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おすすめの本
広報みよしにも掲載の、おすすめ図書の紹介をしています。
令和7年4月掲載

「ピーターのとおいみち」
リー・キングマン/文、バーバラ・クーニー/絵、三木卓/訳、講談社 請求記号E/クニ
友だちが欲しいと願っていたピーターに「ねがいごとは自分でかなえるのよ」と母さんは言います。ピーターは友だちをつくるために長い長い道のりを歩いて学校まで行ってみたけれど、学校は閉まっていてとんぼ返り。足が痛くなってもたった一人で歩き続けたピーターを家で待っていてくれたのは…。大切な友だちは、身近にいたのでした。
令和7年3月掲載

「もりのちいさな したてやさん」
こみね ゆら/さく
文溪堂 請求記号E/コミ
お姫様の誕生日に洋服を作ってほしいと頼まれた森の小さな仕立て屋さんは、可愛い小人の三姉妹です。重たくて暗い色の服にいつもうんざりしていたお姫様は、小さな仕立て屋さんが作る洋服を夢にまで見て心待ちにしています。小さな指でチクチクと縫うドレスはふわりと軽く、柔らかでうっとりするほどです。
令和7年2月掲載

「北極のムーシカミーシカ」
いぬいとみこ/さく
理論社 請求記号913/イヌ
氷で覆われていた北極に夏がやってくると、冬の間に雪の穴の中で生まれた北極グマのこどもたちが外の世界に出ていきます。ふたごの子グマ、ムーシカとミーシカも初めて見る海、氷の世界の大きさに驚きます。好奇心いっぱいで無邪気な子グマ、ムーシカとミーシカが過酷な自然の中で生きることを覚えていく、冒険に満ちた物語です。
令和7年1月掲載

「へびのくび」
織田道代(おりたみちよ)/作
きくちちき/絵
フレーベル館 請求記号E/キク
とかげちゃんがクモの巣と花びらと葉っぱできれいなスカーフを作りました。ところが、みんなスカーフをどんな風に使うか知りません。とかげちゃんは、スカーフをへびくんの首に巻いて見せるつもりが「へびくんの首はいったいどこにあるの?」と悩んでしまいました。いつもは嫌われ者の蛇が、明るくコミカルに描かれほほ笑ましいです。
令和6年12月掲載

「おかし(たくさんのふしぎ傑作集)」
なかがわりえこ/ぶん
やまわきゆりこ/え
福音館書店 請求記号596/ナ
こどもたちが大好きなおやつのメニューは、ドーナツ、クッキー、プリン、ケーキ…。お菓子には、お土産やお見舞いなど、いろいろな役目があります。お菓子は私たちを優しい気持ちやうれしい気持ちにさせてくれ、時には疲れた体も癒してくれます。絵本「ぐりとぐら」の作者の2人が描いた、お菓子にまつわるほのぼのとした本です。
令和6年11月掲載

「パインさんのごちゃまぜかんばん」
レオナード・ケスラー/作
小宮由/訳
大日本図書 請求記号933/ケ やさしいどうわ
古くなったリトルタウンの看板を作り直したかんばん屋のパインさん。ところが、看板をつけ替えようとした時、パインさんのメガネが見つからない!ぼんやりした目で看板をつけ替えると、銀行にはパン屋の看板、ケーキ屋には帽子屋の看板という具合に…。町の人たちは混乱してしまいました。絵本から読み物に移る頃にぴったりな本です。
令和6年10月掲載

「きょうりゅうレントゲンびょういん」
キョン・ヘウォン/作
こまつようこ/訳
真鍋真/監修
パイインターナショナル 請求記号E/キヨ
恐竜レントゲン病院には、首がつってしまったディプロドクス、友達と頭突き勝負をして頭がはれてしまったステゴサウルスのこども、短い前足に悩むティラノサウルスと、次々に患者がやってきます。科学に基づいた視点で描かれているため、正しい情報を得られる知識の本としても読めます。
令和6年9月掲載

「アナトール パリの空をとぶ」
イブ・タイタス/作
ポール・ガルドン/絵
石津ちひろ/訳
好学社 請求記号E/カル
「ねずみのとうさんアナトール」の続々編。アナトールと妻、6匹の子ねずみたちが古い大凧に乗ってスリル満点な冒険をすることになった話。今回もアナトールの優れた直観力とアイディアでピンチを切り抜けるところが楽しく読めます。セーヌ河、エッフェル塔と美しいパリの風景が彩を添えています。
令和6年8月掲載

