最終更新日:2014年5月11日

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会議結果 

次の附属機関等の会議を下記のとおり開催した。

附属機関等の名称

 平成26年度第1回みよし市文化財保護委員会

開催日時

 平成26年4月24日(木曜日) 午後1時30分から午後2時30分まで

開催場所

 みよし市役所2階202会議室 

 

出席者

 

 (委員)石川芳秋、鈴木昭、久野芳夫、鈴木睦子、岡本洋子、酒井孝芳

今瀬教育長

(事務局)

 塚本教育部長、鈴木教育部次長、酒井文化振興専門監、神谷資料館長、林資料館副主幹、塚本資料館主査、平井資料館主事、野々山資料館主事

次回開催予定日

 ―

問い合わせ先

 教育行政課資料館係 担当者名 林

 電話番号 0561-34-5000

 ファックス番号 0561-34-5150

 メールアドレス shiryoukan@city.aichi-miyoshi.lg.jp

下欄に掲載するもの

議事録全文

要約した理由

審議経過

【議事】

 1.平成26年度資料館事業概要及び事業計画について

 2.平成25年度入館者等状況について
 3.みよし市教育基本計画策定委員会委員の推薦について

 4.その他

 

<典礼>
 只今から平成26年度第1回文化財保護委員会を開催します。
本会議は委員改選の年度の最初の会議であります。委員長が決まるまでの間、事務局で委員会を進めさせていただきます。文化財保護委員会はみよし市文化財保護条例の規定に基づき、教育委員会に設置するみよし市の附属機関であります。文化財の保存と活用に関わる重要な事項の審議・決定、文化財保護に対するご意見を提出することが、文化財保護委員の皆さまの役割となっております。委員の任期は2年でございます。1ページをご覧ください。委員会名簿でございます。26年度と27年度の文化財保護委員としてお世話になります。よろしくお願いします。文化財保護委員会の会議は、みよし市附属機関の設置および運営に関する要綱に基づき、個人情報に関わる議題の審議以外は公開することとなっておりますので、よろしくお願いします。はじめに教育長から委員の皆さまに委嘱状を交付させていただきます。
(委嘱状交付)
<典礼>
ありがとうございました。ここで教育長より挨拶をお願いします。
<今瀬教育長>
4月よりお世話になっております教育長の今瀬と申します。委員としてお世話になります皆さまに委嘱状を渡させていただきました。任期は2年でございます。今回新たに酒井孝芳様にお入りいただきましたので、よろしくお願いしたいと存じます。文化財保護委員というのは、皆さまご承知の通り、みよし市の文化財保護の推進、あるいは活用などに関しましてご意見を賜り、進めるものでございますので、色々ご意見いただけたらと存じます。本日は、教育委員会における新教育基本計画の策定ということで、2年間かけて今後10年間のみよしの教育の屋台骨を作るということで、教育基本計画策定委員会委員をお一人推薦いただきたいということ、あるいは今年度の事業概要及び事業計画につきましてご審議いただくものでございます。よろしくお願いします。今年度の事業計画につきましては、この後事務局より説明がありますが、大きなものといたしましては、石川家住宅の整備を進めておりまして、11月3日に一般公開して皆さまにご覧いただこうということで、事業を進めております。そのほか資料館では春の企画展、5月3日からは、窯跡以外の遺跡、昔の人が住んでいた様子がわかるような展示の企画を致しておりますので、ご意見を頂けたらと思います。色々お世話になることばかりですが、皆さまの今後のご活躍、さらなるご尽力をお願いして、挨拶とさせていただきます。
<典礼>
ありがとうございました。ここで、新しい委員の方もおりますし、最初の委員会ですので、委員の皆さまおよび職員の自己紹介をお願いしたく存じます。石川委員よりお願いいたします。
<石川委員>
少し耳を傷めておりますので、皆さま方のご発言を聞き漏らすことも多いかと思いますが、よろしくお願いいたします。石川芳秋でございます。
<岡本委員>
岡本洋子です。再任をさせていただいて、2年間勉強させていただいたのですけれど、あまりお役に立てていないような状況で、また皆さまに色々とご指導を得て、責務を果たしたいと思います。よろしくお願いいたします。
<鈴木睦子委員>
