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最終更新日:2016年4月1日

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『境川緑地基本計画(案)』パブリックコメントの結果

 

 意見募集結果の公表
 
意見募集案件
【案件名】 「境川緑地基本計画〈案〉」
【募集期間】 平成17年12月1日(木曜日)から12月31日(土曜日)まで
【担当課】 都市計画課
  電話(0561)32-8021
  ファクス(0561)34-4429
  電子メールtoshikeikaku@town.miyoshi-aichi.jp
   
意見募集の結果について
境川緑地基本計画では、三好町まちづくり基本計画(平成16年3月作成)の「水と緑の方針」で掲げられた境川を核とした緑の基幹ネットワークを形成するために策定するもので、この計画を策定した後、都市計画としての境川緑地の延伸決定および整備推進を図る予定です。
過日、境川緑地基本計画の案を公表し、意見募集を行った結果、11名の方から23項目にわたる貴重なご意見をいただきました。ありがとうございました。
ここに、寄せられた意見について、三好町の考え方を公表いたします。
 
寄せられた意見と三好町の考え方

1計画全体に関する意見

番号 意見の要旨 件数

三好町の考え方(対応)

1 今の川の状態を変えずに開発は出来ないのか? 1 現状の状態をまったく変えずに整備することはできませんが、上流部は自然を保全する区域、中流部および下流部は自然を活用する区域とし、保全と活用のバランスのとれた計画を考えています。
2 洪水防止と水利用の観点から河川法が定められており、境川緑地基本計画は、新河川法との関わりに問題はないか。 1 境川緑地基本計画は河川の構造や機能上問題はないと考えていますが、細部については河川管理者と協議をしていきます。
3

境川の緑地計画は、上位関連計画にあるように緑の基幹ネットワークの軸とし、また、護岸、水際の自然回復、再生を第一に考えるという趣旨での計画であるべき。

単なる公園整備計画ではなく種々の自然環境の保全も考慮した計画であるべき。

1

境川緑地基本計画は、三好町の緑の基幹ネットワークの軸とすべく緑地としての整備計画を策定するためのものです。
境川は、豊かな自然が残された場所との認識をしており、その保全と活用のバランスをとった計画を考えています。

4 生息動物の実態調査や環境の調査を是非実施され、計画に反映することはできないか。 1 生息動物の実態調査や環境調査の実施は考えていませんが、町としては豊かな自然が残された場所との認識をしており、その保全と活用のバランスをとった計画を考えています。

2水質に関する意見

番号 意見の要旨 件数

三好町の考え方(対応)

5 境川自体の再生を図ることが必要であり、まず流れ込む水を全てきれいにする浄化設備を整備し、コンクリート護岸を全て撤去し、そこに最新技術を投入して川本来の姿でありながら、治水に関しては最上の安全を確保する。 4 今回の境川緑地基本計画は、緑地としての整備計画を策定するためのもので、水の浄化とは直接関係ありませんが、頂いたご意見は環境、下水、河川管理者などの各担当部局も重要な課題と認識しています。
しかしながら、境川は水源が乏しく、水質浄化や水量確保は困難な状況となっています。
6

川の命は水であり、水源環境の整備を計画の第一番に入れること。

水源保全の第一として、水源になる里山の保全をすることを願う。黒笹、福谷などの里山保全計画の策定を。第二として、水源池をつくり、池の半分は公園、残りは立ち入り禁止区域として野鳥のサンクチュアリにし、野鳥観察も楽しめるようにする、農業用水としても活用可能なものにしてはどうか。
1 里山の保全については、三好町まちづくり土地利用条例に基づく、三好町まちづくり基本計画で貴重な自然や生態系、里山を守る区域として「自然保全区域」を指定し、土地利用の制限をしております。
尚、今後、緑のマスタープランを策定していく中でこの制度の実効性を高めるための施策、または、補完する制度を構築するため、新たな条例制定の必要性も含め検討していく予定です。水源池をつくることについては、現段階ではとても困難であると認識しています。

3整備に関する意見

番号 意見の要旨 件数

三好町の考え方(対応)

