは既存住宅があり、もし不動産屋が来ると、3軒も4軒も家が出来てしまう。下水は入っていないが、上水は入っているので、もし将来、財政が豊かになって、城山保育園も、いま町内では2番目の古い保育園で、あそこを移転して広場にする。昔私が平成3年に区長をやった時、そういう案もあった。早く保育園を動かして、福谷が持っている土地、固定資産だけ払っていても、福谷の老人や子どもの遊び場にもならない、そういう所を売って、そこへ保育園を移転してもらって、岩崎城みたいなお城を造るか、それで町へ寄付採納するかというぐらいまでいったが、そういうこともできず、こういう風になった。今の宅地、城山公園は公園として網が掛かっているから売れないけれど、前の一段低い所、あそこは何もなっていないから売れてしまう。あそこを売って、3軒も4軒も家ができると、もし将来お城らしい建物が建っても、道路の方からわからない、東名高速道路からわからない。もう一つは、今既存の住宅の2方が崖になっている。東の方は下に藪があり、藪があるので崖崩れはないけれど、南側から西側は崖崩れがある。いっぺん何時だったか豪雨の時、崖崩れがあって土木に下の方に土嚢を積んでもらった。
<本多委員>
 お堀ですか。
<鈴木委員>
 いや、お堀ではない。あそこはもしそういう風に売買してしまうといけないので、買っておいて、近い将来、財政が豊かになったら、石垣でも積んだらどうか。そうすればお城らしいなと私は思う。近隣の市町へ歴史を訪ねて行っても、三好には何にも歴史がない。城跡として名前が付いた所を何とかして、福谷としても残していきたい。三好町内には明知城が明知下にあるが、既に民家が建っている。福谷城は、かつて文献を探してみたが、本当の山城で、ただ雨露をしのいだ程度の陣地だったらしい。だからそういうお城造りを造ったら間違った建築になる、こんなもの昔なかった、ちょっとおかしいという意見もあった。私はあまりこだわらないが、ここにお城があったということで、福谷の昔の構想は、そこへお城造りにして、中へ資料館を持って来たらどうか、図書館の分室を持って来たらどうか、今サンネットでやっている風に。今の人口は東名高速道路以北とで半分くらいだ。資料館は調べたことはないが、図書館で昔統計を取ったことがある。そうしたら、今の新興地域の人が利用者の約7割であった。私が議員であったときに2回質問をやった。半分くらいは盛り上がった。地元がその気になってくれればという話であった。皆さんも研修に行かれて、歴史的に三好はまだ若いなとお思いになられると思うが、何もない。だからなんとかあそこを町の方で押さえてもらって、将来構想で、ただ標識だけでもやるとね。なんとか教育委員会でも、あそこの土地を購入、安く買えると思うが。下は1反くらい、上は2反くらい。両方で1000坪くらいか。
<事務局>
 借りているところが4反くらいです。
<鈴木委員>
 今土地が暴落しているし、あそこは4メートルの道路が入っていないし、排水路もない土地であるので、安く買えるのでは。なんとか町が購入してもらうと良いなと思う。そうすれば後世に残る。公園で網がかかっている所は買わなくてもよいが。
<委員長>
 網がかかっているところを公園化するという話はずいぶん前にあったが、その後進展は。
<鈴木委員>
 全然ない。
<教育部長>
 進展はないです。聞いていません。
<鈴木委員>
 そういう文化人が町にいない。ああいう史跡を残す、文化を残すというのがない。
<委員長>
 福谷城については、鈴木委員の構想と同じような考えを持っていらっしゃる方も多いと思う。三好町にとっては貴重なものだが、いまだ時機いたらずで、幸いにして教育委員会の教育長や部長、次長がおられるので、そういう話があったから、この際にという風にしていただけるとありがたい。
<鈴木委員>
 残念なことに私が町会議員になったのが平成7年だった。バブル崩壊の後だった。もう1期でも2期でも前にやっていれば何とかなったと思うが。
<教育部長>
 あのころは一般質問でよく出ていました。結局盛り上がったがまた沈んでしまいました。
<鈴木委員>
 ちょっと時期が遅かった。
<本多委員>
 そういう起伏はある。
<鈴木委員>
 土地だけは押さえておかなければならない。よしというときに、家が建っていては何ともならない。
<本多委員>
 資料館の問題は、前には福田の酒井家を寄付採納してもらったら、あそこへ第2資料館を造るという話が出て、だいぶ進みかけていったけれど、全然なかなか決着がつかない。
<鈴木委員>
 蔵屋敷や市場という地名の付いた所はない。やっぱり城下町だというのがわかる。蔵や市場があった。なんとか後世に残してほしい。土地だけは押さえてほしい。
<委員長>
 ありがとうございました。確かに土地だけを早くということは言える。今度行く知多の七曲古窯は、窯跡2つだけれど、そのあたりは公園化されて、2基が保存されている。
<鈴木委員>
 売りたいという時なら買えるのではないか。だからなんとかしてほしい。
<委員長>
 タ イミングを見計らって、せめて土地だけでも。
<鈴木委員>
 裏は公園の網がかかっているから良い。あそこまで公園の網をかけてほしいといったが、既存住宅があるから駄目だと。
<教育部長>
 そういうことですね。お話はよくわかりましたが、こういう時期ですので。
<鈴木委員>
 それは重々わかっているが、売りたいという時なら安く買えるのではないかと思う。
<委員長>
 他にどうでしょうか。
では私から1点だけ。指定についてであるが、今度は市の指定となるが、今6件あるが、県が出している冊子を見ても、一番少ないのが日進で、その次が三好である。隣の東郷は19件ある。しかもその内県指定が4件ある。いまの福谷城も公園化されて、公有地であれば、当然指定になるのではないかと思う。せめて市になったのを機会に、例えば西一色の薬師堂の薬師如来や長屋門、福田の釈迦如来など、指定になるかなと思うものはある。所有者からの申請が原則ですが、こういう時期だから、そういう指定案件にも委員会として目を向ける必要があるのではないかと思う。
他にはどうでしょうか。無いようでしたら、以上で終わりたいと思います。
<典礼>
 ありがとうございました。以上で平成21年度第2回三好町文化財保護委員会を終了いたします。

 

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部署名:教育委員会 教育部歴史民俗資料館  

電話:0561-34-5000

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