鈴木睦子と申します。黒笹に住んでおります。こういう会に出させていただいて勉強することばかりです。今年もよろしくお願いします。
<鈴木昭委員>
鈴木昭でございます。私も高齢になりまして、少し発音が悪いかと思いますけれど、微力ながらこの委員会を盛り立てていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。
<久野委員>
三好上の久野芳夫です。私の家は、店を始めて約200年になります。色々なものがまだないかと思って探しております。出てきましたら資料館に持って行ってみてもらおうと思っております。よろしくお願いします。
<酒井委員>
新任の酒井孝芳です。3月一杯まで生涯学習課におりました。本来は体育ですが、生涯学習課では塩の道だとか、家康のルーツを探るだとか、色々な講座をやっておりましたので、私の好きな分野かと思います。福田には酒井眼科もありますので、私も勉強させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
<典礼>
それでは職員の自己紹介をいたします。
(職員自己紹介)
<典礼>
それでは委員長および職務代理者の選出をしたいと思います。初めに委員長の選出でございますが、いかが取り計らったらよろしいでしょうか。
<鈴木昭委員>
平成26年3月まで委員長をお務めいただいた石川芳秋委員が、当委員会の委員長に適していると思います。
<典礼>
石川委員に委員長をお願いしたいという旨のご発言がありました。石川委員に委員長をお願いしてもよろしいでしょうか。
<全委員>
異議なし。
<典礼>
ご異議なしとのことですので、当委員会の委員長は石川芳秋委員に決定されました。石川委員、委員長席へご移動をお願いします。
続きまして、委員長職務代理者の選出をお願いします。
<久野委員>
教育委員などを務められ、教育行政に詳しい岡本委員にお願いしたいと思います。
<典礼>
岡本委員に職務代理をお願いしてはとのご発言がございました。岡本委員に職務代理者をお願いしてもよろしいでしょうか。
<全委員>
異議なし。
<典礼>
ご異議なしとのことですので、当委員会の職務代理者は岡本洋子委員に決定されました。ここで石川委員長および岡本職務代理より一言ご挨拶をお願いいたします。
<石川委員長>
先ほど委員長ということで、ご推薦をいただいたわけで、光栄ではありますけれど、大変恐縮をいたしております。本音からいえば、固くご辞退を申し上げるというのが、私の本意でございます。しかし最初にご挨拶をいただきましたように、新しく教育長さんをお迎えいたしました。先ほどのご挨拶の中にも、本市の教育に対する強い覇気が感じられました。きっと大所高所から色々新しい感覚で、新しい風を私どもに与えてくださるのではないか、そして陣取山の森の中に、まさに孤立、ではありませんけれど、懸命に努力している資料館に、教育長さんから新しい風を送っていただける、強い光をいただけるのではないか、そんな気がしてまいりました。それと同時に、岡本職務代理の強いご支援もいただけるということで、本意ではございませんけれど、恥ずかしながら、この席を汚させていただきます。この2年間、よろしくお願いすると同時に、何と申しますか、ざっくばらんに言えば、呆けている最中でありますが、それを食い止めるべく、喝を入れていただいた、あるいは強い刺激を私に与えてくださったのではないかなと、そんな風に思い、温かい皆さま方のご恩情に応えるべく、粉骨砕身、頑張ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
<典礼>
ありがとうございました。続きまして岡本職務代理、お願いいたします。
<岡本職務代理>
失礼いたします。委員長職務代理を務めさせていただくことになりました岡本です。耳は良いのですが、知識と経験が少なくて、本当にお恥ずかしい次第で、場違いな感じに思っております。名簿で拝見いたしますと、私が一番若いようですので、間違っていても、ついていけなくても、それはお許しいただけるかなと思っております。是非次の世代に、子どもたち、若い人たちにみよしの良さ、みよしの歴史を、未来のみよしへ伝えていけるような手助け、仕事が出来たら良いなと思っております。皆さまよろしくお願いいたします。
<典礼>
ありがとうございました。
それでは会議を進めてまいりたいと思います。これより議事の取り回しは、石川委員長にお願いいたします。
<石川委員長>
