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令和4年第4回みよし市議会定例会

皆さま、おはようございます。開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日ここに、令和4年第4回みよし市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多用の中、ご出席を賜わり、厚くお礼申し上げます。
始めに、新型コロナウイルス感染症について申し上げます。10月中旬以降、全国的に再び新規感染者数が増加し、現在は新型コロナの感染拡大が第8波に入ったと言われており、本市においても感染者数の増加の傾向がみられ、今週には感染増により学級閉鎖を行っている小学校があるなど、感染拡大を懸念している状況にあります。一方で、政府は現時点では新たな行動制限などは設けず、社会経済活動を維持しながら、感染拡大防止策を講じる方針を示していることから、本市としては、必要に応じた感染防止対策を皆さまにお願いしつつ、安心な日常生活と活力ある社会経済活動を取り戻していくことができるよう、さまざまな施策を引き続き講じてまいりたいと考えております。
次に、この秋に行われました行事につきましては、装いを新たに開催した「みよしスポーツ祭」や3年ぶりの開催となった「産業フェスタ」、受賞者による演奏などを新たに取り入れた「文化の日記念式典」、非核平和都市宣言に合わせ開催した「被爆体験伝承講話会」や初の実動訓練を取り入れた「避難所開設訓練」などを無事執り行うことができました。それぞれの行事において、新たな試みを行う中での開催となり、大変意義深いものでありました。開催にあたりご尽力いただいた関係各位に深く感謝を申し上げます。今後も地域社会の根幹である、人のつながりや地域力の維持向上に向けた各種行事の開催に努めるとともに、その内容、運営などについても過去の体制を踏襲するだけではなく、実情に合わせ、より良いものへと変えていけるよう不断の見直しを図ってまいります。引き続き皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
さて、この12月議会開会中の来月8日には、私が市長に就任してから1年が経過いたします。この間、議員の皆さまをはじめ市民の皆さま、各団体・企業の皆さまには、市政運営に対し、ご理解とご協力をいただきましたことにこの場をお借りしまして深く感謝を申し上げます。この1年間に市として新たに取り組んできた主な施策を振り返ってみますと、就任直後の「国の子育て世帯臨時特別給付金において所得制限で対象外となった世帯への市独自の10万円給付」や「離婚した世帯の配偶者への市独自の給付」を始め、
- 子育てや教育の分野においては、
- 3、4か月健診から1年半健診までの空白期間を埋める「子育て見守り訪問事業」
- 病児・病後児保育の開始
- 新年度からの保育料の大幅な負担軽減と第2子以降の子どもの給食費無償化
- 私立幼稚園に対する就園奨励費補助金の大幅増額や燃料高騰対策としてのスクールバスへの市独自支援金の交付
- 幼稚園、保育園、小規模保育、民間児童クラブへ市独自の物価高騰対策支援金の支給
- 学校における医療的ケア児支援事業
- 食材費の高騰による給食費の増額分の市費負担
- 水泳授業における民間スイミングスクールの活用
- 全中学校体育館へのエアコン導入
- 大学生などに食料品を送る生活応援品支給事業 など
- 福祉や保健の分野では、
- コロナの自宅療養者と同居家族に対する市独自の食料品の配布、配食サービス、健康相談の実施
- 市内高齢者介護事業所および障がい者福祉事業所へ市備蓄抗原検査キットの緊急配布
- がん患者へのアピアランスケア支援事業
- 介護支援専門員の資格取得費用などへの補助制度の創設
- 障がい福祉サービス事業所、介護サービス事業所へ市独自の物価高騰支援金の交付など
- 環境や産業の分野では、
- 電気自動車や燃料電池車のリースを対象とした補助金の創設
- 市内公共施設へEV用充電設備の設置
- 専門家に対する経営相談費用を助成する中小企業者など経営相談事業やセミナーの開催
- 今議会に提案している農家への肥料価格高騰対策のための補助金の創設
- 家庭部門での二酸化炭素排出量削減を図るために省エネ家電買い替え補助 など
- この他にも
- 企業版ふるさと納税の開始
- 新婚世帯の生活支援と本市への定住を促す結婚新生活支援事業
- コロナによる差別や偏見を防止するためのシトラスリボンプロジェクト
- ワークライフバランスを推奨するための市役所全管理職による「イクボス宣言」
- みよし市勤労文化会館のネーミングライツ
- パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の開始
- みよし市非核平和都市宣言
などの新たな取組を行ってまいりました。これらの施策の基となっているのは当事者の皆さまからの声であります。かねてより申し上げている通り、政策は行政が作るのではなく、市民の声が政策を作るという想いの下、この間より多くの声を聞き、より多くの現場を見るよう努めてまいりました。その一環として7月28日より始めた「市長と話そう!」では、これまでに35回開催し、139人の方にご参加いただきました。また、就任から本日までの来客、団体・企業などへの訪問や意見交換会など件数は、957件となっており、今後も市民の皆さまとの対話を通じ、より良い市政の実現に向け、全力で取り組んで参ります。今後も議会の皆さまとも連携を図り施策の充実に努めてまいりますのでご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、今回提案をいたしております補正予算案およびその他の議案につきまして、その概要を申し上げます。
補正予算は、
- 一般会計でプラス 4億1,233万9千円
- 国民健康保険特別会計でプラス 1億4,923万5千円
- 介護保険特別会計でマイナス 550万9千円
を補正するものであります。
また、下水道事業会計では、農業集落排水汚水マンホール改築工事の債務負担期間を令和5年度とし、その限度額573万8千円に補正するものです。
次に、補正予算案以外の議案につきましては
- 専決処分の承認が 2件
- 条例の一部改正が 7件
- 市道路線の認定および廃止について 1件
- 報告案件が 1件で
補正予算を含め合計15案件であります。
詳細については、この後副市長、担当部長より説明をさせていただきます。
慎重なるご審議をいただき、原案どおり承認、可決いただきますようお願い申し上げまして、開会のあいさつといたします。
更新日:2024年12月24日