「しごとのどうぐ」
三浦太郎/作
偕成社 請求記号E/ミウ
質問.「かなずち、のこぎり、くぎ。この道具、使うのは誰?」 回答.「だいく」
道具が並ぶ絵と問い、それに答える仕事の名前。パターン化された繰り返しとシンプルな絵がこどもにも分かりやすい。2005年ボローニャ国際絵本原画展入選作品を基に、イタリアで出版された絵本の初邦訳です。
令和6年7月掲載

「あまがえるのたんじょう 3びきのあまがえるシリーズ」
たてのひろし/文
かわしまはるこ/絵
世界文化社 請求記号E/カワ
アマガエルは4月から8月までたくさんの卵を産み、たくさんのオタマジャクシになりますが、敵も多くて仲間はどんどん少なくなっていきます。そんな中、元気にアマガエルになったアルノーとラッタとチモの3匹の物語。幼いこどもでも自然科学に親しみを持ちやすい絵本です。(他に『あまがえるのぼうけん』『あまがえるのかくれんぼ』がある)
令和6年6月掲載

「なんていいひ」
リチャード・ジャクソン/文
スージー・リー/絵
東直子/訳
小学館 請求記号E/リ
外は雨、空は真っ黒だ。家の中では軽やかにダンスを始めるこどもたち。リズムに乗って外に飛び出すと、水たまりを跳ね飛ばし、口笛吹いてごきげんだ。雨が上がって青空になると、草の上を滑って木登りするこどもたち。曇天から晴天へと徐々に明るくなっていく空。すがすがしい風まで感じる。五感を刺激してくれる躍動感あふれる絵本です。
令和6年5月掲載

「くまの子ウーフのおはなし おかあさん おめでとう」
神沢利子/作
井上洋介/絵
ポプラ社 請求記号E/イノ
くまの子ウーフは、お母さんの誕生日のプレゼントは何がいいか考えます。はちみつを取ろうとしてハチにおでこを刺されたり、せっかく取ったブドウも台無しにしたり。ウーフの一生懸命な姿は、幼いこどもの心そのものです。こどもたちもウーフの世界に入っていけるでしょう。
令和6年4月掲載

「ホットケーキできあがり!」
エリック・カール/作
アーサー・ビナード/訳
偕成社 請求記号E/カル
「今日は、でっかいホットケーキが食べたいな」。ジャックは母さんに作り方を教わると、小麦を刈り取るところから始めた。さて、ふわふわのおいしいホットケーキはできあがるかな。
この他にもエリック・カールの絵本は『はらぺこあおむし』など、たくさん図書館にそろっています。
令和6年3月掲載

「はるがきた」
ジーン・ジオン/文
マーガレット・ブロイ・グレアム/絵
こみやゆう/訳
主婦の友社 請求記号E/クレ
冬が長く続き、灰色の町となっていたその中で、男の子が「町を春にしよう」と言い出した。ところが、みんなで描いた春の絵は急な雨に流されてしまう。その後、雨が本物の緑も花も目覚めさせる。待ちに待った春の訪れに、動物たちも人もいきいきと輝き喜ぶ様子が表情豊かなイラストで描かれています。
令和6年2月掲載

「あくたれラルフのバレンタイン」
ジャック・ガントス/作
ニコール・ルーベル/絵
こみやゆう/訳
出版ワークス 請求記号E/ルヘ
セイラは愛ネコのラルフを連れてバレンタインパーティーに出かけます。パーティーなんて大嫌いなラルフは、めちゃくちゃな悪さをします。でも、ラルフがどんな悪さをしてもラルフをたしなめ変わらぬ愛情をセイラ。ちょっとブラックなユーモアとぬくもりがある「あくたれラルフシリーズ」を読んでみて。
令和6年1月掲載

「とびらのむこうにドラゴンなんびき?」
ヴァージニア・カール/作・絵
松井るり子/訳
徳間書店 請求記号E/カル
ある国の小さな13人のお姫さまたちは、森で出会った優しいドラゴンをお城に連れてきてしまいました。おいしい食べ物をたくさんあげるとドラゴンはどんどん太っていきました。そしてある日、とびらを開けると赤ちゃんドラゴンがたくさんいるではありませんか。ユーモラスなお話にぴったりなシンプルでかわいらしいイラストも人気です。
令和5年12月掲載