ご無礼いたします。今日は委員全員の出席ですので、本会は成立いたしました。本委員会はみよし市附属機関の設置及び運営に関する要綱に基づき、公開となっております。議事録署名は、慣例によって委員長がいたしますが、よろしいでしょうか。
<全委員>
異議なし。
<石川委員長>
異議なしとのことですので、私が議事録に署名いたします。それでは協議及び報告事項に入らさせていただきます。事前に資料を配っていただきましたので、委員の皆さま方は目を通していただけたと思います。さらに3月の委員会では、塚本教育部長から平成26年度みよし市教育行政方針ということで、縷々説明がありました。その特集が4月15日号の広報に載っておりますので、こちらにも皆さま方目を通していただけたと思います。事業概要を主にして、特に昨年と比較をして変わった所、石川家住宅の様な新しく入った点などを含めて、説明をお願いします。
<事務局>
2ページから説明いたします。平成26年度組織と事務概要でございます。職員配置につきましては、館長を初めとしまして、副主幹1名、主査3名、主事2名、臨時的非常勤職員8名を含めまして15名の体制となっております。下の段、主な事務事業でございますが、資料館管理運営事業をはじめとしまして12項目となっております。続きまして3ページでございます。平成26年度資料館事務分掌でございます。15名の事務分担が記載されておりますのでご参照いただきたいと思います。続きまして4ページ、平成26年度資料館事業概要でございます。1現状と課題でございますが、歴史民俗資料館では文化財の保護および資料の収集、整理保存、展示公開を行っております。課題としましては、資料館入館者の向上、また今年度一般公開を予定しております石川家住宅と連携した事業を推進してまいりたいと考えております。2重点事業ですが、石川家住宅管理運営でございます。11月3日の一般公開に向けて準備をしているところでございます。年度前半には公開のための整備工事を行います。また一般公開後の管理運営の方法について検討してまいります。3平成26年度主要事業(1)文化財保護委員会運営事業でございますが、今年度は委員会を2回程度、研修会を3回程度予定しておりますのでよろしくお願いいたします。(2)文化財保存活動支援事業といたしまして、三好上・下の山車保存会へ補助をいたします。また地区の郷土芸能伝承活動への補助といたしまして、囃子・棒の手の各保存会に補助をいたします。(3)郷土芸能伝承活動発表会開催事業につきましては、9月15日(月・祝)午後1時30分より文化センターサンアート大ホールで開催いたします。参加団体はウに記載してあります団体を予定しております。(4)文化財環境保全事業でございます。文化財を害虫から守るために、今年度は資料館本館と木造棟のくん蒸をいたします。また文化財害虫調査を資料館本館、木造棟、収蔵庫、三好上・下山車および保存庫、酒井家金比羅宮、石川家住宅について実施します。(5)史跡整備管理事業として福谷城跡と黒笹27号窯の草刈りなどをおこないます。(6)文化財資料購入事業では、みよし市に関わりのある資料を購入してまいります。(7)埋蔵文化財保存事業でありますが、開発に伴う埋蔵文化財の有無の確認や、記録保存を行います。(8)資料館施設管理事業といたしまして、資料館本館、木造棟、収蔵庫の管理を行ってまいります。(9)資料館展示事業でございますが、常設展示とは別に、年4回2階展示室で企画展・特別展を開催します。来たる5月3日からは、春季企画展といたしまして、「発掘されたみよしのムラ最新みよしの発掘調査速報展」として、近年市内で発掘されました出土品100点を展示する予定です。夏は昆虫展、秋には石川家住宅の資料を用いた展示、冬には恒例のひな人形展を行ってまいります。また資料館体験講座といたしまして、夏休みに土器作り、石器作りの体験講座を実施いたします。(10)資料館資料整理事業といたしまして、資料の収集、保存、整理、調査、研究を行ってまいります。7ページでございます。平成26年度事務事業実施計画といたしまして、先ほど述べました事業の実施スケジュールでございますのでご参照ください。以上、事業説明でございます。
<石川委員長>
それではご質問なり、あるいはご意見でも結構ですので、ありましたらお願いします。
では一つ。石川家住宅について、ここにもありますように、公開後の運営活用方法を検討し、ということを書いてありますけれど、例えば公民館であれば、公民館運営委員会というようなものがありますが、特別にそういった企画なり、検討するような委員会が設置されるのか、あるいはそうではないのか、いかがでしょうか。
