みよし市ホームページ > 平成23年第3回みよし市議会定例会

最終更新日:2023年5月16日

ここから本文です。

平成23年第3回みよし市議会定例会

写真:久野市長

みよし市長
久野知英

市長あいさつ 

おはようございます。
開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日ここに、平成23年第3回みよし市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、何かとご多用の中、ご出席を賜り、開会できますことを厚くお礼申し上げます。


議会におかれましては、7月上旬から各常任委員会および特別委員会の行政調査を実施され、それぞれの所管事項につきまして幅広く調査、研究をいただきました。調査、研究されました内容につきましては、何れもみよし市のこれからのまちづくりを推し進めるにあたり、参考となる貴重な情報と存じ上げます。さまざまな機会を通じ、ご指導くださいますようお願い申し上げます。

去る8月10日から11日の2日間にかけて、長野県木曽町内の各地区の主要な施設などの視察、誠にお疲れさまでした。合わせて木曽町議員との交流会が有意義に開催され、友好都市提携に向けたステップのひとつとなったことと存じます。誠にありがとうございました。友好都市提携の調印式の予定でありますが、木曽町から申し出のあった、木曽町内で開催されるイベント・行事として、10月29日に行われる「福島関所まつり」の開催時にと調整を進めておりますので、正副議長さんにもご参加いただきたく、ご理解のほどよろしくお願いします。

さて、8月初旬の新聞報道などにより、ご承知のことと存じますが、トヨタ自動車およびトヨタ自動車系主要メーカーの2011年4月~6月期の連結決算におきまして、東日本大震災で部品供給網(サプライチェーン)が被害を受け、生産が大幅に落ち込んだことが影響し、営業利益が前年同期の黒字から赤字となりました。景気は製造業を中心に生産活動が回復していくのに伴い、持ち直していくことが期待されます。先行きについては、電力供給の制約や放射能災害の影響、超円高などの変動要素を踏まえると、依然、予断を許さない状況であります。

さて、本市の夏の風物詩としてお楽しみいただきました「三好池まつり」「いいじゃんまつり」「大提灯まつり」は、大きな事故はありませんでしたが、「いいじゃんまつり」は、あいにくの天候により、プログラムを短縮することとなってしまいました。しかし、何れのまつりも市内外からの多くの皆さまにご来場いただき、大盛況でありました。今回は、東日本大震災による被災地の復興を願いつつ、復興を支援するまつりとして開催されました。“活気と活力のみなぎる“みよし市”を広くアピールできたものと思います。合わせて、東日本大震災による被災地の復興を支援するための、みよし市商工会女性部による募金活動では、皆さまの温かい善意が多く集められ、観光協会の協賛金の一部と合わせて、238万円を超える義援金を、29日に中日新聞社会事業団を通じて送金させていただきました。まつり実行委員会を始め、まつり運営にご尽力いただきました皆さまに深く感謝を申し上げます。

さて、地震に関しては非常に敏感になっている昨今ですが、8月1日午後11時58分ごろ、駿河湾を震源とする地震がありました。静岡で震度5弱を観測し、東海地方を中心に広い範囲で揺れを記録しましたが、気象庁は、懸念される東海地震に結びつくものではないとの見解を示しました。地震はいつ、どこで起こるかわかりません。こうした中「みよし市防災訓練」を8月27日に実施させていただきました。当日は、議員各位を始め、各行政区の自主防災会、防災関係機関、ライフライン関係団体、ボランティア団体、住民の皆さまなど、総勢1,600人余のご参加をいただき、大規模地震の発生を想定した訓練に熱心に取り組んでいただきました。三好丘中学校を会場とした拠点訓練では、消火訓練や救護訓練、防災資機材などの取り扱い訓練を実施いたしました。また、各自主防災会の計画に基づき、各行政区で実施いただいた訓練では、避難訓練や安否確認訓練、初期消火訓練、救急救護訓練、炊き出し訓練などを行っていただいております。

東海地方も東海・東南海地震が連動する大規模地震の発生が予想されています。万が一、地震が発生した場合は、すべての人が被災者になる可能性があります。被害を最小限に止めるためには、皆さまお一人お一人に防災に関する「知識」を習得していただくとともに、自らできる備え、いわゆる「自助」を心掛けていただくことが大切です。また、訓練を通して、共に協力することの大切さ、いわゆる「共助」を理解し、体験いただいた災害時における対処の方法などを、役立てていただくとともに、防災意識を再認識していただければと思います。

8月17日から19日までの3日間、東日本大震災の現地調査のため、宮城県仙台市と岩手県住田町、陸前高田市、大船渡市と福島県二本松市を訪問しました。海沿いにあった家屋は、津波で壊滅的な被害でしたが、復旧も少しずつ進んでいました。被災地の復興には非常に長い時間がかかるものと思われるため、長期に渡る継続的な支援が必要とされます。仙台市と二本松市では、震度6強と極めて強い地震に見舞われましたが、津波以外での家屋の倒壊は少なかったようです。しかし、家の中の家具や電化製品などが倒れ、足の踏み場もなかったと伺いました。皆さまも今後、起こりうる想定外の揺れが襲うことも念頭に置きながら、家具やテレビなどの電化製品の固定について、点検をしておくことが重要です。

幸いにも近年、本市では甚大な震災や風水害に見舞われることはありませんでしたが、『転ばぬ先の杖』しっかりと備えていただきたいと思います。7月下旬以降、関東や東北地方では「梅雨末期に似た不安定な気圧配置」となり、局地的に突発的な大雨をもたらしました、いわゆるゲリラ豪雨です。全国的に見ても3割以上増加しており、いつ、この地域に襲来するか予断を許しません。職員も常々、危機管理意識の徹底と有事における適切かつ迅速な行動が取れるよう、備えているところです。皆さまにも常に危機管理意識を持っていただき、皆さまが笑顔で暮らせる「安全で安心して住めるまちづくり」を目指し、今後も防災対策の更なる充実、強化に努めてまいりたいと考えておりますので、議員各位ならびに市民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。今月は敬老月間であります。高齢者の皆さまは、本市の伸展に多大なるご功労をいただいた方々であり、心より感謝するとともに、ご長寿をお祝い申し上げます。

さて、今定例会に提出いたします議案は、
○条例の一部改正3件
○平成23年度補正予算4件
○工事請負契約の締結(変更一件)2件
○物品の買入れ1件
○委員の選任2件
○平成22年度決算認定9件
○諮問2件
○報告2件
の25案件であります。

補正予算に計上させていただいた主な事業は、大規模な地震の発生に備えた庁舎新築事業の備品購入費、また低公害車普及促進事業や住宅用太陽光発電システム設置事業、高効率給湯器設置事業などの補助事業、各行政区から要望のありました、道路改良事業など、皆さまの安全確保に配慮した事業であります。各議案の詳細につきましては、後ほど、副市長ほか、担当部長よりご説明を申し上げます。

最後になりましたが、今定例会に提出いたします各議案につきまして、慎重審議のうえ、原案どおり可決、認定をいただきますようお願い申し上げまして、開会のあいさつといたします。 

お問い合わせ

部署名:経営企画部秘書広報課(秘書担当)  

電話:0561-32-8032

ファクス:0561-34-6008

メールアドレス:hisho@city.aichi-miyoshi.lg.jp

ページの先頭へ戻る