7 愛宕橋付近に遊具の設置を。 1 愛宕橋付近には遊具を設置する十分な敷地がないため、計画にはありませんが、近くにある水洗公園の整備計画で、周辺の方のご意見を頂き検討したいと考えます。
8 上流部の自然を保全する区域について、生態系を保全することは賛成である。子どもが安心して川と接することができる親水広場の様な区域と、逆に生態系が安心して生息できる区域を区分してはどうか。 1 上流部は自然を保全する区域、中流部および下流部は自然を活用する区域と位置づけ、子どもたちが自然や水に親しめる場として計画しています。
9 整備のための工事が、現在生息している鳥や魚にとって悪影響をおよぼすのであるならば、子どもたちが望んでいる境川とは程遠くなるように思う。 1 整備にあたっては、現在生息している鳥や魚に悪影響を及ぼすことのないよう工事を行っていきます。アンケート調査では、子どもたちは「公園と川で遊べる場所」にしたいという回答が多く、その際、「水にさわることができる場所」「ベンチ」「木陰」があったら良いという回答が多くあり、その回答も考慮した計画を考えています。
10

「土の広場に整備」は自然を壊さない内容・方法にすること。

当計画地は、境川でも自然に近い環境を残している貴重なところである。「土の広場に整備」の内容とその工事を考えると今の自然を損う。鳥が安心することができない1.動き・音の出る遊具の設置2.自転車や人が走り回る、ボール遊びをする場所にする。3.喫煙できる場所にする。4.鳥との観察距離が近いことなどは厳禁である。また、広場にすることで、ルールでは禁止しても2.3.4.項などの鳥を追いやる行為は止められない。ここは散策道と小休止するベンチの設置程度に留めてください。
1 三好ケ丘高架橋付近の整備については、防犯に配慮しつつ野鳥の好む実のなる木などをできる限り植樹し、散策路を主とした、自然を保全した計画とします。(イメージ図を変更します。)また、この計画地は、土地所有者である水資源機構が、せせらぎ水路の計画をワークショップにより策定していく予定と聞いています。境川緑地基本計画の内容やワークショップとパブリックコメントで頂いたご意見についての情報提供を行い、境川緑地基本計画の計画内容と整合のとれた整備をお願いしていきます。
11 イベント開催などに河川敷を利用すべきではないか。 1 地域で魚つかみ大会を行っている事例や県主体で水辺の緑の回廊事業で植樹祭を行っている事例もあり、河川敷で行うのがふさわしいイベントがあれば利用すべきと考えます。
12 護岸を全て改修することは無理と思うが、重点的な流域を北部、中部、南部に3ケ所程度定めて護岸強化と合わせた自然工法での改修を行うようにしてはどうか。 1 境川緑地基本計画策定のワークショップにおいても川の整備に関して、護岸に自然石を張ることを提案した意見や子どもたちが自然に親しめる空間づくりや水に親しめる場づくりのアイディアが出されており、実施に向け、河川管理者とも協議を行い、今後検討して参ります。
13 階段設置が堤防劣化の原因とならないか階段設置は可能か。 1 現地にコンクリートで階段が設置されている箇所もあり可能ではありますが、実施の段階で河川管理者と構造面、位置など協議し施工いたします。
14 植樹可能な範囲で木を植える事について堤防の強化問題はないか。また、上流の堤防に木を植え木陰確保は可能か。 1 河川管理者と協議を行い、堤防に影響を及ぼさない範囲に植樹を行います。
15

計画は短期と長期の2本立てとすること。

短期プランは環境保全の地域住民育成の観点から、人が集まれる場づくりが必要でありそのために1.魅力あるトイレを作る2.ボランティアが集えるプレハブ小屋3.自ら草を刈り河川保全をするための草刈り機の購入を行う。

長期プランは、より多くの住民参加と行政協働の計画の推進である。
1

今回策定する緑地計画に盛り込むことはできませんが、住民の皆さま方と行政の協働によるまちづくりは、今後の町政にとって重要な課題であると認識しています。この3月に策定予定の三好町第四次行政改革大綱でも「地域協働の推進」を重点推進項目の一つと位置付けていくこととしています。

