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最終更新日:2013年12月9日

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パブリックコメントについて

新庁舎建設事業について、皆さんの意見を募集しました。

三好町ではこれまで小中学校や保育園といった公共施設の耐震工事を優先して行ってきました。防災拠点となるの役場東館・西館庁舎は、耐震診断の結果から心配される大地震に耐えることができないことが分かりました。大規模な地震が起こった際に庁舎が倒壊し、防災・災害復興拠点としての災害対策本部機能が十分に果たせない恐れがあります。
しかし、筋交や耐震壁を設置するなどの耐震補強工事を行った場合、執務空間が仕切られ小さな部屋ばかりできてしまい、執務室として効率よく利用することが難しくなってしまいます。
そこで、現在の庁舎の建替えを計画しており、その基本計画がまとまりましたので、皆さまのご意見をお伺いしました。

 

★新庁舎建設事業概要(PDF:5,956KB)

 

意見の提出方法

平成21年3月30日(月曜日)までに住所・氏名・電話番号を明らかにして、総務課へ次のいずれかの方法で。

  1. 郵便〒470-0295(住所記入不要)
  2. 電子メールsoumu@town.aichi-miyoshi.lg.jp
  3. ファックス(0561)32-2165
  4. 直接持参役場西館2階総務課まで

意見募集結果

【案件名】 「新庁舎建設事業」
【募集期間】

平成21年3月1日〔日〕から平成21年3月30日〔月〕まで

 

意見募集の結果について

過日、新庁舎建設事業を公表し、意見募集を行った結果、16名の方から53項目にわたる貴重なご意見をいただきました。ありがとうございました。

 

ここに、寄せられた意見について、三好町の考え方を公表いたします。

   

【寄せられた意見と三好町の考え方】

区分

番号

意見の要旨

件数

三好町の考え方(対応)

方針

1

新庁舎に44億円かけて新築することは反対です。それよりも、愛知大学が移転するので、大学から土地・建物を取得し大学校舎を庁舎として利用すれば経費も安く済むと思うので、考えてください。

1

愛知大学は、町の北部に位置し立地的に適地でないと考えます。敷地についても、借地部分を含めて、約20万平方メートルと非常に広大で、庁舎敷地としては、無駄が生じてしまいます。また、土地と建物の取得費に加え、校舎についても、改修に多くの費用が必要となり、建替え以上の費用がかかってしまいます。

2

今の時期は、景気が良くないので建設時期を考えてはとの意見もあるが、こういった時期は建設費も安く良いものができる。町長の判断で、21年度中に建設着手を切望する。

2

建設コストをできるだけ削減できるよう平成21年度中に発注予定の実施設計の中で検討していきます。また、その後の建築の許認可の手続きなどについては、経済状況を鑑み、住民の皆さまや議会の意見をお聞きしながら進めていきたいと考えています。

3

役場西庁舎は、耐震補強工事で済ませ、東庁舎のみの建て替えを。

1

西庁舎は、耐震補強計画を行ったところ、建物内に補強として1階から3階まで各所に補強壁が入ることとなります。庁舎としては課などの配置が難しく、事務室や図書館機能としても住民の皆さまが利用しにくくなることが判明し、費用対効果を含めて検討した結果、西庁舎を含めた新庁舎建設を計画しました。

4

東館築45年、西館築28年の現庁舎の建替えに際して、東館はともかく西館は、相当の理由が説明責任として準備されなければならない。

1

5

役場庁舎に図書館、保健センター、福祉センターなどを集約した複合施設の建設を検討したら。

2

庁舎と複合は、管理・運用面を考えて独立した方がよいとの考えで庁舎建設を計画しました。図書館、公民館などの機能を含めた複合施設については、庁舎建設後に現庁舎西側の駐車場にて建設を計画しています。

6

庁舎は、地震に強く、エコで温室効果ガス削減、長寿命でコンパクトなコンテナや仮設ハウスで建設したらどうか。この時期に新庁舎建設に44億円は、考えられない。

1

庁舎は、住民の皆さまに長期に渡って活用される施設です。また、有事の際は防災拠点となりますので、仮設的なものやコンテナなどの簡易なものは、十分その機能を果たさず、適さないと考えます。

