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最終更新日:2023年5月16日

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平成25年第3回みよし市議会定例会

写真:久野市長

     みよし市長
         久野知英

市長あいさつ  

 

おはようございます。

開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

本日ここに、平成25年第3回みよし市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、何かとご多用の中、ご出席を賜り、開会できますことを厚くお礼申し上げます。

議会におかれましては、7月上旬から各常任委員会及び特別委員会の行政調査を実施され、それぞれの所管事項につきまして幅広く調査、研究をしていただきました。調査、研究されました内容につきましては、何れもみよし市のこれからのまちづくりを推し進めるにあたり、参考となる貴重な情報と存じ上げます。様々な機会を通じ、ご指導くださいますようお願い申し上げます。

 さて、私ごとではありますが、すでに議員の皆さまにもご報告し、新聞報道でご承知のことと存じますが、次期市長選挙におきます動向について、8月27日の記者会見におきまして、不出馬・引退する決意を表明させていただきました。

 本市は、平成22年1月4日の単独市制施行により、市として新たな歴史の第一歩を踏み出しました。町から市へ一歩ずつステップアップするため、皆さまとの協働により「新たな歴史と創造によるまちづくり」を推し進めるため、責任をもって実践・実行し、着実に取り組んでまいりました。議員各位を始め市民の皆さまのご理解とご協力に、深く感謝申し上げます。

 また、私が平成13年12月に町政をお預かりいたしまして今日まで、首長としての重責を無事務めさせていただくことができました。この間、議会を始め市民の皆さまより賜りました温かいご支援、ご協力に対し、この場をお借りいたしまして、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 本日から始まる第3回定例議会が、私にとりましては最後の議会であり、感慨深いものがありますが、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。

 任期も残すところ90日余りでありますが、前を向いて全力で間違いのない舵取りをしていきますので、議員の皆さまを始め、市民の皆さまには格段のご支援、ご協力方をいただきたく伏してお願いを申し上げます。

 国政に目を向けますと、去る7月4日、第23回参議院選挙が公示され、21日に投票、即日開票が行われました。有権者の皆さまにおかれましては、国政に直接参加する貴重な1票として投票にお出掛けいただいたことと存じます。

 昨年12月の衆議院選挙や6月の東京都議選挙の結果をなぞったような与党の大勝でした。衆参両院で多数派が異なる「ねじれ国会」が解消された意義は大きいと思います。ねじれは、政治の停滞と混乱を引き起こし、首相が毎年交代する異常事態の要因になりかねません。政局は報道されているとおり、暮らしをよくする政策の実現に力尽くしていただき、日本経済再生へ期待しつつ、今後の動向を注視してまいりたいと存じます。

 更に、経済に目を向けてみますと、トヨタ自動車の2013年4月~6月期の連結決算が8月2日に発表されました。リーマン・ショック以降の地道な原価低減の成果が出てきたため、営業赤字から長く抜け出すことができずに、連結決算の足を引っ張ってきた単独決算も、円安による輸出採算の好転が、利益水準を大幅に押し上げました。

また、2014年3月期の営業利益予測も上方修正され、6年ぶりの高水準となる見込みのようです。

 ただ、足元は好調でも中国や新興国各国では、経済の成長鈍化も懸念されており、不透明感が漂い、予断を許さない状況であります。

 さて、本市の夏の風物詩としてお楽しみいただきました「三好池まつり」「いいじゃんまつり」「大提灯まつり」は、大きな事故もなく、何れのまつりも、市内外から多くの皆さまにご来場・参加いただき、大盛況でありました。 “活気と活力のみなぎるみよし”を広くアピールできたものと思います。まつり実行委員会を始め、まつりの運営にご尽力いただきました皆さまに深く感謝を申し上げます。

 さて、地震や福島第一原発事故による汚染水の漏水に関して、非常に敏感になっている昨今ですが、地震はいつ、どこで、起こるかわかりません。こうした中「みよし市防災訓練」を8月31日に実施させていただきました。当日は、議員各位を始め、各行政区の自主防災会や防災関係機関、ライフライン関係団体、ボランティア団体、住民の皆さまなど、総勢2,000人余のご参加をいただき、大規模地震の発生を想定した訓練に、熱心に取り組んでいただきました。