<事務局>
委員会などを設置する考えはありません。
<塚本教育部長>
補足をさせていただきますが、市指定文化財ということで、この委員会でお諮りいただきたいと思っております。ですので、皆さまの経験から、保存・活用をどうしていこうかという点の忌憚のないご意見をいただいて、事務局で利用計画を練って、報告させていただきますので、ご意見をいただきたい。また学校にも11月3日以降に一般公開しますということを投げかけたところ、どうやって貸し出してくれるのかなど、是非見学に来たいというご意見をいただいておりますので、そういった意見を基に事務局で案を作って、文化財ですので当委員会でご審議いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
<石川委員長>
ありがとうございました。ほかにどうでしょうか。
<岡本職務代理>
今の石川家住宅のことですが、何かたたき台を作って、提案していただく形で話し合うのか、あるいは今日のように集まった時にざっくばらんに皆さんに意見を出していただくのか、どうでしょうか。
<塚本教育部長>
前回、酒井委員はおられませんでしたが、順路図などをお示しいたしました。また中の公開・非公開の場所もお示しいたしました。東蔵はギャラリー的な展示室という風に考えております。まず11月3日にはオープニングセレモニーをしっかりやります。PRしていきます。次に、学校が使いたい、あるいはしっかりした座敷がありますから、たとえばお茶だとかお花だとか、そういった方にどうやって貸していくのか。管理の条例も設置しないといけませんから、そういったことを、こちら事務局から皆さまにご提案をさせていただいて、決定していただきたいと思っております。こう思っているんだということを、事務局にアドバイスしていただきたいと思っております。耐震補強が終わりましたけれど、11月3日までに下水の接続ですとか進入路の工事だとか、事務室がまだありませんので、事務室を一番南の玄関のところに作る工事ですとか、まだ準備することがたくさんあります。そういった形でやっていきたいと思いますので、皆さんでもしアドバイスがあれば事務局へ言っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
<石川委員長>
ほかにいかがでしょうか。
<久野委員>
三好上の人であれば、だいたい石川家というのがどういう家だったのかはわかると思いますが、他の地域の人には、石川家というのがどういう家で、どういう人がいたのかはわからないと思います。だからそれを何かの形で、分かるような説明をしていただきたいなと思います。石川家というのは、明治時代は愛知農商銀行をやっていました。そういうことはぜんぜんわからないと思います。そういうことを文章ではなく、他のメディアでわかるような形で、目に見えるものができないかなと思っております。
<事務局>
石川家住宅の公開につきましては、広報ですとかホームページ、それから各報道機関への情報提供などで周知してまいります。石川家がどういう家であったのかも紹介したいと考えております。
<石川委員長>
ほかにいかがでしょうか。
色々ご意見やお考えなり、特に石川家住宅の運営については、ここにありますように、11月3日がオープンということで、ちょっと時間があります。その間に色々考えていただいて、より良き方法、より良き活動をしてまいりたいと思います。さきほどお話があったように、我々、大変大きな仕事をいただいた、そんな感じです。お願いいたします。
ではご承認をいただけますか。ご承認の方は挙手をお願いします。
(全委員挙手)
<石川委員長>
ありがとうございました。では(2)平成25年度資料館入館者状況についてご説明をお願いします。
<事務局>
8ページをご覧ください。縦に月別、横に市内、県内、県外の男女別、各月の合計、前年度の合計が記載されております。2段書きの下段は団体の入館者数でございます。平成25度の総入館者数は、5,019名、昨年が3,722名ということで、1,297名の増加、昨年比134.8%となっております。9ページでございますが、企画展、特別展別の入館者数の表でございます。上の表が25年度、下の表が24年度のものでございます。比較しますと、夏季企画展の入館者数が非常に顕著に増えております。冬季企画展のひな人形展は前年度より若干減少しているという状況でございます。以上で入館者状況の説明とさせていただきます。
