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会議結果(第28回さんさんバス利用促進審議会)
次の附属機関等の会議を下記のとおり開催した。
附属機関等の名称 |
第28回さんさんバス利用促進審議会 |
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開催日時 |
平成22年7月13日(火曜日) 午前10時00分から午前11時50分まで |
開催場所 |
市役所西館4階402会議室 |
出席者 |
さんさんバス利用促進審議会委員: 伊豆原浩二(名古屋産業大学教授)、石原渉(区長会)、小嶋鋼治(民生児童委員協議会)、齋竹由美(子育てクラブ連絡協議会)、永井勝義(愛知県ITS 推進協議会地域対策部会)、藤根剛(みよし商工会)、鈴木初枝(女性代表)、小林裕之(愛知運輸支局 代理:古橋)、松井圭介(愛知県地域振興部交通対策課 代理:米山)、大原義朗(愛知県豊田加茂建設事務所維持管理課)、斎藤和樹(愛知県豊田警察署交通課 代理:大野) みよし市:久野市長、小野田政策推進部長、鈴木政策推進部次長、藤根政策推進課長、事務局 |
問い合わせ先 |
政策推進部政策推進課 電話番号0561-32-8005 ファックス番号0561-32-2165 |
下欄に掲載するもの | 議事録全文 |
要約した理由 | なし |
審議経過 |
1.市長あいさつ 本日、皆様には、公私ともお忙しい所、「みよし市さんさんバス利用促進審議会」にご出席をいただき、誠にありがとうございます。 おかげをもちまして「さんさんバス」の昨年度の年間利用者数は245,853人と多くの市民の皆様にご利用を頂きました。 しかし、後ほど事務局より説明させますが、一昨年秋からの急激な経済状況の悪化の影響から、平成20年度と比べ、利用者は約15,000人の減となっております。 ですが、依然として、多くの市民の皆様にご利用いただいている状況に変わりはありません。 一方、乗合タクシーについては「ベイシア三好店」及び、昨年4月から設置しました「豊田厚生病院」、「浄水駅」の乗降場が好評だったこともあり、年間利用者数は9,023人と平成20年度に比べ3.7倍以上も増えております。 このように、さんさんバスは、みよし市において、無くてはならない市民の足となっております。これらの結果は、これまでの委員各位のご協力の賜物と感謝を申し上げます。 さて、今年度よりさんさんバスの路線再編について検討を進めてまいります。これは平成16年度の路線拡大から6年が経過し、みよし市の状況も大きく変化したことを受けて実施するものです。さんさんバスの増車を含むルートや利用者負担の見直しについて、委員の皆さまの活発な意見をお願いします。 最後になりましたが、新たにご就任いただきました方を始め、委員の皆さまには、大変お世話になりますが、さんさんバスの利用促進策について、色々な視点からご意見、ご尽力を賜りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 2.会長あいさつ さんさんバスは全国の模範事例の一つとなっており、いろいろな市町から視察、問い合わせが多くあるかと思います。 しかし、運行を開始して12年経ちますと、街もいろいろなところが整備されてきています。そういった中で少しずつ仕組みを変えていましたが、ここにきてそろそろ抜本的な再検討をすべき時期が来たように思います。 特に隣の豊田市では、北部では浄水地区の開発が進み、豊田厚生病院もできました。南部も発展してきています。それらを踏まえ、これから路線再編について検討を進めていきます。また、新たなベストプラクティスとなれるよう、仕組みなりサービスの充実方法などを議論したいと思います。委員の皆さまには忌憚の無い意見を出していただいて、市民の皆さまがよかったと思えるような仕組みを作っていきたいと思います。本日はよろしくお願いします。 3.議題 (1)さんさんバス・乗合タクシーの概要について (2)平成21年度さんさんバスの利用状況について(報告) (3)平成21年度乗合タクシー利用状況について(報告) ≪事務局説明≫ 【石原委員】 日進市のくるりんバスと結節して赤池駅まで行く、というような相互利用はできるか。 【事務局】 さんさんバスとくるりんバスとは直接はつながっていない。みよし市と一番近いくるりんバスの停留所は愛知国際病院になるため、そこからくるりんバス乗っていただくことはできる。ただ、赤池駅との結節について、くるりんバスの運行システム上、一度日進市役所に行き、そこで赤池駅行きに乗り換える必要があるため時間がかかる。他市町との相互利用については今後の課題と考えている。 