全国瞬時警報システム「J-ALERT」

みよし市では、地震に関係する情報や弾道ミサイル情報などの有事関係情報など、皆さんの安全に関わる情報をいち早くお届けするため、全国瞬時警報システム（J ‒ALERT・ジェイアラート）を整備しました。
このシステムの概要について紹介します。

緊急地震速報、東海地震関連情報、弾道ミサイル情報などの、対処に時間的余裕のない事態に関連する情報が発表された場合、通信衛星を利用して国から送信し、市の防災行政無線を自動起動することにより、国から市民の皆さんに緊急情報を直接かつ瞬時に伝達するシステムです。

J ‒ALERTにより自動で放送される情報は、地震および有事に関する情報です。
なお、気象警報などは必要に応じて手動で放送します。

• 緊急地震速報（推定震度4以上のとき） ※ 直下型地震や震源が近い場合は、緊急地震速報が実際の揺れはじめに間に合わないため、放送されないことがあります。
• 東海地震予知情報
• 東海地震注意情報

• 弾道ミサイル情報
• 航空攻撃情報
• ゲリラ・特殊部隊攻撃情報
• 大規模テロ情報

• 気象警報
• 東海地震に関連する調査情報
• 震度速報
• 土砂災害警戒情報
• 竜巻注意情報
• 噴火警報・火口周辺警報
• その他の国民保護情報

市内59か所に設置してある防災行政無線から放送されます。J‒ALERTは自動的に放送されるシステムですので、昼夜を問わず24時間いつでも放送されます。

それぞれの情報の種類により、次のとおり警報音のあと、3回繰り返して放送されます。

J‒ALERTにより放送があった場合、情報の種類ごとに次のような対応をお願いします。

地震が来る数秒前の放送となるため、直ちに身の安全を確保して、危険な場所から遠ざかってください。

観測された現象が、前兆現象である可能性が高い場合に放送されますので、テレビやラジオから詳しい情報を得て、非常持ち出し品や、非常食料などを確認してください（日ごろの防災訓練を思い出して、落ち着いて行動してください）。

数時間のうちに地震が来る可能性が高い場合に放送されますので、地震が来ても身の安全を守ることができる場所に移動し待機をしてください。

屋内に避難し、テレビやラジオから詳しい情報を得るとともに、市役所などから発表される情報に注意してください。

このシステムは、消防庁からの情報を受信し、自動で市の防災行政無線を起動させて放送するため、誤報などの可能性もありますのでご理解ください。

緊急地震速報については、地震発生後、瞬時に情報を解析して発信するために誤差が生じる場合があります。そのため揺れが予測より小さい場合や揺れが来ない場合もあります。また、震源が近い場合は緊急地震速報が間に合わず、放送されずに揺れが来ることがあります。

なお、有事に関する誤報については、自動的に訂正放送をします。 

みよし市は、大規模地震対策特別措置法により、東海地震の防災対策強化地域、東南海・南海地震の防災対策推進地域に指定されており、東海地震が30年以内に発生する確率は88％で、東南海・南海地震と連動して起きる可能性も高いといわれています。その際、みよし市全域が震度5強から6弱の揺れに襲われると想定されています。

市としても、防災対策の強化については全力で推し進めており、各行政区においても自主防災会が結成され、防災訓練の実施や防災資機材の整備などを行っていますが、何よりも各自での日ごろからの備えが最も大切です。

防災対策の基本は、

1. 自助 住民一人一人が自分の命は自分で守る
2. 共助 地域住民が連携してまちの安全はみんなで守る
3. 公助 行政が災害に強い基盤整備を進める

の3つであるといわれています。これらが上手く連携を保つことで、防災対策は最大の効果を発揮することができます。 大切な家族の命を守るために、日ごろから次のようなことに気を付け備えておきましょう。

日ごろからあいさつや対話などを通じて、近隣住民とのつながりを大切にする。

家屋の耐震診断をし、必要に応じて耐震補強工事を行う。（特に昭和56年5月以前に建築された木造家屋については、建築営繕室に相談してください。）

• ブロック塀などは、点検して強度を高めたり、作り直したり、生け垣に変更する。
• 家具の転倒防止を行い、高いところに物を置かない。

• 非常持ち出し品は、リュックなどに入れて避難時にすぐに取り出せる場所に保管する。
• 家庭内には、おおむね3日分程度の食料や飲料水を備える。

• 地震が起こった場合の家族の避難場所および避難ルートを確認する。
• 家族の緊急時の連絡方法を確認する。
• 災害伝言ダイヤル「171」（加入電話、公衆電話、携帯電話などで利用できますが、詳しくはNTTまたは通信事業者へお問い合わせください）の使い方をマスターする。