「天使のクリスマス」
ピーター・コリントン/作
ほるぷ出版 請求記号E/コリ
守護天使たちが動きだすクリスマスイヴ。雪の降る夜道をこども部屋までサンタクロースを案内する小さな天使たち。軽やかに宙を舞う天使たちの姿は楚々として美しい。文字がない画面に丹念に描かれた絵は、クリスマスの清らかな精神を十分に語っている。クリスマスイヴの美しい物語。
令和5年11月掲載

「夜をまもる騎士 アウル」
クリストファー・デニス/文
中井はるの/訳
化学同人 請求記号E/テニ
小さなフクロウの子アウルは、騎士になる夢を果たすために騎士の学校に入学し、厳しい訓練にもくじけることなく見事に卒業。騎士となったアウルの最初の仕事は夜の見張り。突如現れた巨大なドラゴンにもひるまず、知恵を使って冷静に立ち向かうアウル。ヨーロッパ中世の雰囲気のある絵も魅力的です。
令和5年10月掲載

「ゴリラのおうさま」
ジューン・スモールズ/文
しもかわらゆみ/絵
あまがいひろみ/訳
イマジネイション・プラス 請求記号E/シモ
マウンテンゴリラは、人間に一番近い類人猿です。体は大きくて力持ち。けれど優しく平和を好む動物です。群れを導き守っているのは、背中が白いシルバーバックのオスのゴリラです。細やかに描かれたゴリラは、語り掛けてくるようにこちらを見つめています。幼い子どもでも自然やゴリラの生態を理解しやすい絵本です。
令和5年9月掲載

「おしえてくれる?わたしのなまえ」
ナイジェル・グレイ/文
ベサン・ウェルビー/絵
もりうちすみこ/訳
ゴブリン書房 請求記号E/ウエ
グレースは、お母さんに頼まれてケーキやシチューを隣に住むフェリスさんに持っていくうちに、フェリスさんと仲良しになります。自分の名前する忘れてしまうフェリスさんでしたが、グレースと触れ合ううちに明るくなっていきます。子どもと老人の交流を描いた優しいお話です。
令和5年8月掲載

「はねをならべて 2わコウノトリのきずなのはなし」
キャレン・レヴェス/作
チャールズ・サントソ/絵
いわじょうよしひと/訳
BL出版 請求記号E/サン
コウノトリのクレペタンとマレナは、仲良しでいつもいっしょだった。ところが、けがをしたマレナだけが南の国へ飛び立てなくなってしまった。2羽は遠く離れても相手を思い続け、クレペタンは19年間、春になると2羽の巣に戻ってきたという実話を元に描かれた絵本です。
令和5年7月掲載

「なんにもおきないまほうのいちにち」
ベアトリーチェ・アレマーニャ/作
関口英子/訳
ポリフォニープレス 請求記号E/アレ
休みの日、ぼくはずっとゲームをしている。そんなぼくにママは怒りだす。外に飛び出したぼくは「ゲームなしでどうすればいい?」と雨に打たれてうつむいていると、カタツムリが目に映る。木に登ってみた。小鳥とお喋り、水たまりにダイブ。ぼくは夢中で遊んだ。素敵なことはすぐ近くにあると気付かせてくれる絵本です。
令和5年6月号掲載

「げんきになったよ こりすのリッキ」
竹下文子/作
とりごえまり/絵
偕成社 請求記号E/トリ
長い間、病気で入院していたこりすのリッキは、やっと退院できて学校に戻る日がやってきました。不安でいっぱいだったリッキを友達が励まししてくれたおかげでリッキも笑顔になってきました。体の回復だけでなく本当に元気になるには、周りの思いやりが大切だということを感じ取れる優しい物語です。
令和5年5月号掲載

「やぎさんのさんぽ」
juno(ユノ)/作
福音館書店 請求記号E/ユノ
表紙には、たんぽぽやスミレの花の輪の中に、こやぎが一匹。こやぎが、とっとことっとこ行く先を、花やチョウチョやカエルが見守っている。散歩の後は、みんなお昼寝、ぐーすーぴー。柔らかい風合いの刺繡の絵がかわいい、14センチメートル四方で赤ちゃんの肩幅ほどの小さな絵本。
令和5年4月号掲載