7

経済不況のこの時期は、見通しが立たないので建設時期を延期してはどうか。

5

平成21年度中に実施設計を進めていく考えです。

8

建設費用の44億円は、高すぎる。積立額の中で対応すべき。

3

概算で44億円としているものです。今後、発注をします実施設計の中で建設費を算定していきます。

9

町内の様ざまな専門家や町民代表の参加する委員会を設置し、知恵を出し合った計画づくりをやり直してはどうか。

1

設計事務所に委託し基本設計を完成させたもので、町民代表である町議会で検討いただいたものです。

10

計画面積の1万100平方メートルは広すぎる。いつ行っても利用者は少ない。

1

計画面積については、現在の庁舎の面積8,322平方メートルに不足している会議室と書庫をプラスしたもので計画しています。現在の三好町の人口は、5万7千人で、将来人口を7万人と想定しており、今後、市制を施行し増える来客者を勘案し配置を計画したもので、決して広すぎるとは考えていません。

11

設計コンセプトには、新市の庁舎としての象徴的意味合いがとり上げられておらず、これではどこにでもあるような白々しい業務ビルに過ぎない。新庁舎を、市民に親しまれ、暖かさと和やかさ、判りやすさを持つ魅力ある場所とするための構想・提案をもって再考いただきたい。

1

シンボルタワー的な建築物ではなく、あくまでも経費削減を図るため、新庁舎はオフィスビルを想定しています。

12

既存庁舎と新築計画庁舎との面積規模の比較対照表を示していただきたい。

1

別表1に掲げました。

13

既存庁舎の耐震工事を行うことと、新築庁舎を建設し、既存庁舎を除却するための関連の費用的な比較を示されたい。

1

5千平方メートルの新庁舎建設、東庁舎取壊、西庁舎耐震補強で約34億円程度です。1万平方メートルの新庁舎建設、東庁舎取壊で約44億円程度です。この比較をし、皆さまが利用しにくくなることや費用対効果を含めて検討した結果、西庁舎を含めた新庁舎建設を計画しました。

14

既存庁舎をどのような手順で取り壊し、除却していくのか説明していただきたい。跡地利用についてもどのような将来像を持っているか説明をしていただきたい。

1

新庁舎建設後に東庁舎・西庁舎を取り壊し、駐車場として整備していく考えです。

15

敷地条件によって、何案かの建築計画の可能性があるが、これまでの過程でどのような検討がなされて来たのか説明していただきたい。

1

建設位置は、住民の役場の位置的イメージを変えることなく行政事務を継続でき、仮設庁舎建設などの経費を省くことができる現庁舎敷地内駐車場が最も適当と考え計画しました。そのため、建築面積がおのずと決まるため、総床面積を1万平方メートル、1万1千平方メートル、1万2千平方メートルの3案について、執務室、会議室、書庫などの配置を検討しました。

16

急激な不況により法人税が減収する中での庁舎新築計画ですが、予算は大丈夫か。30億の積立以外の14億は、どのように調たつするのか。

1

平成19年度に30億円、平成20年度に3億円の合計33億円を庁舎整備基金として積み立てています。残りの財源については、起債を含めて検討します。

17

新築でなく、現庁舎の耐震補強は無理でしょうか。

1

東庁舎については、耐震補強をしても昭和38年に建築され44年が経過し設備が老朽化しているため、その改修の繰り返しでは十分な改善とはならず、維持管理費がかさむため新築と結論つけました。西庁舎については、番号3に記載のとおりです。

18

耐震補強案が新築案に代わる過程に飛躍がありロジックになっていない。補強案と新築案双方の計画予条件即ち部局数、人員、外来客数とその将来予測および平・断面計画案とコストなどの比較資料が明示されるべきだし、また耐震補強案はどういう業者からの資料に基づくものなのかが開示され、町の今後の財政予測と新築決定の根拠が示されて始めてパブリックコメントが可能になるのではないでしょうか。

1

耐震補強から新築へは、番号17のとおりです。新築案については、将来を人口7万人の市として計画をしています。また、計画平面図などの提示については、広報は、限られた紙面ですので、建設の必要性、構想、概要などを掲載し、三好町のホームページで基本設計の概要版を、そして情報プラザで基本設計の図書を閲覧できるようにしています。

 

 

 

【寄せられた意見と三好町の考え方】

区分

番号

意見の要旨

件数

三好町の考え方(対応)

構造

19

50年、100年に一度の地震のために1億円以上かけて免震にする必要があるのか。耐震や制震構造でもよい。

2

地下も利用できる耐震構造(地下1階地上7階建て)と地下なしの免震構造(地上7階建て)について、地下なしの耐震構造のものに比較してコストアップの額を検討しましたが、いずれも約2億4千万円とほとんど同額となりました。地下有りの耐震構造にして、地震発生時に亀裂などが発生し修繕工事を行うよりも、地下なしで免震構造にして、地震発生時にもほとんど被害の出ない方がよいと判断しました。