【藤根委員】 乗合タクシーが浄水地区に乗り入れているが、豊田市の高岡ふれあいバスが明知下公民館へ乗り入れている。みよし市もさんさんバスを早急に浄水へ乗り入れするべきだと思うがどうか。浄水地区へ乗り入れるだけで乗合タクシーの負担金もかなり減ると思われる。 【事務局】 豊田厚生病院、浄水駅についてはバスによる乗り入れが必要と考える。議題(4)にて再編を含めて話をしたい。 昨年度は需要調査のため、乗合タクシーによる乗り入れを行った。結果、かなりの需要があるということがわかった。今後についてはこの審議会にて検討を進めていきたい。 【委員長】 豊田市とみよし市で豊田三好交通圏計画を策定した際、浄水地区や明知下地区を結節点とした豊田市との連携について進めた。 また、運輸局はその他にも愛知教育大学を拠点とした交通のシステムについても検討している。愛知教育大学が拠点となると、みよし市、東郷町、刈谷市、知立市などが結節できる。そういった、お互いのコミュニティバスが乗り継げるシステムについては提案がされており、徐々にではあるが進んでいる。 【古橋委員代理】 実績について、くろまつくんは3月で伸びているという話であるが22年度についてはどうか。 【事務局】 実績について、22年度は21年度の4月から6月に比べ、1便あたり0.3から0.5人程度減っているようである。 【鈴木政策推進部次長】 以前は外国の方に多く利用していただいていたが、そういった方が今回の不況で帰国してしまっており、みよし市の外国人登録者数も減少している。そういったことも影響していると考えられる。 【永井委員】 乗合タクシーの負担金について、9,000人以上の方が利用しているが、1乗車100円であるのに運賃はそこまでの額にはなっていない。どういうことか。 【事務局】 バスからタクシーに乗り継ぐ場合は、バスの運賃収入として計上している。また、浄水方面は市内運行よりも運行経費が高く設定しているため、資料のように乗客の伸びの割に運賃が増えない、という状況が起こっている。 【委員長】 バスからタクシーに乗る場合はバスの運賃に計上されてしまうため、実際の運行とリンクしていない。しかし、234万円の運行経費で9,000人の方に利用していただいたということで、浄水地区を増やしたことにより利用人数が大きく増えた、というのは事実である。 【事務局】 浄水地区の利用が増えたということに関連して、浄水地区の乗合タクシーを利用していただく中で、乗合タクシーのシステムそのものにも広く周知されたのか、明知下地区や塩田など浄水地区やベイシア三好店以外の地区についても増えてきている。 【藤根委員】 乗合タクシーを浄水駅からの通勤の足に使う人がいる、という話を聞いたことがある。それついてはどの程度把握しているか。 【事務局】 浄水地区のタクシーを利用される方には目的についてもアンケートをとっている。利用していただくこと自体は悪いことではないと考えている。 【鈴木政策推進部次長】 乗合タクシーの利用は豊田厚生病院、浄水駅だけで全体の約6割を占めている。市内の他の地区は1運行あたり285円で契約しているのに対し、浄水地区は距離が長いため1運行あたり400円となっている。400円の契約の利用が6割を占めているため、起終点の変更を含め、バス自体が豊田厚生病院や浄水駅だけに行く、ということについては整理する必要がある。 (4)さんさんバスの路線再編について ≪事務局説明≫ 【委員長】 今回は、路線再編について、一歩踏みだそう、ということで皆様の意見をいただき、今後詰めていくための叩き台を作ることが目的になる。 【藤根委員】 このルート案は乗客がどこからどのように乗っているか、というような人の流れについて実績を把握した上で作成したものか。 【事務局】 バスの乗降についてはデータをとっており、それらから総合的に判断している。 資料11ページにおいて示させていただいているが、明知下方面から利用される方であればアイモール・ジャスコの辺りで降りられる。そして、アイモール・ジャスコの辺りで多くの方が乗って北へ行き三好丘地区で降りている。また、南向きについても三好丘地区で乗り、アイモール・ジャスコで多くの方が降車する、という状況である。 【藤根委員】 営業係数を増やす、ということになると人の流れは大事になる。南部地区と北部地区で人の流れが切れていることを考えると、現在の路線のやり方では伸びていかないことが数字から出てきているのではないか。 また、6台体制ということであるが、車両1台が高価であると聞いている。現在の経済状況が長く続くと非常に厳しいのではないか、とも考える。 【古橋委員代理】 この審議会の中で、利用促進に資する作業をするだとか、運行経費削減というなかでベイシア、ジャスコなどとタイアップして企業広告を入れて収入にする、ということも検討すべきではないか。 