「はるとスミレ」
eto/作
偕成社 請求記号E/エト
花が大好きな小さな女の子はると、庭に咲いたスミレの花のスミレちゃんが月夜のおさんぽに出かけました。木も草も花もみんな根っこでおしゃべりしています。はるが裸足で歩くとはるにも植物たちの声が聞こえてきました。はるのように植物となかよしになって地球を感じませんか。
令和5年3月号掲載

「ひみつがあります」
布川愛子/作
白泉社 請求記号E/フカ
りすのココは森で落とし物を見つけると落とし物と同じ形のチョコレートを作って落とし主に届けるという秘密を持っています。森の仲間の素敵な秘密が8つの小さなお話になっています。動物たちの暮らしを描いた愛らしい絵は、森の仲間の優しさを伝えてくれます。
令和5年2月号掲載

「わくわくどうぶつアパート」
マリアンヌ・デュブク/作
ふしみみさを/訳
光村教育図書 請求記号E/テユ
しっぽが白い、ワタオウサギ。夏は茶色、冬は真っ白、足も大きなカンジキウサギ。耳がたれているロップイヤー毛がふわふわなアンゴラウサギ。かわいいうさぎが勢ぞろい。わかりやすい言葉と優しいタッチの絵が幼い子どもにうさぎへの興味と親しみを持たせてくれます。
令和5年1月号掲載

「うさぎがいっぱい」
リチャード・スキャリー/作
木坂涼/訳
好学社 請求番号E/スキ
しっぽが白い、ワタオウサギ。夏は茶色、冬は真っ白、足も大きなカンジキウサギ。耳がたれているロップイヤー毛がふわふわなアンゴラウサギ。かわいいうさぎが勢ぞろい。わかりやすい言葉と優しいタッチの絵が幼い子どもにうさぎへの興味と親しみを持たせてくれます。
令和4年12月号掲載

「もみの木のねがい」
エステル・ブライヤー、ジャニイ・ニコル/再話
おびかゆうこ/訳
みこねゆら/絵
福音館書店 請求記号E/コミ
自分のチクチクとがった葉っぱが嫌いで、他の葉っぱになりたいと願っていた小さなもみの木。クリスマスの前の日、とがった葉っぱに美しい飾りがつけられ、立派なクリスマスツリーになったもみの木は、誇らしくて幸せな気持ちになったのでした。クリスマスにぴったりなイギリスの昔話。
令和4年11月号掲載

「ねぇ、きいてみて! みんな、それぞれちがうから」
ソニア・ソトマイヨール/文
ラファエル・ロペス/絵
すぎもとえみ/訳
汐文社 請求記号E/ロヘ
ぜんそくの子、足の悪い子、目の見えない子、アレルギーがある子、ダウン症の子、じっとしているとイライラしてしまADHD、読み書きが不得意な学習障害の子、…困難を抱えているけれど、違った力も持っている子どもたち。「お互いを認め、助け合っていけたら世界は楽しく豊かになっていく」そんな思いがこもった絵本です。
令和4年10月号掲載

「ジェニーのぼうし」
エズラ・ジャック・キーツ/作
石津ちひろ/訳
好学社 請求記号E/キツ
華やかな帽子に憧れていたジェニーに届いたプレゼントは、白い帽子。がっかりしたジェニーを励ますように仲良しの鳥たちが花、葉っぱ、カードを帽子の上にのせていくと世界で一つの美しい帽子になりました。幼い女の子に芽生えた綺麗なものへの憧れを優しい眼差しで描いています。
令和4年9月号掲載

「ひみつのさくせん」
ニコロ・カロッツィ/作
橋本あゆみ/訳
化学同人 請求記号E/カロ
なかよしの金魚が三匹の黒猫に狙われていることに気づいたねずみは、自分の危険もかえりみず金魚を助ける作戦にでました。どんな困難も知恵と勇気と仲間がいれば克服できることを小さなねずみが立派にみせてくれます。繊細で美しい絵も魅力です。
令和4年8月号掲載