20

エコ・ボイド(吹き抜け)の設置により光熱費などの経費は現庁舎と比較してどれくらいかかると想定していますか。空調負荷を低減する根拠は何か。また、他の市町の同様の庁舎の費用を調査しましたか。

1

現庁舎と新庁舎は、建物形状、規模、空調設備、衛生設備、電気設備を含めシステムに違いがあり比較の対象とすることは困難なため比較していません。空調負荷の低減については、自然エネルギーの積極的な活用による照明や空調負荷の低減を考えています。具体的には、夏季は、午前中の温度が低い時間帯は空調機を稼動させず自然換気により冷房効果を上げます。外壁面より外気を取り入れエコボイドからトップライトへ暖気を排気し室温の上昇を抑えます。また、夜間の冷えた外気を建物内に通風させることにより室内冷却を行い、翌日の空調負荷を軽減します。冬季は、エコボイドの中・上層部に吹出口ノズルを設置し上昇する暖気を強制的に下方へ吹き戻すことにより上層部の暖気溜まりの均一化を図ります。また、他市の吹抜けのある庁舎の空調費用についても確認していますが、同程度の費用と判断しています。実施設計の中でさらなる環境負荷の低減を図ることを検討します。

21

エコ・ボイド(吹き抜け)は、空調負荷が増加し、建設費も高くなるため必要がない。また、耐震強度を弱めると思います。

7

建設費はやや高くなりますが、地球温暖化防止のために自然エネルギーの有効活用による環境負荷の低減を図ることに重点をおきエコ・ボイド(吹き抜け)の設置を計画しました。構造的には、免震構造としているため、問題ないと考えます。

22

「エコボイド」(吹き抜け)を設けて自然換気の効果に期待しているが、冬季の暖房や夏季の空調の際にはその効果を大きく妨げる。また、自然採光を導く計画だが、上階に行くと狭くなるのでは採光効果が妨げられ常識的ではない。技術的には、議場を北に張り出して採光空間を確保すべきではないか。

1

地球温暖化防止のために自然エネルギーの有効活用による環境負荷の低減を図ることに重点をおきエコ・ボイド(吹き抜け)の設置を計画しました。建設費を抑えるために、真四角のオフィスビルを計画しました。

23

内部アトリウム空間は割愛するか竪穴周囲を防火シャッターではなく網入りガラススクリーンで上から下まで仕切られるべき。「 防災の拠点施設 」で開放的空間にプライオリティーを置くのは技術信奉に過ぎる。

1

吹き抜けの周囲をガラスなどで仕切るとエコボイドとしての効果(自然エネルギーの有効活用)が期待できないので、防災拠点施設にマイナスにならないような配慮を実施設計の中で検討します。

24

耐震壁が極めて少ない為に躯体コストが不経済では。

1

やや建設費が増加しますが、将来的な行政需要の変動に対して柔軟に対応できる平面計画としています。構造的には、免震構造であるため、建物への地震力が耐震構造に比べ小さいため耐震壁が少なくても問題ない構造となっています。

25

1階はすべて駐車場とし、2階から4階は、三河の間伐材をふんだんに使って建設する。

1

住民の利用の多い部署をなるべく階段やエレベーターを使わずに利用できるよう低層階(1階)に配置する計画としており1階を全面駐車場とすることは、適切とは言えません。また、1万平方メートルの建築物は建築基準法の規定により耐火建築物とする必要があり、木造の建物を耐火構造とすることは難しいと考えます。可能な限り木材などの自然素材の利用を図るよう実施設計の中で検討します。

【寄せられた意見と三好町の考え方】

区分

番号

意見の要旨

件数

三好町の考え方(対応)

機能

26

現庁舎の情報(職員数、面積や平面図、階構成、不具合点など)の比較併記が必要では。面積は将来対応できていないのでは。20年で建替えにならないか。

1

将来人口7万人の市として、職員数を算定し、執務室の配置をしました。今後、道州制の議論もありますが、国、県よりの事務委譲にも柔軟に対応できる合理的な平面計画としています。

27

この机配置はコンパクトな配置で、狭い執務室に配置する方法であるが、将来に向かって職員数の変化や新しい職務体制が実現していくことに対応できない。

1

28

この計画は、現代的な庁舎として最も重要な用件となっている市民を受け入れる姿勢に欠ける。市民と接触するカウンターは廊下を兼用した遮蔽物のない直線型で、市民のプライバシーを高めるためのブースや面接コーナーといった配慮が積極的になされるべきである。

