縄文どきめき体験講座(石器づくり)を開催しました

更新日:2024年12月24日

 今から数千年前、みよしでは縄文人が生活していました。彼らは土で作った土器で煮炊きをし、石で作った道具で狩りをしていました(市内からも、縄文時代の石器が出土しています)。

 当時と同じような方法で土器や石器を作ることで、縄文時代を生きた人たちの生活の一端を体験してもらおうと7月27日、カネヨシプレイスの研修室で「縄文どきめき体験講座」が開催され、夏休み中の小学生など11組の親子が参加しました。今回の講座では、黒曜石(こくようせき)を自分で割って、縄文人たちが狩りで動物を捕まえるために使った「矢じり(矢の先端部分)」を作り上げました。

資料館の学芸員職員から、縄文人の生活の様子や石器に使われた黒曜石の産地などについて解説。当時はプラスチックや鉄がないため、石を上手に加工して槍(やり)や斧(おの)、ナイフなどの道具を作っていました。

ホワイトボードの前に立って絵本を見せながら説明している資料館職員男性と話を聞いている子供たちの写真
ホワイトボードの前に立って地図を見せながら説明している資料館職員男性の写真
テーブルの上に並べられたたくさんの石器の写真
綿が入った箱の中に並べられたたくさんの矢じりの写真

黒曜石の塊に石を打ちつけるポイントを学んだあとは、勇気を振り絞ってガツン!!

椅子に座った子供の背後から左手で黒曜石を支え、右手で石を持った手を支えている男性の写真
黒曜石に石を打ち付けている男の子と横で見ている男性の写真
椅子に座って膝の上で黒曜石に石を打ち付けている男の子の写真

矢じりに使えそうな形の破片が取り出せたら、さっそく切れ味を確認。軽く引いただけで新聞紙が何枚も切れちゃった!

切り出した石を持っている、ゴーグルをつけた男の子の写真
石の破片で新聞紙を切っている男の子と新聞紙を抑えている女性の写真
石の破片で新聞紙を切って切れ味を確かめている男の子と隣で見ている女性の写真

縄文人は石器づくりにシカの角を使っていたといわれています。シカの角を振りかぶってガツン!!

ブルーシートに置かれた鹿の角と楕円形の石の写真
椅子に座って鹿の角を黒曜石に打ち付けている男の子と後ろから見ている男性の写真
鹿の角を黒曜石に打ち付けようと振りかぶっている男の子の写真
鹿の角を黒曜石に打ち付けている、ゴーグルをつけた男の子の写真

取り出した破片の波紋の説明や黒曜石の特徴についても解説。自分で割った破片を親子で観察しました。

ホワイトボードに絵をかいて説明してる資料館職員男性と話を聞いている子どもたちの写真
石の破片を並べて観察している親子の写真
破片を手にもって観察している親子の写真

石や特殊な道具で破片を削り、矢じりの形を整えていきます。思い思いの形にしようと集中力MAX!

テーブルで矢じりを持って作業している男性の周りに集まって見ている参加者達の写真
席に座っているゴーグルをつけた男の子の後ろから男性が男の子の手元を支えながら、男の子と一緒に作業している写真
手袋をつけて真剣に石を削っている男の子の写真

木の棒先に矢じりをくくり付け、資料館の職員が作った弓も用意されハイ!ポーズ!!

木の棒に矢じりをつける作業をしている親子の写真
自分で作った矢じりがついた弓を弾いている、ゴーグルをつけた男の子の写真
弓をひいてポーズをとっている男の子の写真

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