第3回「みよし灰釉陶器コンテスト」を開催します

更新日:2025年01月17日

第3回みよし灰釉陶器コンテスト表彰式・記念講演会を開催しました

2024年1月28日、サンライブで第3回灰釉陶器コンテスト表彰式と記念講演会が開催されました。このコンテストは、市民団体「みよし猿投古窯研究会」の皆さんが、みよしが誇る焼き物づくりを子どもたちに体験してもらいたいとボランティアで小学校などに出向き、その体験授業で制作された作品などを中心に138点が出品され、市民などの投票により9つの賞が決定されました。表彰式では、会長の牧内則雄(まきうち・のりお)さんが会長賞を受賞した小学校5年の手島心(てしま・こころ)さんに賞状と記念品を贈呈しました。表彰式の終了後には、愛知県陶磁美術館学芸員の大西遼(おおにし・りょう)さんによる記念講演会が開催されました。「貴族をも魅了した猿投窯の陶器 ~黒笹90号窯の時代を中心に~」と題した講演会におよそ60人が参加し、みよしが平安時代に最も栄えた猿投窯の中心的な一大生産地であったことや、当時の都ではみよし産の陶器がとても貴重なものであったことなど、当時のみよしの技術がいかに優れていたかについて解説されると、参加者たちは驚きの声を上げるなど真剣な表情で聞き入っていました。講演会の中盤には、実際に灰釉陶器(かいゆうとうき)や緑釉陶器(りょくゆうとうき)、須恵器(すえき)に触れながら大西さんとお話しする機会も設けられ、参加者は焼き物について質問するなど楽しい時間を過ごしました。

スーツ姿の男性の前に子供たちが1列に列をなし、先頭に立っている女の子に賞状が渡された写真
円筒形の陶器が並べられた台の前で、円筒形の陶器を見せるように両手で持っている男の子の写真
円筒形で全体が茶色く、所々にヨモギ色があり、側面に打ち上げ花火のようなデザインが施された灰釉陶器をアップで写した写真
参加者が並べられた椅子に座り、前方では壁に資料を映し出し、愛知県陶磁美術館学芸員の大西遼さんが講演を行っている写真
異なる種類の陶器の資料が映し出された壁の横に立ち、話をしている大西遼さんの写真
壁に地図が映し出された資料の横に立ち、手振りを交えて話をしている大西遼さんの写真
参加者の女性が陶器を手に持ち、大西遼さんに話しかけている様子の写真
「記念講演 貴族をも魅了した猿投窯の陶器 黒笹90号窯の時代を中心に 講師 大西遼先生 愛知県陶磁美術館学芸員」と書かれた白い紙の写真

第3回 みよし灰釉陶器(かいゆうとうき)コンテスト/記念公演会

 みよし市はかつて、日本三大古窯の一つにも挙げられる「猿投窯(さなげよう)」の中心的な生産地であったことが分かっています。

 多くの皆さんに地域の歴史を知ってもらい、みよし市に誇りをもって受継いでいきたいと、市内で活動している市民団体「みよし猿投古窯研究会」が中心となって開催した灰釉陶器(焼き物)づくり体験などの参加者が制作した作品を、サンライブのギャラリーに展示し、優秀作品を表彰します。

 また、平安時代に最も栄えたといわれる猿投窯に関する記念講演会も開催します。

お子さんたちが体験授業で制作した作品など、138点を展示しています

第3回みよし灰釉陶器コンテストのポスターを写した写真
取っ手が付いた壺が置かれている台に「投票壺」と書かれた紙が貼られている写真
茶色のタイル張りになっている壁の左側に「ギャラリー」と書かれ、奥に並べて展示されている陶器の作品が見える第三回みよし灰釉陶器コンテストの入口付近を写した写真
それぞれの番号札の横に円筒形で星や丸などの模様がデザインされた陶器の作品が並べて展示されている写真
内側に花柄のようなデザインが施されている楕円形や円形をした器が展示されている写真
キャップを被りバックパックを背負っている男性が展示されているみよし灰釉陶器コンテストの作品を見ている写真

みよし猿投古窯研究会とみよし市立歴史民俗資料館(教育委員会)の共催により開催

1:灰釉陶器コンテスト

 小学生など市民の皆さんが灰釉を使って制作した陶器を観て、お気に入りの作品を選んで投票してください。

チラシ

日時

令和6(2024)年1月20日(土曜日)から1月28日(日曜日)まで(1月22日(月曜日)は休館日)

午前9時から午後5時まで(1月28日は午後1時まで)

投票は1月27日(土曜日)が最終日です。ご注意ください。

場所

図書館学習交流プラザ「サンライブ」1階ギャラリー

2:表彰式

 コンテストにより選ばれた優秀作品の制作者を表彰します。

日時

令和6(2024)年1月28日(日曜日)

午後1時から

場所

図書館学習交流プラザ「サンライブ」1階ギャラリー

3:記念講演会

 かつて、みよしでは天皇が使ったり、宗教的な行事でのお供えや飲食で使ったりするような立派な器(焼き物)が作られていた、国内トップクラスの大窯業地帯でした。その時代に関する猿投窯の素晴らしさや魅力などについて講演していただきます。

講師

 愛知県陶磁美術館学芸員の大西遼(おおにし・りょう)さん

テーマ

 貴族をも魅了した猿投窯の陶器 ~黒笹90号窯の時代を中心に~

日時

令和6(2024)年1月28日(日曜日)

午後2時30分から

場所

図書館学習交流プラザ「サンライブ」2階軽運動室

定員

先着で70人

費用

無料

過去のコンテストの様子

令和3(2021)年度開催【広報みよし取材】

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