1

住民利用の多い部門を低層階に設け、分かりやすく使いやすい庁舎とするためローカウンターを直線的に配しています。また、プライバシー保護のため、ブースの設置や現在4室しかない相談室を新庁舎では、14室配置する計画としています。

29

待合に近くキッズコーナーが設けているが、授乳室と離れているのは困る。

1

限られたスペースで住民利用の多い部門を1階に配することを優先して計画したため離れたところになっていますが、実施設計の中で検討します。

30

多目的トイレが設けられているが、位置は一般のトイレに行く経路上に設けてほしい。

1

限られたスペースで住民利用の多い部門を1階に配することを優先して計画したため経路上にありませんが、移設できない場合は案内表示などで対応するなど実施設計の中で検討します。

31

情報プラザは将来的には大きなスペースが必要になってくるがその場合はどうするのか。

1

限られたスペースで住民利用の多い部門を1階に配することを優先して計画したため、これ以上広げることはできません。別に対応できる方法を検討します。

32

市民ホールは、将来的に十分に拡張できるように計画してほしい。

1

33

市民が使える部屋が全く計画されていない。市民ホールは地域の市民の出会いの場であり、できれば喫茶室などがあって、市民団体や活動家たちが任意に利用できる会議テーブルを置くなど工夫してほしい。

1

庁舎の中に住民が独自に使用できる部屋を設置する計画はありません。ただし、別に予定している複合施設の中で検討します。

【寄せられた意見と三好町の考え方】

区分

番号

意見の要旨

件数

三好町の考え方(対応)

環境配置

34

敷地の東側を歩道とし「緑のプロムナード」と呼び、「新庁舎の骨格空間」としているが、建物の側には東面は何の仕掛けもない壁面があるだけで、この通路と庁舎との積極的なかかわりはみられない。「骨格空間」とは名ばかりのものである。この「骨格空間」を積極的に生かすために、東面の歩道をアーケードで囲い、「メイン玄関」を東面に移してほしい。

1

庁舎へお越しになる方は、車を利用する方が多いと予想されますので、駐車場からのアプローチを考えますと北側玄関となります。現在、中央で計画していますが、東よりに玄関を設置できるか実施設計の中で検討します。

35

「メイン玄関」を建物の北面中央に設ける案は、内側に風除室があってもエントランスに接近する経路は陽も当たらず、寒い強風が吹きつけ非常に具合が悪い。印象の悪い玄関は、庁舎全体の評価を格段に低下させる。南玄関とすべき。

2

建設位置は、住民の役場の位置的イメージを変えることなく行政事務を継続でき、仮設庁舎建設などの経費を省くことができる現庁舎敷地内駐車場が最も適当と考え計画しました。そのため、南側に空地が少なく、玄関は駐車場のある北向きとなっています。また、北側の県道や153号バイパスからの利用者のアクセスを考慮すると玄関は北側の方が適しています。玄関は、庁舎の顔となるものですので、明るいイメージとなるよう実施設計の中で検討します。

36

駐車場の疎らに立った樹木によって、緊急事態にヘリコプターの発着ができない。「安全・安心な庁舎」とするなら、敷地の半分は芝生や森として、市民広場や緑地を広く設けるべきである。

1

敷地面積1万平方メートルの中で、庁舎と駐車場そして自転車置場などを配置すると芝生や森を半分近く設けることは物理的に困難です。現在の庁舎南側正面入口付近を交流広場と位置付けて緑地として残します。緊急時のへリポートなどの配置については、近隣の三好中学校若しくは中部小学校の運動場を利用する計画のため考えていません。

37

自転車利用者の庁舎利用についての配慮に欠ける。シニアカーも利用できるよう、風除け、屋根付きで、転倒防止柵のある自転車置き場を数箇所に分散して設けてほしい。

1

駐車場を利用する自動車との分離を考慮したものですが、メイン玄関へのアプローチの導線も考慮し、実施設計の中で検討します。

38

緑化計画は形式的なものであって、十分に練られた構想であるとは受け取れない。設計コンセプトで言うなら、東、西面の大きな壁面を、万博にもあったような壁面緑化にするくらいの構想を示していただきたい。

