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会議結果(第27回さんさんバス利用促進審議会)
次の附属機関等の会議を下記のとおり開催した。
附属機関等の名称 |
第27回さんさんバス利用促進審議会 |
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開催日時 |
平成22年3月11日(木曜日) 午前10時30分から午前11時45分まで |
開催場所 |
市役所西館4階402会議室 |
出席者 |
さんさんバス利用促進審議会委員: 伊豆原浩二(名古屋産業大学教授)、渡辺喜久(東海学園大学元助教授)、冨岡勝男(区長会)、小嶋鋼治(民生児童委員協議会)、林友恵(子育てクラブ連絡協議会)、藤根剛(三好町商工会)、新谷千晶(特定非営利活動法人あいちNPO市民ネットワークセンター)、小林裕之(愛知運輸支局 代理:古橋)、宮崎秀嗣(愛知県地域振興部交通対策課 代理:小澤)、土屋人士(愛知県豊田警察署交通課 代理:大野)、簗瀬隆二(愛知県豊田加茂建設事務所道路整備課 代理:小澤) みよし市:小野田政策推進部長、簗井政策推進部参事、近藤政策推進部次長、藤根政策推進課長、事務局 |
問い合わせ先 |
政策推進部政策推進課 電話番号0561-32-8005 ファックス番号0561-32-2165 |
下欄に掲載するもの | 議事録全文 |
要約した理由 | なし |
審議経過 |
1.会長あいさつ 【伊豆原会長】 みよし市のさんさんバスは何年も前から、愛知県の先進的な事例として挙げられています。 しかし、そろそろ見直しといっては大げさでありますが、サービスをどうして行くか、ということについて、考えていく必要が出てきています。 さんさんバスがもっとうまく使ってもらえるような仕組みを作っていくことで住民の皆さんが安定した生活ができると考えています。 大変なことでありますが、皆さんで知恵を出し合う会議にしたいと思いますのでよろしくお願いします。 2.議題 (1)さんさんバス車両の更新について ≪事務局より資料説明≫ 【事務局】 本日欠席されている、永井委員より、提案がありました。 2ドアタイプにおいて、運転席の後ろ側の1人がけの5席を1ドアと同じ2人がけにし、乗降口近くの2席を立ち席とすることはできないか、とのことです。 そうすることで座席数は14席となります。この提案については現在メーカーに検討を依頼しています。 【小嶋委員】 運賃箱をどこかに移動させて座席数を増やすことはできませんか。 【事務局】 運賃箱は運転席の横の高い部分にあるため、運賃箱を移動させても座席を設置することはできません。 【副会長】 乳母車を引いて乗る方や、お年を召した女性の方もいるため、以前は座席数が多いほうがいい、と思っていました。しかし、実際は40人以上乗ることもあるため、そういったことを考えるならば2ドアのタイプで行くしか仕方がないと考えます。 ただ、危険だと思ったのは、現在運行しているバスの立ち席は24席とあるがこれはどのように計算しているのかということです。つり革8つと握り棒が4本あるだけであるが、運転手が急ブレーキをかけた時に、中学生がひっくり返る、ということがありました。 人数のことを考えるならば、2ドアでタイプを購入する他ないと思うが、その際、安全面でどのようにしていくかが課題となります。 また、車内でのマナーについて、アナウンスやポスターによる啓発を是非お願いしたい。 それから、関西では一枚のカードで私鉄から市バスから全ての公共交通機関に乗ることができます。中部ではカードを入れ替えなくてはならず、非常に遅れています。どうにかできないでしょうか。 【会長】 車両については2ドア型で行かざるを得ないと考えます。 つり革よりも基本的には握り棒のほうが安全です。メーカーもどれくらいの太さであれば一番力を入れやすいか、などいろいろなことを考えています。そのあたりはメーカーと議論していただけたらと思います。 【冨岡委員】 現在、くろまつくんとさつきちゃんと同一のバスを使っているが、北部と南部、それぞれの利用者の人数を踏まえて、例えば、市役所を拠点に北部に行くバスを大きくするといったことはできませんか。 前回の審議会でも、アイモール・ジャスコで分けたらどうか、と言う意見も出ましたが南北でバスの大きさを変えて安全を確保する、という考えはどうでしょうか。 【事務局】 利用状況としてはアイモール・ジャスコで南北の利用が切り替わっているのが現状です。 交流路線において中型バスを使用することはできないかと言うことも検討しましたが、アイモール・ジャスコの駐車場内を走行できないため、難しいという結論となりました。 生活路線については西一色、福田地区は道が大変細く、中型バスでは走行できないのが現状です。 【会長】 ルートなど、運行の仕組みを絡めて考える、ということになると将来的なことも踏まえて議論をする必要があります。 だが、直近の話として現在すでに総走行距離が60万キロとなっており、早急な更新が必要となっています。 【新谷】 乗車時間が長くなる場合も多くあると思います。できることなら座席数が確保できるのが良いが、出入り口は二箇所ないと厳しいように思います。 やはり、永井委員の案で検討できないでしょうか。 また、立っている方の安全の確保ということで、つり革や握り棒の使い方など、乗り方の注意についても表示等により啓発する必要があるように思います。 