「きょうりゅうバスでとしょかんへ」
リウ・スーユエン/文
リン・シャオペイ/絵
石田稔/訳
世界文化社 請求記号E/リン
おはなし会が大好きなきょうりゅうくんは、館長さんに「としょかんバス」ににんめいされました。きょうりゅうくんはたくさんの本をのせて町や村をまわり人気者になりました。きょうりゅうくんも本を読んでもらえてごきげんです!
令和4年7月号掲載

「えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日」
松岡享子/原案・文
降矢なな/文・絵
福音館書店 請求記号E/フリ
小さな家に、えんどうまめばあさんとそらまめじいさんがなかよく暮らしています。おばあさんとおじいさんは、畑に行ったかと思うと伸びたつるに棒を立てるつもりが草とりをし、草をうさぎにあげるつもりが小屋を直すことになったりと、仕事はいつも終わりません。二人の暮らしがユーモアたっぷりに描かれています。
令和4年6月号掲載

「ひょうたんとかえる」
西條八十/作
殿内真帆/絵
すずき出版 請求記号E/トノ
はす池に、ひょうたんがおっこちて、ぼっくりこ!流れていくよ、ぼっくりぼっくりぼっくりこ。かえるが、はすの葉の上で、げっこりこ。かえるがひょうたんにのったら、げっこり、ぼっくり、ぼっくりこ。ひょうたんとかえるが擬音のリズムにのって、池の中で遊ぶゆかいなお話し。
令和4年5月号掲載

「ここがわたしのねるところ-せかいのおやすみなさい-」
レベッカ・ボンド/文
サリー・メイバ―/作画
まつむらゆりこ/訳
福音館書店 請求番号E/メイ
さまざまな国の子どもたちが、ベットやしきものの上で気持ちよさそうにまどろむ姿。それぞれの国の特徴ある家具やふとんが細かい刺繡でつづられ、温かみのある世界が描かれています。世界中の子どもたちが心地よく安心して眠りにつける世の中であってほしいという願いが届きます。
令和4年4月号掲載

「こんな かお、できる?」
ウィリアム・コール/文
トミー・ウンゲラー/絵
こみやゆう/訳
好学社 請求番号E/ウン
夜、ねる時間になってもなかなか眠れないフランシスに「こんな顔できる?」とパパは言った。「おこった顔は?」「まぬけな顔」「うれしい顔」「びっくりした顔は?」…パパと楽しいゲームをしてパパにキスをしてもらったフランシスは、やっとおやすみなさいを言えたようです。
令和4年3月号掲載

「王さまのお菓子」
石井睦美/文
くらはしれい/絵
世界文化社 請求記号E/クラ
「ガレット・デ・ロワ」というフランスの伝統的なパイには小さな陶器の人形が入っています。人形が入っていたパイに当たった人は、幸せになるという言い伝えがあります。そしてこれは、陶器の人形のミリーが、自分の行く先を心配して小さな心をふるわせているという甘くてかわいい絵本です。
2月号掲載

「ぴんくはおとこのこのいろ」
ロブ・パールマン/文
イダ・カバン/絵
ロバート・キャンベル/訳
KADOKAWA 請求記号E/カハ
ブルーは男の子、ピンクは女の子?いえいえ、実はブルーは女の子に人気No.1。ピンクや淡い色も男の子だって大好き。男の子も女の子も思うままに好きな色を選んで楽しんでいる様子が心地よくて軽やかな気持ちになれる絵本。
1月号掲載

「トラといっしょに」
ダイアン・ホフマイアー/文
ジェシー・ホジスン/絵
さくまゆみこ/訳
徳間書店 請求記号E/ホシ
トムは、美術館でアンリ・ルソーのトラの絵に釘付けになった。その夜トムの目の前に、緑の宝石のような目をひからせたトラがあらわれ、トムを散歩に誘った。トムはトラといっしょだと獣のいる森、水の中、氷の洞穴も恐くはなかった。温かくて迫力のあるトラの絵は、不思議な世界を身近にしてくれている。
12月掲載

「キリンのなやみごと」
ジョリ・ジョン/文
レイン・スミス/絵
岡野佳/訳
化学同人 請求記号E/スミ
キリンは自分の首が、長すぎるし、細すぎるし、くねくねしすぎで気に入らなかった。首の短いカメは、木の上のバナナをとれない自分がなさけなかった。そんな1頭と1匹がお互いの首をステキだと伝えると自分の首のことを自慢に思えた。誰かに認めてもらえるってうれしいね!
11月号掲載