1

設計コンセプトにある「緑豊かなランドスケープ」を創出するような計画を実施設計の中で検討します。

39

現庁舎より高くなっているがビル建設によるテレビ電波障害の可能性についての検討結果は。

1

実施設計の中で調査し、対応すべき部分があれば対処していきます。

40

内装には新建材を避け、木材を多用し、バイオマスで親しみやすい市民空間を実現していただきたい。

1

可能な限り木材などの自然素材、再生材料、リサイクル可能な材料の利用を図るよう実施設計の中で検討します。

41

都心の屋上緑化は代替緑地による緑地減少防止や空調熱負荷の低減という意味があるが、郡部でしかも保管庫、会議室上部のみの緑化は受け狙いに過ぎないのでは。

1

設計コンセプトにある「緑豊かなランドスケープ」を創出するために少しでも近づける計画としています。

42

エコ庁舎を目指すなら屋上全体に太陽光発電パネルを設置し、庁舎全体の光熱費を賄うとか、緑で全体を覆い熱負荷を軽減するとか、費用対効果を考え、特徴ある庁舎にすべき。

1

自然エネルギーの活用、先進的な環境技術の導入や環境配慮素材の採用により、計画から建設、運用、廃棄に至るまで、環境負荷の低減に配慮した先進的なエコ庁舎として整備を進めていく方針です。その中で太陽光発電や屋上緑化を採用していきます。

【寄せられた意見と三好町の考え方】

区分

番号

意見の要旨

件数

三好町の考え方(対応)

そのた

43

ホットラインに庁舎が危ないとあるが、どのように危ないのか。

1

東海地震・東南海地震という大規模な地震が予想されており、現庁舎の耐震診断をしたところ、これらの大地震にたえることができないことが分かりました。耐震診断の数値的なものは、別表2に掲げました。

44

庁舎を防災拠点施設と位置づけていますが、その内容と想定される被害はどの程度ですか。

1

庁舎に災害対策本部を設置し、被害状況の把握、住民や関係機関への情報伝たつを行うとともに防災関係機関への応援要請や町職員へ災害活動に関する指示などを行います。また、想定される被害については、県防災会議地震部会の被害予測調査報告書の内容をもとに別表3に掲げました。

45

防災拠点作りの前に寝たきり老人や乳幼児などの災害弱者を助けるネットワーク作りが先である。

1

平成19年10月1日から災害時に他の人の助けが必要な方の名前などを登録した台帳を作成し、地域の自主防災会や近所の人などによる救援体制を築くための災害時要援護者支援制度を展開しています。

46

町内の経済活性化のため、建設は全て町内業者で請け負い、また経費を下げるため、安全な作業に関しては町民ボランティアで実施しては。

1

町内の事業者が少しでも参加できる形を検討します。町民ボランティアの参加については、危険を伴う建設工事には事実上困難と考えます。

47

建設費用について、もっと詳しく提示すべき。

1

実施設計を行わなければ、詳細な費用は算定できません。

48

意見募集期間を3月30日より延長し、より広く町民の意見を求めよ。

1

パブリックコメント手続要綱に従い、30日間実施しました。16人の方よりご意見をいただきました。ありがとうございました。

49

広報に平面図が載っていなく、三好町のホームページと役場庁舎の情報プラザでしか見ることができない。

3

広報は、限られた紙面ですので、建設の必要性、構想、概要などを掲載し、三好町のホームページで基本設計の概要版を、そして情報プラザで基本設計の図書を閲覧できるようにしています。

50

新庁舎建設計画のコンセプトを具体化するにあたって、市民による「新庁舎のあるべき監視委員会」といった取り組みや、外部の指導的な専門家による庁舎計画運用アドバイザーを依頼することなど検討してほしい。

1

今後も、実施設計を進めていく上で、住民代表である議会の議員への説明を行っていきます。また、実施設計は、設計事務所へ委託しますので指導的な専門家への依頼は考えていません。

51

計画の内容・説明を見ると各所に誇大な表現が用いられており、説明文と提示されている計画内容の間にかなりの齟齬が認められる。実際に建物ができた段階で、説明との間に食い違いがあったら、誰の責任になるのか示されたい。

1

計画の内容は、設計のコンセプトであり、庁舎建設にあたって目指すべき方向性を示したものであります。説明との間の食い違いを数値で表すことはできませんが、設計コンセプトに掲げた庁舎をめざして実施設計を行っていきます。