なお、ご意見の中にありますトイレについては、できる限り皆さまの利用しやすい魅力あるものとなるよう考えていきます。また、ボランティアの活動拠点や活動資材の提供については、地域協働の推進を図る中での今後の課題とさせていただきます。
16 新しく設置する階段が広すぎる。人が二人通れる程度でよいのではないか。 1 本計画で、新たに設置する階段の幅員は2mであり、人がすれ違える程度の幅になっています。
17 三好丘高架橋付近のせせらぎ計画に対し情報交換し、住民が喜ぶような整備を望む。 1 三好丘高架橋付近のせせらぎ水路の計画は、土地所有者である水資源機構が、ワークショップにより策定していく予定と聞いています。境川緑地基本計画の内容やワークショップとパブリックコメントで頂いたご意見についての情報提供を行い、境川緑地基本計画の計画内容と整合のとれた整備をお願いしていきます。

4計画地の維持・管理に関する意見

番号 意見の要旨 件数

三好町の考え方(対応)

18 犬の糞害に対し、罰金まで含めた処罰を行政で定めることはできないか。 1 犬の糞害に対する処罰を行政で定めている事例はあります。また、県の動物の愛護および管理に関する条例では公共の場所ならびに他人の土地および物件を不潔にしまたは損傷させないことの規定もありますが、糞の後始末は、飼い主の義務であります。これはマナーやモラルの問題であるため、三好町としては、条例化は今のところ考えていません。
19

草木の整備は使用機械などその方法にも配慮を。

治水上草木の除去は必要であるが、これらの場所が鳥たちの生活の場であり、この鳥たちが居ることが自然であるから、整備は1.できるだけ人力で行う2.動力機械は極力小型で音の小さいものを使用する3.一気に大掛かりに整備せずに少しずつやるなどの鳥に対する配慮を願う。
1 具体的な実施設計の段階で、現地条件、作業条件など諸条件を勘案し検討します。
20 堤防上は車の乗入れ規制を。
車の通行は鳥にも昆虫・植物にも良いことはない。農作業以外の車が入らないように通行規制をし、歩行者と自転車の道にすること。
1 境川緑地基本計画では、散策路について上流部右岸・左岸堤防をわだちをイメージした土舗装の道として計画しており、ご意見のように農作業以外の車はいれない考えでいます。また、中流部から下流部は建物の立地状況などにより、散策路を、歩行者と自転車を優先する土舗装の道、歩行者と車が共存する道として計画しています。
計画内容に関して、堤防管理者、道路管理者、公安委員会と協議を行っていきます。
21 境川流域は禁煙にすること。
境川流域は禁煙にし、このことを掲示板などでよく周知すること。喫煙は防火上はもちろん、鳥にも悪影響があるし、川内に捨てられれば魚にダメージが出る。
1 境川流域を禁煙にする考えはありませんが、喫煙に対するマナーについて、掲示板などで周知を図ります。

5計画の進め方に関する意見

番号 意見の要旨 件数

三好町の考え方(対応)

22 アンケート調査の設問が意図的に作られたように感じられるため、今回の「境川の緑地基本計画案」を一時棚上げとし、6月のアンケート調査結果の再検討と、再検討結果に基づくアンケート調査のやり直し、やり直しアンケート調査結果による計画案の見直しを要求する。 1 今回の境川緑地基本計画は、緑地としての整備計画を策定するためのものであり、アンケート調査もそれを意図して実施したもので見直しする考えはありません。
23 じっくりと時間をかけて計画し、もっと話し合いの場を、機会を設けてほしい。 1 境川緑地の基本計画は、平成17年度にワークショップ方式で作成し、平成18年度に、都市計画の緑地として計画決定を行う予定です。緑地整備に対する計画内容についてご意見・ご要望などあればお聴きいたします。

お問い合わせ

部署名:都市建設部公園緑地課  

電話:0561-32-8024

ファクス:0561-34-4189

メールアドレス:kouen@city.aichi-miyoshi.lg.jp

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