「おばけのジョージ― とんでいったふうせん」
ロバート・ブライト/作
こみやゆう/訳
小学館 請求番号E/フラ
ホイッティカーさんの家のやねうらにすんでいる、おばけのジョージ―とねこやふくろうたち仲間とのお話を描いたシリーズ。のどかな作風の絵とハッピーエンドのお話は、いつ読んでも幸せな気持ちにさせてくれます。
10月号掲載

「子どもの本で平和をつくる--イエラ・レップマンが目ざしたこと--」
キャシー・スティンソン/文
マリー・ラフランス/絵
さくまゆみこ/訳
小学館 請求記号E/ラフ
戦争が終わったドイツで子どもたちのために世界中から子どもの本を集めた女性がいました。子どもたちが他の国の本を見ることで、世界はつながっていると感じ、戦うことはないと信じたからです。子どもたちに笑顔をとりもどそうと力を注いだ女性の実話。
9月号掲載

「わたしのかみがた」
樋勝 朋巳/作
ブロンズ新社 請求記号E/ヒカ
赤いぼうしをかぶって満足気な表情をしている女の子。ぼうしを取ると、ちょっと面白い髪型が表れる。実は、誰かの幸せを考えてできた髪型らしい。さて、それは誰のため?おしゃれな絵とユニークなストーリーが新感覚な絵本。
8月号掲載

「なまずにいさん」
穂高順也/文
西野沙織/絵
講談社 請求記号E/ニシ
姿、形がちがうからと他の魚たちに仲間にいれてもらえないなまずがいた。ところが、自分を頼ってくれるおたまじゃくしたちを守ってやっているうちに、なまずは勇気をもてるようになった。見た目で区別することがおかしいことだと感じさせてくれる優しいお話。
7月号掲載

「さるじぞう」
大黒 みほ/再話
斎藤 隆夫/絵
あすなろ書房 請求番号E/サイ
好物のしろ餅をお腹いっぱい食べてウトウトねてしまったじいさまを見つけたサルたちは、お地蔵さまだと思いこみ、じいさまを運んでいくと、ぜにっこやお供え物をおいておがんだそうだ。ゆかいでほのぼする山形県の昔話。
6月号掲載

「ぷっくり えんどうまめ」
いわさ ゆうこ/作
童心社 請求記号E/イワ
野菜を身近に感じられる科学絵本シリーズ「どーんとやさい」の最新刊は、えんどう豆と枝豆が主役。いろんな食材に変身する豆を子どもが興味を持ちやすい観点で紹介しています。野菜の育ち方を知ると苦手な野菜も食べてくれそうです。
5月号掲載

「ナナはセラピードッグ」
ジュリア・ドナルドソン/文
サラ・オギルヴィー/絵
福本友美子/訳
BL出版 請求記号E/オキ
ダルメシアンのナナは、病気やけがで入院している子どもたちと触れ合うセラピードッグです。ナナをなでたり、くびをぎゅっとしたりしているうちに、子どもたちに笑顔がもどります。表情豊かな愛くるしいナナと子どもたちの様子が生き生きと描かれています。
4月号掲載

「シリルとパット ともだちになろう」
エミリー・グラヴェット/作
福本友美子/訳
フレーベル館 請求記号E/クラ
ひとりぼっちだったリスのシリルは、やっと自分に似ているパットを見つけて友だちになった。ところが、「パットはリスじゃない」「いっしょにいるのはへんだ」といわれてしまう。友だちは見た目でえらぶの?でも、パットは、シリルにとって大切な友だちになったよ。
3月号掲載

「ジョナスのかさ」
ジョシュ・クルート/文
アイリーン・ライアン・イーウェン/絵
千葉茂樹/訳
光村教育図書 請求記号E/イウ
イギリスのロンドンは、雨がよく降る。雨にぬれるのが嫌いだったジョナス・ハンウェイはある新しいことを始めた。今ではあたり前のことが、雨がふったら家にいるか馬車ででかけるという当時の人たちには、奇想天外、奇天烈な行いだと思われてしまった。実話を元にした物語。
2月号掲載

