最終更新日:2019年5月31日

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認知症について

認知症とは

認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活する上で支障が出ている状態を指します。認知症は、少しずつ進行します。介護の期間は年齢や症状によってもさまざまですが、周りが気づいてから10年近く、あるいはそれ以上になる場合があります。症状が軽いと、周囲が「ちょっと変だな」と思っても、本人が比較的元気なため、そのままときが過ぎていくことが多いのが現状です。病状が進行するにつれて、生活できないほどの記憶障害や行動障害が現れ、家族や周囲の介護が困難になってきます。

「加齢による物忘れ」と「認知症の記憶障害」との違い

 

「加齢による物忘れ」

「認知症の記憶障害」

加齢による生理的変化が原因

脳の病気などが原因

経験したことが部分的に思い出せない

経験したこと全体を忘れている

目の前の人の名前が思い出せない

目の前の人が誰なのかわからない

物の置き場所を思い出せないことがある

置き忘れ・紛失が頻繁になる

何を食べたか思い出せない

食べたこと自体を忘れている

約束をうっかり忘れてしまった

約束したこと自体を忘れている

物覚えが悪くなったように感じる

数分前の記憶が残らない

曜日や日付を間違えることがある

月や季節を間違えることがある

 

認知症の原因

認知症を引き起こす病気のうち、脳の神経細胞がゆっくり死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気で

  • アルツハイマー型認知症
  • 前頭側頭型認知症
  • レビー小体病

などがあります。アルツハイマー型認知症が発症頻度としては一番多いといわれています。
アルツハイマー型認知症に続いて比較的多いとされるのが、「脳梗塞」、「脳出血」、「脳動脈硬化」などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまったりする「脳血管性認知症」です。

早期発見・早期治療

残念ながら現在の医療では認知症は完治が困難なものがほとんどです。でも、「どうせ認知症は治らない病気だから」とあきらめないでください。認知症もさまざまな病気と同じように早期受診、早期診断、早期治療は非常に重要です。しかし、認知症の診断は初期ほど難しいため、専門の医療機関への受診が不可欠です。早期にかかりつけ医や病院の神経内科、心療内科、脳神経外科、物忘れ外来などで相談をし、適切な治療を受けることにより、進行を抑えることができる場合があります。また、病気が理解できる段階で受診することは、症状が軽いうちに症状が悪化したときの後見人を決めておく(任意後見制度)など、「認知症」という病気に対する心構えや備えを持つことができます。

認知症の症状

 

記憶力の低下

記憶には短期記憶と長期記憶があります。その中でも短期記憶が最も障がいを受けやすく、認知症が進むにつれて新しいことを記憶することが困難になります。直前にしていたことなどを記憶できずに、同じことを繰り返したり、何度も同じことを言ったり、聞いたりします。

理解・判断力の低下

言葉や単語の意味を理解、判断することができなくなってきます。「野菜の種類を答えてください」「動物の種類を答えてください」などの質問も答えられなくなります。また、手順よく計画的に行動することができなくなります。

見当識の障害

見当識とは、日時・場所・人などのことを認識することを言います。見当識が障がいされると、今の時間や今いる場所、今一緒にいる人までわからなくなります。どこにいるかわからなくなって、不安になり、徘徊してしまうこともあります。

昼夜逆転

昼間に寝て、夜中になると起きてくるという症状です。不安から真夜中に奇声を発したり、ごそごそと動き回ったりします。

徘徊

一般的には目的を持たず、歩き続ける行動を言います。認知症の場合は、本人には目的があり、歩き回ります。場所の見当識障害やそのほかの理由から家に帰れなくなることがあります。

妄想・幻覚・幻聴

「お金を盗られた」「食事を与えてくれない」などの実際にはないことを訴える妄想が起こったり、見えないものが見えたり、誰もいないのに会話したりする幻覚症状が出ることもあります。

異食・過食

食べ物でないものを食べたり、食事を十分とったのに、さらに食事をとったりします。

収集癖

自分の物ではない物や、ゴミ、ガラクタなどを持ち帰る行動を言います。

 

周りの人ができること

認知症になったのではないか、という不安は健康な人の想像を絶するものです。認知症の人は何もわからないのではなく、感情や自尊心は以前と変わりありません。誰よりも一番心配で不安を感じ、苦しく感じているのは本人です。
本人がどのような気持ちで過ごしているのかを知って対応することが大切です。頭ごなしに否定せず、混乱しやすい情緒の安定を重視して温かい気持ちで接することが必要です。
「認知症の人」がいるのではなく、親や友だちや知り合いの人が認知症という病気になっただけです。認知症の障がいを補いながら、今までどおり接する事が重要です。ちょっとした声かけや手助けをさりげなく、自然に、それが一番の援助です。

認知症予防

認知症の予防は不可能と思われがちですが、そうでもありません。糖尿病や高血圧などの生活習慣病を予防することが、認知症の発症リスクを減らすことができるという研究でデータがいくつも発表されています。
また、脳の活性化には、ウォーキングや水泳など運動をしたり、楽器を演奏したり、陶芸をしたり、文章の読み書きをしたりなどいろいろな方法がありますが、大切なことは楽しく行うことです。また、特に趣味がない人でも日常の家事を行うにあたり家庭の中で役割があり前向きに生きる意欲が認知症予防となります。

認知症により判断能力が低下した人を支援するためのサービス

成年後見制度の利用支援

認知症の高齢者、精神障がい者または知的障がい者などで判断能力の不十分な人を保護(財産管理や身上監護)するため、本人に代わって市長が家庭裁判所に法廷後見開始などの審査請求を行います。

日常生活自立支援事業

認知症高齢者、知的障がい者、精神障がい者などのうち判断能力が不十分な人が地域において自立した生活が送れるよう、利用者との契約に基づき、福祉サービスの利用援助などを行うものです。

相談窓口

 

みよし市内の地域包括支援センター

 

愛知県認知症介護支援電話相談(大府市半月町3-294認知症介護研究・研修大府センター)

【認知症に関する悩み事の電話相談】電話:0562-44-5746
相談時間:月、水10時00分から16時00分(祝日、年末年始を除く)

 

認知症の人と家族の会認知症介護相談(東海市養父町堀北58番地1)

認知症の介護経験者による、介護に関する困りごと相談】電話:0562-31-1911
相談時間:月から金10時00分から16時00分(祝日、年末年始を除く)

 

愛知県精神保健福祉センター(名古屋市中区三の丸3-2-1東大手庁舎)

【心の健康、精神病などの相談・診療】電話:052-962-5377

 

 

お問い合わせ

部署名:福祉部長寿介護課  

電話:0561-32-8009

ファクス:0561-34-3388

メールアドレス:choju@city.aichi-miyoshi.lg.jp

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