北中学校を会場とした拠点訓練では、消火訓練や救護訓練、防災資機材などの取り扱い訓練を実施いたしました。また、各自主防災会の計画に基づき、各行政区で実施していただいた訓練では、避難訓練や安否確認訓練、初期消火訓練、救急救護訓練、炊き出し訓練などを行っていただいております。

 東海地方も東海・東南海・南海地震を起こす「南海トラフ」で想定震源域が連動し、最大級の地震発生が予想されています。万が一、大規模地震が発生した場合は、すべての人が被災者になる可能性があります。被害を最小限に止めるためには、皆さまお一人お一人に防災に関する「知識」を習得していただくとともに、自らできる備え、災害時の基本であります「自分の身は自分で守る」いわゆる「自助」を心掛けていただくことが大切です。

 また、訓練を通して、共に協力することの大切さ、いわゆる「共助」を理解し、体験いただいた災害時における対処の方法などを、役立てていただくとともに、防災意識を再認識していただけたものと思います。

 さて、巨大地震により、大規模な災害が発生した場合、東日本大震災の教訓を活かした、広域での防災対策のあり方の検討や早急な対策を実施することが、西三河地域に共通する喫緊の課題です。それらを解決するために、西三河地域において、広域防災体制を構築することが必要であることから、その体制構築に向けた取り組みの一つとして、去る7月3日、西三河9市1町による災害時相互応援協定を締結いたしました。

 応援の種類は、①食糧や飲料水をはじめ、生活必需品の提供、②救援及び救助活動に必要な車両の提供、③被災者の救出、医療等に必要な医薬品の提供、④救援、応急復旧に必要な職員の派遣、⑤被災者の受け入れを想定しています。この協定に基づき、西三河9市1町の西三河地域全体が連携して、今後の防災・減災対策について検討してまいります。

『転ばぬ先の杖』として、しっかりと備えていきたいと思います。

 7月中旬、関東・東北地方の豪雨では、不安定な気圧配置により、局地的に東京都や山形、岩手両県で突発的な大雨をもたらしました。また、7月と8月下旬には中国地方でも、大気の状態が非常に不安定になり、島根、山口両県で、猛烈な雨が降りました。

 7月、8月の連日の猛暑とゲリラ豪雨は、今年の夏の特別な出来事で片付けられないかもしれません。更に、一昨日の4日、台風17号から変わった低気圧と秋雨前線の影響で、東海地方の各地では、時間100ミリを超える激しい雨が降りました。

 ここ数年、爆弾低気圧や竜巻も発生し、気象状況が大転換している可能性があると、専門家が警告しています。いつ、どこで襲来するか予断を許しません。

 職員も常々、危機管理意識の徹底と有事における適切かつ迅速な行動が取れるよう、備えているところです。皆さまにも常に危機管理意識を持っていただき、皆さまが笑顔で「安全で安心して暮らせるまちづくり」を目指し、今後も防災対策の更なる充実、強化に努めてまいりたいと考えておりますので、議員各位並びに市民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

 今月は敬老月間であります。高齢者の皆さまは、本市の伸展に多大なるご功労をいただいた方々であり、心より感謝するとともに、ご長寿をお祝い申し上げ、いつまでもご壮健でありますよう祈念を申し上げます。

 さて、今定例会に提出いたします議案は、

 ○条例の制定および一部改正  11件

 ○平成25年度補正予算           4件

 ○工事変更請負契約の締結    1件

 ○委員の選任                  2件

 ○平成24年度決算認定           8件

 ○報告                        2件

の28案件であります。

 補正予算に計上させていただいた主な事業は、障がいのある子どもの就学支援のためのバリアフリー化改修事業や、防犯カメラ設置事業などの補助事業、各行政区から要望のありました、道路修繕事業やカーブミラー設置事業など、皆さまの安全確保に配慮した事業であります。

 各議案の詳細につきましては、後ほど、副市長ほか、担当部長よりご説明を申し上げます。

 最後になりましたが、今定例会に提出いたします各議案につきまして、慎重審議のうえ、原案どおり可決、認定をいただきますようお願い申し上げまして、開会のあいさつといたします。

 

お問い合わせ

部署名:経営企画部秘書広報課(秘書担当)  

電話:0561-32-8032

ファクス:0561-34-6008

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