<石川委員長>
ありがとうございました。何か質問などございますか。
<岡本職務代理>
お願いします。24年度に比べると25年度の来館者がずいぶん増えており、色々努力をされた成果がこの数字に出ているかなと、本当に思います。2、3質問させてください。まずは学校の利用、どのくらい学校が利用されたかということと、もう一つ、PRには色々方法があると思いますが、出張展示と言いますか、何かそんなもの、ここの市役所の1階にもありますが、そんなものを今どのようにしてみえるか、今後各施設・各学校などでそんなものを考えているものがあるかどうか。それから、今年は石川家住宅の一般公開があるわけですが、石川家住宅と何か企画が、歴史民俗資料館とコラボみたいなものがあるようですが、特に石川家住宅と歴史民俗資料館をタイアップさせて、入場者数を増やす計画があるのかどうか、その辺りの説明をお願いします。
<事務局>
学校利用に関しましては、手元に資料を用意しておりませんので、分かり次第お知らせしたいと思います。出張展示についてでございますが、このたびカリヨンハウスの中にアンテナショップが出来ました。そこに埋蔵文化財の展示をいたしております。学校から出張の依頼があった際には、学芸員が学校の方に出張いたしまして、説明をさせていただきます。石川家住宅とのコラボでございますが、ひな人形展などの企画展の際に、石川家住宅でも同じようにひな人形ですとかを展示する予定です。また今年度秋季特別展で石川家住宅の資料を資料館にて展示する予定をいたしております。今後も石川家住宅と資料館は色々と連携してやっていきたいと思います。
<酒井委員>
学校がらみですが、今、要請があればと言われたのですけれど、僕らが中学生の時に、人口が増えて2万人。色々な所から越してきて今6万人ですよね。自分が生涯学習課で講座やっていても、例えば名古屋の美術館に行くのに境川を越す時に、何故境川という名前がついているかわかりますか、と聞くと、東郷とみよしの境だからという。経験のある高齢の方が多いですよ、僕よりも上の方が。みんなその程度です。尾張と三河の境だから境川という発想は無い。そういう状況ですよね、みよしの。僕たちや皆さんの様に、ある意味江戸時代からという人たちと、最近来られた人たちの差がすごく大きい。なので先ほどおっしゃったように、石川さんと言われてもどういう人だかわからないということもあると思う。だからその辺を知らせるためには、こういうことがやれますよと、猿投古窯のことなんかについても、一大産地だったというように、昔の時代のこういうことをやれますよというのを、ある程度持っていて、こういうことができますが、どうでしょうかという位にしていただきたい。教員は本当に知りません。特に最近は他所から来た先生ばかりで、知りませんので、何を頼んでいいかすらわからない状況で、頼めない。こういうことがやれますよというのを出していただけるとありがたいと思います。
<事務局>
検討させていただきたいと思います。
<石川委員長>
4ページの課題のところで、近年低迷する資料館の入館者の向上を図るため、魅力ある企画ということが書いてあるわけですが、当然内容がとてもまずい、例えば集まった資料が少ないとか、そういうのではなく、テーマによって、今回はちょっと専門的だからやや少ないな、とあらかじめ予想ができる。例えばこれでいけば、ひな人形とクワガタは、えらい数字が多くなっている。今度の夏にも似たようなものを計画されているが、いままでの企画展、私が見させていただいて、実に資料をたくさん、よく集めたなというのを、私はひしひし感じている。だから魅力ある企画という中身で、企画のまずさということではなく、資料をとにかくたくさん集められたということ。何故それで低迷しておるかというと、やはり市民の皆さん方の、文化財なりこういったものに対しての、意識の低さと言ったらご無礼ですけれども、ややそれに似たような感じで思っております。そういうことになると我々の委員の大きな仕事である、文化財に対する保護よりも、関心を高めるというのを、我々は事あるごとに、心掛けていかなければならないなと、痛切に思います。教育長さんも新しくなられましたので、できましたら学校教育の方にも、手を伸ばしていただいて、おそらく校長会は毎月あると思います。色々な会合があると思います。そんな時には是非、今こういうことをやっていると、今回は資料館の職員に来てもらって、詳しく説明をしてもらいますというような、手を打っていただけると、大変ありがたいなと思います。えらい注文を申し上げて申し訳ありません。
