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特定外来生物「セアカゴケグモ」について
セアカゴケグモについて
- セアカゴケグモは、熱帯・亜熱帯などに分布する有毒のクモです。
- 沖縄県以外の日本では確認されてませんでしたが、平成7年に大阪府内で初めて確認されて以降、全国各地で多数発見されています。
- 愛知県内においては、平成17年8月19日に中部国際空港敷地内で発見されました。
- 現在、愛知県内においても分布を広げ、各所において多数の発見報告が寄せられています。
- セアカゴケグモを発見した場合は、下記の事項にご注意いただくようお願いします。
セアカゴケグモの特徴
- 基本的には非常におとなしく、攻撃的なクモではありませんが、素手で触ったり、捕まえたりした場合、かまれることがあります。
- 驚かせると死んだふりをして動かなくなることがありますが、注意してください。

(愛知県津島保健所撮影)
雌の特徴
- 成体の雌は体長(脚を含まない)約1センチメートル、脚が長く、腹部が球形で大きい。
- 光沢のある黒色または暗褐色を基調とし、腹部の背面に赤色の砂時計模様または鼓模様がある(腹部背面の赤色模様については、個体変異が大きい)。
雄の特徴
成体の雄は体長約3~5ミリメートル、腹部は白を基調として2本の黒い縦縞がある。
生息場所
日当たりがよく暖かい場所、昆虫などのえさが豊富な場所、適度な隙間がある場所を好みます。
- 側溝の内部や、その網蓋のすき間
- フェンスの基部
- 花壇のブロックの内部
- 墓石のすき間
- 自動販売機やエアコン室外機などの機器と壁とのすき間
咬まれた場合の対処について
- 咬まれた箇所を水で洗い、患部を冷やしてください。多少の出血がある場合でも、止血せず、患部を冷やしながら、早急に医療機関を受診してください。
- 咬んだクモを殺虫剤などで駆除した後、その死体を持参して受診すると、適切な治療に繋がります。
- セアカゴケグモは、特定外来生物に指定されているため、生きたまま移動させることは法律で禁止されています。必ず死体を持ち込むようにしてください。
- 咬まれた場合、針で刺されたような痛みを感じ、その後、咬まれた場所が腫れたり、熱く感じたりします。症状が出るのが遅い場合もありますので、気を付けてください。
- 症状のピークは3~4時間で、数時間から数日で軽快しますが、場合によっては脱力感、筋肉痛、頭痛などの全身症状が現れることがありますので、必ず医療機関を受診してください。
防除方法
- セアカゴケグモを見つけても、素手で触ったり、捕まえたりしないでください。
- 屋外で作業をする際は、軍手などの手袋を着用しましょう。
- クモの生息しやすい場所は、定期的に清掃を実施し、クモが住みづらい環境にしましょう。
- 本来は熱帯、亜熱帯地域に生息するクモですので、気温が低い時期は自販機の裏など、温度が高くなりがちな場所は注意しましょう。
セアカゴケグモを見つけたら
- 絶対に素手で触らないようにしてください。見つけた場合は、市販の殺虫剤や靴で踏みつぶすなどの方法で駆除してください。
- 卵が入っている卵のうには殺虫剤の効果がありませんので、箸などで巣から取り出し、靴で踏みつぶすなどの方法で駆除してください。
更新日:2024年12月24日