【友好都市交流授業】コロンバス市の高校生と三好中学校の2年生が猿投窯の焼き物づくりを体験

更新日:2025年02月01日

【友好都市交流授業】三好中学校×コロンバス市×みよし猿投古窯研究会 ~コロンバス市の高校生と三好中学校の2年生が、猿投窯の焼き物づくり体験などで交流しました~

2024年6月14日、三好中学校の2年生165人がコロンバス市の高校生来訪団12人、地域住民(みよし猿投古窯研究会)と交流しました。

この交流授業は、三好中学校の総合的学習における国際理解に関する学習での「かかわりあい」に焦点をあて、地球的視点に立って自己を確立したり、他者を受容しながら発信したり行動したりできる力を高めることなどを目的に企画されたもの。さらに、市の中学生とコロンバス市の高校生、地域住民が一緒に焼き物づくり体験をすることで、日本の文化を広め伝えるとともに、自国(市)の文化についての理解を深めることにもつなげようと開催されました。

みよし市と友好都市提携しているアメリカ合衆国インディアナ州コロンバス市の高校で、日本語教室に参加している高校生10人と引率教師2人が、6年ぶりに本市を訪れ6月10日から17日まで市内の見学や小・中・高校生との触れ合いなどを通して交流を深めています。

CATV「みよしTODAY」動画配信

三好中学校の女子生徒とコロンバス市から来た女子高校生が教室内の席に向かい合って座り、交流が行われている様子の写真(ニュース過去放送分(2024年6月)のサイトへリンク)

↑ 画像をクリックすると「みよしTODAY」の映像を視聴できます。

コロンバス市高校生来訪団の表敬訪問・三好高校訪問【広報みよし取材】

猿投窯(さなげよう)体験 ~箸置きを作ろう~

コロンバス市から来た高校生が一生懸命粘土をこねている様子を、隣の席に座っている三好中学校の女子生徒が笑顔で見守っている様子の写真
年配の女性が、三好中学校の生徒たちの間の席に座っているコロンバス市から来た女性に箸置きづくりのアドバイスをしている様子の写真
エプロンを付け眼鏡をかけた年配の男性が、三好中学校の女子生徒に箸置きづくりのアドバイスをしている様子の写真

みよしが誇る猿投窯を通して、皆さんに地域の歴史を知ってもらい、みよし市に誇りをもって受け継いでいきたいと、市内で活動している市民団体「みよし猿投古窯研究会」と三好中学校との協働により開催することとなった今回の友好都市交流授業。

コロンバス市来訪団や三好中学校の生徒たちは、焼き物を作るための粘土を使いオリジナルの箸置きづくりに挑戦しました。初めに猿投古窯研究会の皆さんから作り方の説明を受けた後、机の上や椅子の上などそれぞれの配置に付いて作業開始。早速、粘土をこねてお気に入りの形を作る生徒もいれば、なかなか作り始めることができない生徒、隣の友達と相談しながら作り出す生徒など、個性が出るスタートとなりました。

しばらくして「粘土を焼くとひと回り小さくなるからね」「空気が入ると割れてしまうよ」などの注意点が伝えられると、「えー」っと言いながら作り直す生徒やわき目もふらず全集中で模様を付ける生徒、猿投古窯研究会の皆さんにアドバイスを求める生徒など、お気に入りの箸置きを作ろうと思い思いに粘土をこねたり、形を整えようと悪戦苦闘している姿があちらこちらで見られました。

コロンバス市高校生と席が近い生徒は、話し掛けたり手伝ったりしながら楽しそうに箸置きづくりを進めるなど、各教室では交流の輪が広がっていました。

制作した焼き物(素地)は猿投古窯研究会が焼き上げ、8月にアメリカへ渡る友好都市中学生派遣団がコロンバス市に持っていき、直接手渡す予定

椅子をテーブル代わりに使って床に座りながら作業をしている生徒達とその様子を見て回っている女性の写真
黒髪を1つにまとめて結んでいるコロンバス市から来た生徒が真剣に粘土を形成している様子の写真
教室内の机を円形に並べて座り真剣に作業している生徒達を、腰巻エプロンをした女性が見て回っている様子の写真
教室内で椅子を大きな円状に並べて座っている生徒たちが、水色のシャツを着て黒板の前に立っている男性の話を聞いている様子の写真
コロンバス市から来た女性や生徒が三好中学校の生徒達の間に並べられた席に座り、一緒に作業を行っている様子の写真
円状に並べた椅子をテーブル代わりに使って床に座って作業をしている生徒達の様子をバンダナを付けた男性が見ている写真
席に座っているコロンバス市から来た生徒と三好中学校の女子生徒と男子生徒がカメラに向かって笑顔でピースサインをしている写真

猿投窯体験 ~猿投窯を知ろう~

かつて本市が日本三大古窯の一つにも挙げられる「猿投窯」の中心的な生産地であったことを踏まえ、コロンバス市の高校生にみよしの歴史文化について知ってもらうとともに、みよし市の中学生にもみよしの魅力や郷土の誇りについて再確認してもらうため、資料館職員による猿投窯に関する授業を開講。その後は、市内の遺跡から出土した焼き物「須恵器(すえき)、山茶碗」を実際に持ったり触ったりしながら猿投窯について学びました。生徒たちは、焼き物を手に取りながら猿投古窯研究会の皆さんに模様の特徴について質問するなど、1200年以上前の歴史の一端に触れました。

広いホールのような場所に生徒たちが並んで座り、生徒たちの前に2名の男性が立っている写真
並んで座っている生徒たちの前に資料が映し出されたスクリーンが置かれ、スクリーンの横に立っている男性が生徒達に説明をしている様子の写真
台の上に並べて置かれている遺跡から出土した焼き物を手に取り、真剣に見ているコロンバス市から来た女子生徒の写真
青いビニールシートが敷かれた台の上に遺跡から出土した焼き物が並べられ、中学生たちが手で触ったりしながら焼き物を見ている写真
コロンバス市から来た高校生たちと中学生たちが集まって話をしている様子の写真
テレビカメラが来ている教室内でコロンバス市から来た高校生と中学生たちが楽しそうに交流をしている様子の写真

給食

授業で学んだ英語を使って一生懸命話しかける生徒や高校生から話しかけられ、照れくさそうに受け答えする中学生の皆さんの顔がとても印象的でした。一緒に給食を食べるうちに段々と仲良くなっていきました。

コロンバス市から来た高校生と中学生が机を並べて、楽しそうに交流をしている給食時の写真
グループに分かれ机を合わせて座っているコロンバス市から来た女子高校生と中学生たちが一緒に給食を食べている写真
コロンバス市から来た男子高校生が横に座っている男子中学生に話しかけている様子の写真

歓迎会

2年生5組にコロンバス市高校生10人が2人ずつ分かれ、各組では日本ならではの遊びを通じて楽しいひと時を過ごしました。それぞれの教室からは大きな笑い声や笑顔があふれていました。

コロンバス市から来た女子高校生と男子高校生が中央に座り、両側に三好中学校の生徒たちが座り歓迎会が行われている様子の写真
黒板に「welcome」と書かれている教室内で椅子を大きな円状に並べて座っている生徒たちの中心に男子生徒が立っている写真
円状に椅子を並べて座っている生徒たちの中心で、コロンバス市から来た生徒が両手を頭に置いて少し前屈みになって立っている歓迎会時の写真

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