52

地震に対する機能整備は必要ですが、耐震改修の終わっている場所にとりあえずの設置は必要ではありませんか。

1

住民のみなさまの住民情報や課税情報などを管理しているホストコンピュータを移設することは、費用面やセキュリティの関係で考えていません。

53

現在の財政状況が続くとして庁舎を建設すれば基金などの取り崩しにより事業を行うことになるが、基金は何年もつか。

1

庁舎建設に関する財源については、平成19年度に30億円、平成20年度に3億円の合計33億円を庁舎整備基金として積み立てています。残りの財源については、他の事業への影響が出ないよう起債を含めて検討します。

  

別表1(面積比較表)

(単位:平方メートル)

 

現庁舎

新庁舎

増減

東庁舎

西庁舎

合計

執務室

605

1,483

2,088

2,308

220

保管庫

74

92

166

298

132

特別職など

94

224

318

307

-11

議会

0

1,153

1,153

1,122

-31

会議室

456

270

726

704

-22

相談室

28

50

78

169

91

文書書庫

50

72

122

354

232

そのた共用

1,277

2,394

3,671

4,844

1,173

合計

2,584

5,738

8,322

10,106

1,784

  

別表2(庁舎耐震診断結果)

東庁舎の耐震性

 

階数

Is

Iso

判定

長辺

(東西方向)

3F

1.055

0.900

2F

0.327

0.900

×

1F

0.240

0.900

×

短辺

(南北方向)

3F

1.352

0.900

2F

0.762

0.900

×

1F

0.556

0.900

×

 

西庁舎の耐震性

 

階数

Is

Iso

判定

長辺

(南北方向)

5F

1.066

0.900

4F

0.792

0.900

×

3F

0.326

0.900

×

2F

0.501

0.900

×

1F

0.527

0.900

×

短辺

(東西方向)

5F

1.471

0.900

4F

0.838

0.900

×

3F

0.434

0.900

×

2F

0.505

0.900

×

1F

0.669

0.900

×

 

*1報告書受付日:平成18年3月17日

*2作成者: 財団法人愛知県建築住宅センター

*3耐震性の判定

構造体の耐震性の判定:Is ≧ Iso

Is(構造耐震指標)、Iso(構造耐震判定指標)

この式を満足する場合は、「想定する地震動に対して所要の耐震性を確保している」ということです。

Iso=Es×Z×G×U=0.6×1.0×1.0×1.5=0.90←この数値以上が必要です。

Es: 耐震判定基本指標で、第1次診断から第3次診断があり、ここでは、第2次診断とする。

 (第2次診断用)=0.6(定数)

Z:地域指標で、その地域の地震活動度や想定する地震動の強さによる補正係数=1.0(愛知県内は1.0とされている)

G: 地盤指標で、表層地盤の増幅特性、地形効果、地盤と建物の相互作用などによる補正係数=1.0

(一般の場合1.0、がけ地などの場合1.25)

U:用途指標で、建物の用途などによる補正係数=1.5

*Uは1.0、1.25、1.5と3種類あるが、大地震動後、構造体の大きな補修をすることなく建築物を使用できることを目標とし、人命の安全確保に加えて

機能確保が図られているものとして1.5を採用

*以上のことから、構造耐震指標が0.90未満の場合この数値を目標に改修計画をする必要があります。

 

*4耐震診断の結果

東庁舎・西庁舎のいずれも最上階のみが判定「○」となっており、それ以外の階は耐震性がありません。


 

別表3(三好町の地震被害)

 

東海地震と東南海地震が

同時に発生したとき

東海地震が発生したとき

東南海地震が発生したとき

地震の揺れ

震度6弱

震度5強

震度5強から

震度6弱

建物の被害

全壊:約70棟

半壊:約490棟

全壊:約20棟

半壊:約80棟

全壊:約50棟

半壊:約310棟

火災

出火の可能性は、ほとんどありません

ライフライン

上水道

約4,700戸

約50戸

約1,800戸

都市ガス

被害はありません

LPガス

約290戸

約50戸

約190戸

電力

約3,500戸

約530戸

約3,100戸

電話

約1,000戸

約10戸

約710戸

死者数

ほとんどありません

負傷者数

約90人

約10人

約50人

帰宅困難者(突発時)

約7,700人

約7,700人

約7,700人

避難所生活者(1日後)

約1,950人

約90人

約920人

 

*上記の被害の程度は、「愛知県東海地震・東南海地震等被害予想調査報告書―想定地震に基づく被害予想―」

(愛知県防災会議地震部会平成15年3月)の内容をもとに作成しています。

 

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お問い合わせ

部署名:総務部総務課  

電話:0561-32-8000

ファクス:0561-32-2165

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