【副会長】 つり革をなくし、つり革を取り付ける鉄パイプを下げ、鉄パイプ自体を握り棒として持てるようにできないでしょうか。 また、車を大きくすることは道幅が狭いこともあり危険であると考えます。 【会長】 今お話いただいたご意見を参考に、事務局には3席増える永井委員の案や、握り棒を増やすことができるかどうか、といったことについても、メーカーと検討してください。 また、立ち席数の計算については運送車両法に基づいて定員が計算されていると思いますが、一度メーカーに確認をするようにお願いします。 【事務局】 定員の計算については、メーカーに確認をします。 また、永井委員の案や握り棒の数を増やすことなどについてもメーカーと検討を進めていきます。 【会長】 メーカーと検討を進めて欲しいが、基本的には2ドアをベースに検討するということでまとめます。 また、安全性については、なるべく握り棒を握るよう呼びかけることや、つり革の使い方等を含めてアナウンス等できるよう、業者に確認をお願いします。また運行業者には急発進急ブレーキのないように確認・指導をお願いします。 しかし、乗る側もルールについては考える必要があります。バス運転手のマナーも大切ですが、市民の使い方についても考えていく必要があります。 運転手と乗客、双方の協力が必要になりますが、その点に関しては何度も注意を喚起する必要がります。 3.報告 (1)乗合タクシーの利用状況について (2)さんさんバスの利用状況について (3)さんさんバスの路線再編について ≪事務局より資料説明≫ 【藤根委員】 乗合タクシーの利用状況について、豊田厚生病院と浄水駅の利用が多いと報告を受けました。みよし市の北東に二つが近接していますが、豊田厚生病院にさんさんバスを乗り入れることは難しいですか。 【事務局】 現行ダイヤに追加して浄水地区へバスの乗り入れをすると全体の運行時間が長くなり、他の部分からすればサービスレベルが低下してしまうことになります。 そのため、乗り入れにはバスの増車や路線の再編など、大きな見直しが必要になります。 【副会長】 運転手から休憩なしで運転している、と言う話を聞いたことがあります。 浄水の問題については旭4丁目から通勤でいくと言うのがわからない。三好ヶ丘駅で名鉄に乗ればよいのではないでしょうか。 【会長】 バスの運転手については労働基準局よりの指導もあります。指導に基づいている以上、休憩時間は必ず設けられています。問題はバスが延着することで休憩時間がない、ということですが、もしそうだとするならば、改めて時刻を設定し直す必要があります。 このことについては市が事業者をチェックし、指導する必要があります。 【事務局】 バスの延着を解消するために平成19年度に時刻を変更しましたが、現在も延着があるというならば事業者に状況を確認しながら、検討を進めていきます。 【会長】 浄水駅で乗客が乗り換えているかはわかりませんが、浄水地区自体、開発が進んでおり、浄水地区自体に勤めている方もいると思います。浄水地区については豊田市と協議しながら、柔軟に進めていく必要があります。 今後、三好丘と同じか、また商業地域の開発があるため商業拠点として三好丘以上に発展する可能性があります。 そうなれば、アイモール・ジャスコと浄水地区が客を取り合う、ということにもなりかねません。 路線の再編と言うことを考えるならば、短期的な計画を基に一度再編し、その後長期的な視野に立って見直していく必要があるのではないでしょうか。そうしないと硬直化してしまう可能性があり、そのあたりを皆で議論しながら検討していく必要があります。 【事務局】 駒場線が開通し、交通状況も変わってきます。そういった状況を見ながら、来年度1年をかけて再編計画を作らなければなりません。また、市長のマニフェストにも路線の再編とさんさんバスの増便がうたわれており、この2、3年で実施する必要があります。そのあたりを踏まえて、来年度事務局より細かいデータを示していただきご議論いただくということで、お願いしたい。 【会長】 先ほど副会長から話のありました、鉄道、バスのICカードについて、この中部が関西、関東に比べて遅れているのは事実ですが、来年の後半にはバスもIC化されます。そうなるとこのさんさんバスについてもどうするか、検討する必要がでてきます。JR東海が参入するのはもう少し遅れて、平成25年と聞いています。 いずれにしても、この2,3年の間に状況が変わるため、それまで待ってもらうしかないと考えます。 豊田市もおいでんバスのIC化を検討されていると聞いており、そうなると、三好のさんさんバスを含めてどうするか、という検討が必要になります。そうなると投資が必要になりますが、そういったことも来年度検討を進めていく必要がでてきます。 【事務局】 IC化については豊田市とも情報交換を行ってこの審議会でも報告していきたい。 【副会長】 知立のバスは定期券があります。 さんさんバスで定期券を発行する考えはありますか。 【会長】 周辺の市町でいろんな仕組みが動いています。見直しの中で仕組みそのものもチェックする時期が来ています。 課題という点では収入の話も当然あり、来年度、こういったことも議論する、ということでお願いします。 事務局におかれましても、いろんな情報を委員のみなさまに提供していただき、それを利用して議論を進めると言うことでお願いします。 |
更新日:2025年04月08日