「はしのうえのおおかみ」
奈街三郎/文
花之内雅吉/絵
すずき出版 請求記号E/ハナ
谷川のいっぽん橋にはいつもおおかみがいて、動物たちは橋を渡らせてもらえません。ある日、おおかみは橋の上で大きなくまとはち合わせ…そこで思わぬことをしたくまに、おおかみは、やさしい気持ちを教えられたのです。
1月号掲載

「はなのすきなうし」
マンロー・リーフ/文
ロバート・ローソン/絵
光吉夏弥/訳
岩波書店 請求記号908/イワ
なにより花が好きな牛フェルジナンドは、大闘牛会に出されても、じっと座って花の匂いをかいでいたという。闘牛の国スペインのお話。個性を尊び、花を愛するこのお話は「平和」の象徴としても昔から愛されてきた物語です。1953年に岩波書店から創刊された「岩波の子どもの本」シリーズは、戦後の日本の子どもたちに豊かな文化を与えてくれました。改めてこのシリーズを読んでみませんか。
12月号掲載

「ねこのニャンルー」
どいかや/作
偕成社 請求記号E/トイ
ねこのニャンルーは、初めて編み物をしました。亡くなったおじいちゃんが着ていた大きなセーターをほどいてできたのは、みんなで温まれる長い長いマフラーです。寒い冬にほっこりするお話を親子で読みませんか?
11月号掲載

「梨の子ペリーナ」 イタリアのむかしばなし
イタロ・カルヴィーノ/再話
酒井駒子/絵
関口英子/訳
BL出版 請求記号E/サカ
イタリアの農村に伝わるむかしばなし。王様におさめる梨の代わりにされたペリーナ。心ない者のうわさやいじわる、魔女のしかけた罠にあっても、勇気を持って立ち向かい、素直で優しい心を失わず、幸せをつかむ少女の話。
10月号掲載

「オオカミ王ロボ、あべ弘士のシートン動物記1.」
あべ弘士/文・絵
E・Tシートン/原作
学研プラス 請求記号E/アヘ
旭山動物園飼育員の経験がある絵本作家あべ弘士が描いた『オオカミ王ロボ』。動物の生態を知りぬいた目線で描くロボは鋭く力強い。まるでそこにロボがいるようだ。シートン誕生160年を記念し出版された絵本シリーズ第1弾。
9月号掲載

「チャーリー、こっちだよ」
キャレン・レヴィス/文
チャールズ・サントソ/絵
いわじょうよしひと/訳
BL出版 請求記号E/サ
「だれでもぼくじょう」にすむヤギのジャックは、だれも寄せ付けず心を閉ざしていた。ところが新しくやってきた片目が見えない馬のチャーリーとは心を通わせた。お互いを思いやり支えあっていくことの大切さを教えてくれる物語。
8月号掲載

「山はしっている」
リビー・ウォルデン/文
リチャード・ジョーンズ/絵
横山和江/訳
すずき出版 請求記号E/シヨ
山に棲む小さな虫も大きな獣も日々のいとなみを繰り返し、命を繋ぎ続けている。そして、それら全てを見守っている雄大な山々。そのことを静かに力強く描いている。子どもにも大人にも読んでほしい絵本。
7月号掲載

「ありがとう…どういたしまして」
ルイス・スロボドキン /作
わたなべしげお/訳
偕成社 請求記号E/スロ
ジミーが「ありがとう」と言うと、おばあちゃんや郵便やさんは「どういたしまして」と答えます。ジミーは「どういたしまして」と言いたくて、どうしたらいいか考えます。幼い子どもの心の成長がほのぼの描かれています。
4月号掲載

「なが~い5ふん みじかい5ふん」
リズ・ガートン・スキャンロン、オードリー・ヴァーニック/文
おりヴぃえ・タレック/絵
木坂涼/訳
光村教育図書 請求記号E/タレ
ジェットコースター待ちの5分は長く感じるけど、乗っている5分は短く感じるよ。ママの用事の5分はすごく長いのに、寝る前の本を読んでもらう時間が5分なんて短いよね。 同じ時間のはずなのに、どうしてこんなにちがうのかな?
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 教育部 生涯学習推進課
電話:0561-34-3111
ファックス:0561-34-3114
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更新日:2025年04月10日