<今瀬教育長>
いつも担当課が、今度これがありますよ、という説明をさせていただいております。今度5月にありますので、私からも企画展の宣伝をさせていただきます。
<石川委員長>
ほかにどうですか。
<塚本教育部長>
入館者を高めるということで、学校側と交流はしっかり言っていかないとなかなかできないかなと思います。それから昨年酒井家の酒井利泰展をやったわけですが、僕らは酒井家、酒井眼科を知っているわけですね。ここから昔の古文書、手紙が出て来て、刈谷の人からお金を無心して眼科の旅に出たというので、刈谷市の市長さんも来てくれたわけですが、酒井家がどこにあるかすら知らない人が、その手紙を読んでも何にも感動しない。先ほど酒井委員が言われたように、みよしのことを最低限知っていただいて、酒井家というのは尾張所払いで、あそこに居を構えて、眼科医の修業には江戸まで出ていったんだと、そこまで知っていて書簡を読むと面白いのですが、何にも知らない人が来て手紙を読んでも感動しない。たまたま刈谷の市長さんが来られるとうことで、先に見ておかないと、と思い僕も行ったんですけれど、やっぱり刈谷市さんもその手紙、刈谷とのやり取りがあったからということで来ていただけました。まずそういった関心を持っていただくということと、動員をかけるという、そういう二本柱で資料館は行きたい。それから複合施設ができた際には、近い館になりますので、今後図書館と学習交流プラザというのですが、そこのギャラリーなどにも展示品を展示したりして、資料館と一緒に歴史的な価値を高めていきたい、そんな風に思っておりますので、また皆さんのご意見をよろしくお願いします。
<石川委員長>
ほかにどうですか。
<鈴木昭委員>
シルバーの関係で、岡山県の備前町に行きました。名刺を出したら、みよしかねと。猿投古窯、瀬戸物の発祥の地だと言われた。そういわれて誇りに思ったけれど、みよしに帰ってくると、誰も猿投古窯になんか目もくれない。これではいくら猿投古窯があっても、市民もどれだけの人が、福谷のトラック協会の西に窯跡がある、そんなことはまず、昔の人でも、興味のない人は全然知らない。備前町のシルバーの会長さんは教育長をやった人で、陶器に本当に詳しい人で、ぜひみよしシルバーに行って、古窯を見たいという。その足で今度は京都の綾部市に行った。綾部のシルバーの会長さんも、名刺を出したら猿投古窯のことを言われた。興味のある人はそういう風です。瀬戸物発祥のまちだと。それぐらい言っても過言ではないと僕らは思う。そういう古窯なんかも、小学生や中学生に見せて、こういう窯で、みよしのこの辺で陶器を焼いて、その後瀬戸に行ったんだよと、そんなことまで説明すると埋蔵文化財に理解が深まると思う。もう一つ。ものの本によると、文化の発展しないまちはダメだと。みよしはあまり文化が発展していないなと思う。国指定も県指定の文化財もない。文化財保護も大事だが、昔からある猿投古窯をもっと大々的にPRして、市民にも、みよしの窯跡でも見に行ってみようかなと、そのぐらいにすると、段々文化財にも興味を持って、資料館にも来ていただけるかなと思う。僕は興味があったので、家のお蔵の中にあった獅子頭、お蔵の中にしまってあってもいかんので、皆さんに見てもらえば良いと思って、開館当時に出した。資料館のパンフレットを見ると、獅子頭が載っている。僕が出したやつだなとわかる。家に持っていてもしかたないので、久野委員ではないけれど、良いものがあったら資料館に出すべきだと思う。うちは兄貴が持って行っちゃったけれど。この前も甕が出てきたが、埋蔵文化財にも重点を置いて、昔からのことをもっと市民に知ってもらわないといけない。
<石川委員長>
ありがとうございました。この展示会については、皆さん方も御承知のように、以前に比べると最近はよく新聞に取り上げられております。隣組、回覧板でこういうチラシが回ってきます。前よりも一層、PRについては本当に積極的にやっていただけていると思います。先ほど言ったようにテーマによって多い少ないは、当然のことです。ひな人形の時にやった、あちらこちらをまわるスタンプラリー、あれは良いことだなと思います。資料館の仲間もどんどん増えてきましたので、より一層そういったところから資料も借りてくる。また向こうでもPRをしていただける。色々な方法を共に考えてまいりたいと思います。
この議題については以上にいたしたいと思います。