【事務局】 運賃収入以外の収入について、現在調査等を進めており、今年度方向性を示し、来年度運賃以外の収入を確保することを考えていきたい。方向性が決定次第、この審議会の中で報告する。 【古橋委員代理】 路線再編案について平成23年度秋頃に公表となっているが、そうなるとこの審議会が非常に重いものになってしまう。 その前に素案を市民に提示することを考えていないか。 【事務局】 パブリックコメントについても時間的な余裕があれば検討していく必要があるかもしれないが、審議会委員も各方面の住民代表で構成されており、また、この審議会での決定後、地域公共交通会議にも諮っていくので、そこで決定して秋には公表していきたいと考えている。 【委員長】 来年の秋までにどのように住民の意見を吸い上げるか、ということは考えていく必要がある。何らかの形で地域の方と直接話せる場を作っていく必要があるのではないか。しかし、パブリックコメントはちょっとなじまないようにも思う。 どれだけの規模がいいのかはわからないが「こちらでこのような案を考えているがどうだろうか」というような、ワークショップのような形で地域の方と話ができるようなチャンスを作るのが大切なのではないか。 バス停をどうするか、というような細かい部分は議論しても意味がないと思うが、方向性については意見を聴く必要がある。 【鈴木政策推進次長】 基本的なスタンスとして、パブリックコメントは違うのではないかと思っている。ある程度この審議会にてサービスと負担の方向性をだした上で、市民と語る会やいろいろな総会の中でこの方向性を発信し、ご意見いただき集約していく、という考えでいる。 【委員長】 このためだけのワークショップを開いて意見を聴く、というのは時間的にも大変である。懇談会等の場を見つけて実施できるのならばそれでよいのではないか。 【鈴木委員】 辰己山や根浦にも住宅が増えている、そういった方の意見も聞けるとよい。 【齋竹委員】 正直さんさんバスに乗ったことはないが、豊田厚生病院にいけるのであれば、より多くの方の利用があるのではないか。 【委員長】 みよし市のこの小さいエリアで北と南に総合病院が二つある、というのは大変恵まれている。 豊田市の高岡地区や刈谷市の北のほうに住んでいる方はみよし市民病院が利用しやすい。市内の考え方だけでなく他の市町との連携についても考えていく必要はあるのではないか。 みよしのさんさんバスだけでサービスを上げるのではなく、他の市町を含めてサービスを上げていけるとよい。 【事務局】 周辺にはいろいろなコミュニティバスが走っている。みよし市が市域外に出て行くのか、他の市町がみよし市に乗り入れるのかという問題もある。働きかけをしている部分もあるが、行政界をまたぐこともあり、すぐにということにはならない。 この審議会で他市町との連携についてもご意見いただき、それを基に他の市町にも話をしていきたい。 【委員長】 おいでんバスが三好丘に入れば三好丘地区はより充実することになる。それがいいかどうかはともかくとして、考えていくとよいのではないか。 【藤根委員】 市民の足の確保というところに重点を置くのか、負担について軽減を図るというところに重点を置くのか、その辺りはどう考えればよいか。 【事務局】 将来的にも市民の足として確保していく必要があり、社会インフラの一つとして考えていく必要があると考える。 【鈴木政策推進部次長】 このさんさんバスは、南北間の交流維持を図るために行政がどうフォローしていくか、というところから福祉バスとして始まった。その基本路線をある程度維持しながら検討していきたい。 【委員長】 市民の負担をどこまでにすべきか、ということについてはもう一度議論する必要がある。収支の問題ではなく、市民の方にどういう負担をしていただくのが妥当であるのか、ということについて考えていく必要がある。 近隣市町と比べれば、というのではなく、サービスを受けるには相応の負担がある、という原則については市民に投げかけていく必要がある。 行政が負担するということではない。利用する方は100円を払うが、その100円以外の負担については、全ての市民で負担している。その辺りについても議論する必要がある。 今日いただいた意見を基に、今後も議論を続けていきたいと考えている。 他にもいろいろなことがあると思う。周りの方とも話題にしていただき、また意見がありましたら是非いただけますようお願いします。 (5)その他 「交通基本法の制定と関連施策の充実に向けた基本的な考え方(案)」について ≪古橋委員代理より説明≫ 「モリコロパーク借りぐらしのアリエッティ展」「リニモで出陣!戦国武将スタンプラリー」について ≪米山委員代理より説明≫ |
更新日:2025年04月08日