それでは(3)みよし市教育基本計画策定委員会委員の推薦についてです。これは広報にも載っていましたけれど、平成26年度・27年度の2か年でもって委員会で協議をし、向こう10年間の計画を立てるということの様です。説明をお願いします。
<事務局>
10ページをご覧ください。みよし市教育基本計画策定委員会委員の推薦についてご説明いたします。先ほど委員長よりお話がありましたが、みよし市では平成28年度からの10年間を見据えた計画として、新教育基本計画を平成26年・27年の2か年で策定していくことになりました。そこでこの新教育基本計画のための策定委員会が設置されることになりまして、その委員にその他関係団体代表として、文化財保護委員会から代表を1名選出してほしいという依頼がございました。11ページは推薦書です。12ページはみよし市教育基本計画推進委員会設置要綱ですので参考にしてください。13ページは策定委員会の案です。学識経験者を始め、教育関係の団体代表、行政代表、公募市民などで構成されており、文化財保護委員代表は、団体代表として13番目に挙げられております。新教育基本計画策定のために、文化財保護委員のご意見をとの依頼ですので、ご協力をよろしくお願いします。
<石川委員長>
ありがとうございました。説明がありましたように、市長より委員の推薦の要請がありました。いかがしたらよろしいでしょうか。
<鈴木昭委員>
教育に明るくて、かつまた当委員会でも文化財について度々ご発言がある、鈴木睦子委員が適任と思います。
<石川委員長>
鈴木睦子委員を教育基本計画策定委員に推薦する旨のご発言がありました。いかがでしょうか。
<全委員>
異議なし。
<石川委員長>
ご異議ないようです。大変大きな仕事ですが、鈴木睦子委員、よろしくお願いいたします。
それでは5その他文化財保護委員研修についてに入ります。先ほどの計画の中に、会議が2回、研修が3回組まれています。これについて説明をお願いします。
<事務局>
14ページをご覧ください。本年度3回研修を実施する予定をいたしております。研修先といたしまして、7月頃に大府市、10月頃に県外研修として浜名湖西部地区三ヶ日、湖西、新居を予定させていただきました。西三河地方史連絡協議会につきましては、日程は未定ですが知立市で開催される予定です。
<石川委員長>
3回の研修案が示されました。県内の研修は大府市の文化財、大府市は隣ですけれど、なかなか行く機会がないということで、今まで保護委員としては1回も行っておりませんけれど、その実は、みよしの資料館のオープンが昭和57年で、大府の方は55年で、みよしのモデルとなっています。たまたま写真を見ましたら、みよしの資料館と同じように、中に農家の場面があって、というような風で、みよしの資料館のモデルです。もちろん中も充実していると思いますし、古墳もありますので、研修先として計画をされたようです。大府には、国境のまち大府という言葉があります。それは尾張・三河の、行政的な境界ではなくて、桶狭間の頃、当時の戦国武将の争い、織田家それから今川、それに徳川家康も入って、それぞれの勢力圏のぶつかり合った最前線が、この大府。あるいは豊明、福谷もそうですね。福谷も尾張、今川の接点。だから両者の最前線があって、その中でも特に激しかったのが大府ということです。イシガセ古戦場というのがあります。桶狭間の方がピンとくるけれど、考えてみると、こちらの方が彼らにとって貴重であったということです。それが研修の大きな狙いだと思います。2番目の県外研修、三ヶ日、湖西、新居、東海道の一番厳しい関所がここにある。湖西市には豊田佐吉の記念館がある。それを目的に行くのも良いかなと思います。西三河地方史連絡協議会は、知立でやること以外は未定です。県内研修の日にちですが、7月3日で行いたいと思います。県外研修は10月の中頃に行いたいと思いますが、後日調整したいと思います。
研修については以上で終わりたいと思います。全体を通してご意見はありますか。
<鈴木睦子委員>
春季企画展のチラシを見まして、今回は発掘体験コーナーがあるということで、自分が何かできるというのは良い企画だなと思います。やはり展示だけではなくて、昔の遊びだとか、ひな祭りだったらそれにちなんだ何かがあると良いなと思います。
<石川委員長>
ほかによろしいでしょうか。
特に無いようですので、これで平成26年度第1回みよし市文化財保護員会を終了いたします。

 

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